
WiMAXを始め、モバイルWi-Fiルーター界隈では月7GBまでのプランを多く見かけます。
データ使用量を調査している会社の発表によると、キャリアのスマホ契約だと5GBくらい使う人がメインとのこと。
また、格安SIMなら3GBが一番多いらしいですよ。
でも今はスマホの大画面化や性能アップによってスマホで動画視聴する人も多くなり、この流れから今後はあっという間に5GBなんて超えてしまうことでしょう。
現に速度制限にかかった経験がある人の割合は4人に1人(3人に1人だったかも)くらいってデータもでてました。
で、実際7GB以下のデータ通信量でどれくらいまで動画が観られるのか?について気になったので調べてみました。
目次
月7GBで十分?足りない?使えるデータ通信量を調査
とりあえず月3GB、5GB、7GBで契約してると仮定し、ユーチューブ動画観たとき何分いけるのか?について計算してみます。
3GB、5GB、7GBでどれだけ動画視聴できる?
動画の容量はこんな感じに計算してます。
サンプルに利用した動画
2016年に1億再生を突破したPPAPをピックアップ。
※知らない方はユーチューブでPPAPと検索!
【360p 4.54MB 69秒のPPAP】
- 1秒あたり65800B=0.0658MBのデータ通信が発生
通信速度的には
0.0658MB×8bit=0.526Mbps≒0.5Mbps以上なら視聴可能なレベル。
【720p 10MB 68秒のPPAP】
- 1秒あたり147000B=0.147MBのデータ通信が発生
通信速度的には
0.147MB×8bit=1.176Mbps≒1.2Mbps以上なら視聴可能なレベル。
動画の解像度について
ちなみにユーチューブ公式曰く、動画の解像度はこんな感じになっています。
360p・・・ノーマル画質(標準画質)
480p・・・高画質(640×480/852×480など)
720p・・・HD画質(1280×720/1920×1080など)
1MB・・・1,000,000B
1GB・・・1,000,000,000B
とまぁ見てると眠くなる数字たちはこれくらいにして、どれくらいの時間視聴できるのか?は次のとおりです。
3GB、5GB、7GBの動画視聴時間

動画サイズ | 3GB | 5GB | 7GB |
---|---|---|---|
360p | 45592秒 760分 12.6時間 | 75988秒 1266分 21.1時間 | 106382秒 1773分 29.6時間 |
720p | 20408秒 340分 5.7時間 | 34013秒 567分 9.4時間 | 47619秒 794分 13.2時間 |
こうやって見るとけっこう少なく感じます。
60分ドラマを毎日1本みるなら7GBだとちょうどいいくらいですね。
でも動画サイトにアクセスするときだってデータ通信は発生するわけですし、少し足りないくらいと言えそうです。
1日数時間動画見ようと思ったら、10GB程度ではとても足りません。
キャリアや格安SIMにも大容量プランありますけど、料金は決して安くありません。
こういうのみると、WiMAXのデータ使い放題プラン「ギガ放題」はいいよねって思います。
WiMAXには今3日3GB制限ってのがありますけど、制限されても約4Mbpsは確保されてます。
2017年2月2日から3日10GBに変更され、速度制限が約1Mbpsと厳しくなりましたが、それでもユーチューブ標準動画はそれなりに見られます。
720pはちょっと厳しいんですが。
ただ3日10GBっていったら1ヶ月100GB。
動画観まくっても問題ないかと思われます。
720p動画を3GB分観ても5.7時間大丈夫なので、引きこもりで常にネット接続するような状態じゃなければ問題ないでしょう。
一ヶ月のデータ通信量7GBで十分な人はこんな人

個人が契約するスマートフォンのデータプランの代表的な容量と言えば従量制プランですが、以前のパケット通信は2GB・5GBや7GBのフラットタイプが主流となっていました。
7GBは結構な容量となっている事から、あまりストレスの無く使えるものの、動画視聴に関しては注意が必要です。
動画視聴は低画質・中画質・高画質に分かれており、長時間高画質で見てしまうとあっという間に1GB・2GBといった容量を消費してしまうので、動画を見る際は手動で低画質等に切り替えながら閲覧するのが良いですね。
7GBは動画サイト・ネットテレビの閲覧以外なら問題なく一か月使えると思いますが、自宅にWi-Fi環境があるならそちらを、外出先でもフリーWi-Fiがあるなら積極的に利用したほうがいいでしょう。
Wi-Fiとの切り替えがうまくいかずに勝手にモバイルデータ通信が行われる可能性もあるので、自宅にいる時の対策としてモバイルデータ通信設定をオフをしておきましょう。
1日1回パケット消費量のチェックをしておくと、月末まで高速でデータ通信が楽しめますので、チェックを習慣化しておく事も大切です。
月7GBプランがおすすめの人はこんな人
WiMAXの月間高速データ容量7GBで出来る事を計算すると、
- 平均的なメールの受信が約1800万通以上
- ホームページの閲覧が約50000ページ以上
となります。
数字だけ見るとものすごく使えそうに思えます。
その一方で動画配信サイトでの視聴時間は
- 標準的な画質の動画の視聴は約30時間程度
- フルハイビジョンの超高画質の動画であれば約5時間程度
で容量を使い果たしてしまいます。
以上のデータから動画は低画質で十分という方、またはあまり見ない方かつメールやメッセージアプリなどのテキストベースのデータの送受信やホームページの閲覧をメインに行いたい方にとって無制限プランはオーバースペック気味ですね。
そのため、無駄を省きながらよりリーズナブルな月額料金でWiMAXを利用できる月7GBプランがおすすめです。
WiMAXでは月単位でプランの変更が可能なため、自身が毎月どの程度の高速データ容量を必要としているのか判断が付かない場合は、まずは月7GBのプランに加入してから利用量を見極めて他のプランへの切り替えを検討する方法もあります。
多くのWiMAXルーターにはユーザーが月々利用した高速データ容量を計測して集計する機能があるので、このようなケースにこそ有効活用したいですね。
まとめ
WiMAXのライトプランの通信量7GBを中心に、動画視聴できる時間を調べてみました。
普通にネットで調べものをするくらいなら問題ない容量ですが、動画視聴する場合は厳しいです。
とくに昔よりユーチューブなどの動画サービスが数も内容も充実してきたため、今後のことを考えると月7GBでは足りなくなるでしょう。
それなら使い放題プランとそれほど料金が違わなず無制限で使えるWiMAXの「ギガ放題プラン」をおすすめします。
ちなみにワイモバイルの場合はアドバンスオプションを付けると使い放題になります。