
当サイトではWiMAXルーターをおすすめしていますが、WiMAXも万能ではありません。
エリアや使う場所の立地条件によっては繋がらないこともあります。
そんなときおすすめなのがソフトバンク(ワイモバイル)回線を利用するワイモバイルのポケットWiFiシリーズ。
スマホと一緒の電波を使い貯め、WiMAXの電波より安定性の面で有利です。
そこでワイモバイルの公式ページに行くと、似たようなスペックの2モデル
- Pocket WiFi 801HW
- Pocket WiFi 803ZT
が並んで紹介されています。
この2モデルでどっちを選んだらいいのか迷っている人も多いはず。
そこで「801HW」と「803ZT」の2機種を徹底比較!
選ぶべき端末がわかります。
目次
ワイモバイル801HWと803ZTを徹底比較!
まずは見た目の違いを見ていきます。
見た目の違いをチェック!(左:801HW/右:803ZT)
前から見たデザインとサイズの違い
803ZTのほうがサイズ小さ目で、ブラックで統一されていることもあり見た目的にも好印象です。
ディスプレイサイズは同じなのでタッチパネルの操作性に違いはないでしょう。
後ろから見たデザインとサイズの違い

背面は同じつや消し加工されていて、安っぽさは感じません。
個人的にはロゴも最小限でシンプルな803ZTが好きですね。
つづいてそれぞれの注目機能を見ていきます。
801HWの注目機能はこれ!
下り最大972Mbps
「Mbps」はメガビットパーセカンドで1秒当たりの何メガビットのデータ通信に対応しているか?の単位です。
その1000倍の単位である1Gbps(ギガビット)に達する高速通信に対応し、モバイルルーターの中でもトップクラスの性能です。
ただしWi-Fi接続で使う人がほとんどだと思います。
そうなると最大588Mbpsまで下がってしまいますが、それでも十分高速な通信環境と言えます。
四捨五入すれば1Gbps!
ビームフォーミング対応
ビームフォーミングとは、繋がっている端末とWi-Fiでやりとりするときのデータ送受信をスムーズにしてくれる機能のこと。
Wi-Fi接続する端末側もビームフォーミングに対応していないといけませんが、データ送受信の無駄が省かれて通信速度アップや安定性向上を期待できます。
iPhoneなら「iPhone6」以降のモデルからビームフォーミング機能に対応しているようです。
アンドロイドスマホは種類が多すぎるので、各自メーカーホームページでご確認ください(汗)
モバイルルーターシェアトップのファーウェイ製
日本のモバイルルーター業界の多くはファーウェイ製品です。
一時期アメリカが拒否する中国メーカーってことでイメージ低下したこともありましたが、スペックでここに勝るメーカーはないでしょう。
ただ日本での新機種発表が以前より少なくなっていて、WiMAXではいままでどおりのリリース間隔で発売されなくなりました。
残念ですが、今後の復活を期待したいところです。
803ZTの注目機能はこれ!
下り最大988Mbps
801HWを上回る最大速度の803ZT。
これは有線接続したときのものですが、Wi-Fi接続時でも866Mbpsと圧倒的です。
スペックで選ぶならこちらということになるでしょう。
クレードル対応
クレードルは充電用台座のことで、LANケーブル端子もついているため有線接続も可能です。
また家に帰って充電するとき、クレードルがあるとサクッと端子に挿入できます。
USBケーブルを手に取って端子に挿入するだけの話ですが、それでもお手軽さではクレードルに軍配が上がります。
生活防水に対応
モバイルルーターではあまり見ない(私はほかにみたことがない)防水防塵対応の803ZT。
外で使うことが多くなるポケットWiFiだけに、生活防水対応だとより安心です。
とくに最近はゲリラ豪雨も増え、外で操作していたら急に雨でぬれてしまうこともありえます。
また小さな子がいるご家庭なら、ドリンクをこぼして濡れてしまうリスクも高くなるので、そういった面からも803ZTは安心感高めですね。
速度面ではの803ZTが有利!
後発のモデルだけあって、Wi-Fi接続時の速度では大きな差があります。
有線接続時はわずかな差ですが、ポケットWiFiは基本Wi-Fi接続で使うはず。
少しでも上限の多い方が快適に使える可能性は高くなるので、速度で選ぶなら803ZTですね。
高速通信対応エリアに注意!
2機種ともにソフトバンク(ワイモバイル)のLTE回線を使います。
LTE回線は障害物に強い電波なのでライバルサービスのWiMAXより繋がりやすく安定性高め。
ただし、上で紹介した801HWの972Mbps、803ZTの988Mbpsを期待している人は対応エリアに気を付けてください。
対応エリアは以下の都府県の中でもさらに一部です↓
東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・愛知県・京都府・大阪府・兵庫県の一部エリア
正直言って最初からあまり期待しないほうがいいですね。
バッテリー持ちでも803ZTが上!
