
2019年4月8日(月)、ソフトバンクのポケットWi-Fiに新しい機種「Pocket WiFi 801ZT」が登場!
端末名の末尾「ZT」は中国ZTE社製ってことで、グループ企業ワイモバイルで扱われている「601ZT」の後継機かな?
見た目も似てますし。
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⇒Pocket WiFi 601ZTを徹底解説!
そこでソフトバンクの新機種「Pocket WiFi 801ZT」がどんなモデルなのか詳しく調べてみました。
目次
ソフトバンク「801ZT」ってどうなの?
まずこの801ZT、ソフトバンク公式サイトをみると法人向けページにしかありません。
ってことで個人向けではないようです。
個人向けは2019年7月26日に同じメーカーから下り988Mbpsのソフトバンク最速モデル「802ZT」が発売されています。
参考記事
⇒Pocket WiFi 802ZTってどんな機種?
これをそのまま法人向けにすればいいのに、と思ってしっかり調べてみたら、普通にこちらも法人向けに発売されていました(汗)
個人向けはセールスアピールするためにも下り最大〇〇〇Mbps!みたいな売り文句が必須ですし、あるなしが大きく売り上げに影響しますけど、法人向けならこんなに高いスペックはいらないんじゃ?って思います。
私が社長なら801ZTにしたい。
801ZTのデザイン
正面・背面デザイン

コンパクトサイズでスクエア型のデザインが可愛らしい801ZT。
最近のモバイルルーターは2.4インチディスプレイの大画面モデルが目立ちますが、これはディスプレイも小さめです。
選べる色はホワイト一色ですが法人向けなので無難な色になるのは仕方ないですね。
ちなみに元になったモデルと思われる「601ZT」にはカラフルな色もラインナップされています(次の項目参照)。
側面・底面デザイン

側面はSIMカード挿入口と、充電や有線接続用のUSB端子がついています。
ワイモバイルの601ZTと完全に一緒のデザインしてます↓

これはひょっとして型番変えただけかもしれない・・・
個人向けは本体カラーが3色用意されていますが、法人向けはホワイト一色のみとなっています。
ブルーやピンクがあってもよさそうなものですが、法人向けに必要性が感じられないこと、型番のプリントし直しにもコストがかかること、などからホワイト一色に絞ったんでしょうね、きっと。
801ZTのスペック
メーカー | ZTEコーポレーション |
---|---|
名称 | Pocket WiFi 801ZT |
カラー | ホワイトのみ |
サイズ | 幅 71mm 高 71mm 厚 14.2mm |
重さ | 約93g |
バッテリー容量 | 2000mAh |
インターフェース | USB2.0 |
対応周波数 | 4G LTE 900/1700/2100MHz 4G(AXGP) 2500MHz 3G 900/2100MHz |
対応バンド | 4G LTE 1/3/8 4G(AXGP) 41 3G 1/8 |
最大通信速度 | 4G LTE 下り112.5Mbps/上り37.5Mbps 4G(AXGP) 下り110Mbps/上り10Mbps 無線LAN利用時は下り67Mbps USBケーブル接続時下り112.5Mbps |
連続通信時間 | 約8.5時間(省電力OFF) 約10時間(省電力ON) |
連続待受時間 | 約1050時間 (無線LAN OFF時) |
Wi-Fi | IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz) |
外部メモリ | × |
同時接続台数 | 最大10台 |
対応言語 | 日本語/英語/中国語(繁体字) |
付属品 | microUSBケーブル(1200mm) |
完全にワイモバイルの601ZTと同じスペックでした。
これは本体にプリントされてる型番を変えただけ疑惑が真実になったっぽい・・・。
せっかく新しい機種が登場したと思ってワクワクしてたんですけどね、残念です。
まぁそれはそれ、気を取り直して801ZTのスペックについて簡単に解説しておきます。
スペックは必要最小限のモデル
法人向けルーターということもあり、必要以上にハイスペックにする必要がないこともあって性能は低め。
法人が社員に持たせるとして、やりとりするデータはメールやちょっとした画像であることがほとんどでしょう。
仮に動画や大き目なデータを送受信するとしても、801ZT程度のスペックで十分対応できます。
外出中でも約8.5時間ネット接続できれば問題ないでしょう。
むしろそれ以上使わせるなら労働基準法違反&ブラック企業の可能性がありますからね(笑)
ちなみに実際に導入している企業例として「ツムラ」や地方の金融機関の名前が掲載されていました。
801ZTの料金
通常プラン
- 2年縛りプラン・・・4696円
- 縛りなしプラン・・・5696円
4Gデータ通信法人キャンペーンN
- 2年縛りプラン・・・3696円
- 縛りなしプラン・・・4696円
あえて通常プランを契約する法人はいないはず。
ってことで、2年縛りプランなら3696円でそこそこ安く使えます。
が、個人契約の場合とまったく同じ料金設定ですね。
で、このプランは月7GBまでしか使えません。
(超えたら1GB/1000円で追加可能)
月たったの7GBでこの金額はめっちゃ高い!
WiMAXなら月3500円くらいで使い放題プランが契約できますからね。
ちょっとないですね~、これは。
ちなみに2年縛りを途中解約すると、違約金9500円とられます。
これも個人契約と一緒。
法人契約ならではのメリットはとくになさそうです。
端末レンタルサービスもあり
「なんでレンタル?普通に契約したほうが端末タダだしええやん。」
と思うんですが、法人の場合はレンタルのほうが資産計上しなくていいなど経理上都合がいいこともあります。
そこで端末レンタルサービスについてサクッと紹介しておきます。
レンタルサービスだけの特徴
- 365日無料で使えるコンシェルジュサービスあり
- 801ZT故障時も電話一本で無償交換
- オプションサービスがさらに充実
レンタル期間は2年、その後半年単位で自動更新されていきます。
半年単位なのは個人契約より良心的ですね。
ただ違約金は10000円+残りのレンタル期間分の料金となるので注意しましょう。
速度制限はある?

ソフトバンクはベストエフォート方式である点を除けば、これといって明確な速度制限が設けられていません。
WiMAXやワイモバイルなら3日10GB制限があり、動画視聴など大きめデータをやりとりする使い方をすると意外とすぐにオーバーしてしまいます。
(WiMAXは2:00~18:00頃までは完全に使い放題ですけどね)
ただ801ZTの契約では月7GBまでのプランしかないため、オーバーすると128kbpsに制限されます。
どんな業務でどんな使い方をするのかわかりませんが、1日300MBも使えないのは厳しいですね。
まぁでも平日だけなら月20日計算で「300MB×20日=6GB」で収まります。
これぐらいの用途でつかう業務であればおすすめと言えないこともないんですが、「それならWiMAXでええやん!」ってのが結論ですね。
対応エリアは?
ソフトバンク回線(とワイモバイル回線)を使うので、2つのキャリアのスマホを使っている人は同じ環境で使えます。
山間部や海上を除き、日本全国ほぼほぼカバーされているので問題ないでしょう。