速度につづいてバッテリー持ち時間でも801HWを大きく上回る803ZT。
連続通信時間で2時間の差はかなり大きいですし、待ち受け時間に至っては約700時間も違ってきます。
同じバッテリー容量なのにここまで差が開くのは不思議ですね。
速度も速く、バッテリー消費も少ない803ZTがスペック面で大きくリードしています。
スペックを比較
モデル名 | 801HW | 803ZT |
---|---|---|
発売日 | 2019/3/7 | 2019/8/29 |
メーカー | HUAWEI | ZTEコーポレーション |
サイズ | 幅 128.4mm 高 65.6mm 厚 13.8mm | 幅112mm 高67.5mm 厚15.6mm |
重さ | 約145g | 約153g |
ディスプレイ | 未記載 | 約2.4インチ クォーターVGA |
バッテリー容量 | 3000mAh | 〃 |
連続通信時間 | 約8~10時間 | 約12時間 |
連続待受時間 | 約900時間 (無線LAN OFF時) | 約1590時間 |
同時接続台数 | 最大16台 | 〃 |
Wi-Fi規格 | a/b/g/n/ac | 〃 |
データ通信方式 | 3G FDD-LTE AXGP TDD-LTE | 〃 |
【有線接続】 最大速度 | 下り972Mbps 上り37.5Mbps | 下り988Mbps 上り37.5Mbps |
【Wi-Fi接続】 最大速度 | 下り588Mbps 上り37.5Mbps | 下り866Mbps 上り37.5Mbps |
対応バンド | 国内 1/3/8/11/28/41/42 海外 1/2/3/4/8/12/17/25/26/28/41 | 国内 1/3/8/11/28/41/42 海外 1/2/3/4/8/12/17/28/41/42 |
国際ローミング | LTE AXGP 3G | 〃 |
インターフェース | Type-C | 〃 |
防水 | × | IPX2 |
防塵 | × | IP5X |
別売クレードル | なし | あり |
見た目を比較すると803ZTのほうが小さいんですが、重さは801HWの方が軽かったりします。
国内対応バンドは同じですが、海外に目を向けると801HWの方がバンド25/26に対応している分有利ではあります。
ただ基本的に国内利用がメインだと思いますし、選ぶ理由にはならないでしょう。
対応エリアを比較
どちらもソフトバンク(ワイモバイル)回線を使うため同じです。
海外ではバンド25/26に対応している801HWの方が有利ですが、体感できるほどの違いはないでしょう。
利用料金を比較
基本の通信料金【Pocket WiFiプラン2(ベーシック)】
- 月7GBまで・・・3696円(税別)
- 無制限・・・・4380円(税別)
2機種とも同じプランになります。
無制限は専用プランがあるわけではなく、「Pocket WiFiプラン2(ベーシック)」にアドバンスオプションを付けることになります。
オプション料金684円(税別)で無制限になるなら付けておいたほうが快適です。
端末代
どちらも10800円で、一括払いと分割払いが選べます。
以前までは端末代の差で「801HW」のほうが安く契約できたんですが、いまは同一価格になり差がなくなりました。
以上、料金面では完全に同じです。
よって見た目かスペックで選ぶことになるでしょう。
どっちを選ぶべき?
スペックで上回る803ZTがおすすめです。
後発モデルだけに速度もバッテリー持ち時間も性能が上で文句なしでしょう。
対応エリアチェック・詳細はこちら
⇒ワイモバイルのポケットWiFi
ワイモバイルとWiMAXならどっちがいい?
速度制限はどちらも3日10GB制限があるため、完全に使い放題とは言えません。
ただ料金やスペックはかなり違ってきます。
ワイモバイルが有利なポイント
- LTE回線なので安定性を期待できる
スマホと同じ周波数が低い帯域のLTE回線を使うため、障害物に強く安定性を期待できます。
WiMAXの有利なポイント
- 料金が安い
- 端末スペックが高い
- ホームルーター型も選べる
WiMAXは提供会社が30社ほどあるため、競争原理が働き価格が安くなっています。
最安業者なら無制限プランを選んでもワイモバイルの月7GBプラン料金3696円以下で使えます。
また単純に端末スペックだけで選ぶならWiMAXルーターの方が上です。
最大速度は1Gbpsを超えていますし、バッテリー持ち時間も15時間以上と2機種比較で性能が上だった803ZTより長く使えます。
またホームルーター型モデルも選べるため、自宅で固定回線代わりに使いたいならWiMAXがおすすめです。
どっちがいい?
当サイトがWiMAXをお勧めしているからではなく、純粋に有利な点が多いWiMAXがおすすめです。
WiMAXを安く契約するならここ
⇒【最新版】WiMAXキャンペーン特典を比較!安いのはどこ?
電波の繋がりやすさは結局のところ基地局との距離や間にある障害物しだい。
ワイモバイル(ソフトバンク)の基地局が目の前にあるならワイモバイルが快適、WiMAX基地局が近いならWiMAXが快適になる可能性大です。
かなり運の要素が高いので、申し込んで端末が届いたらすぐにアンテナがどれくらいたっているか?速度は十分か?をチェックしましょう。
ちなみに速度はスペック表上の数字をあてにしないでください。
実測で10分の1でたら十分と思っておきましょう。
まとめ
ワイモバイルの似たようなスペックのポケットWiFi2機種「801HW」と「803ZT」を比較しました。
搭載とのおすすめは性能面で上回る「803ZT」です。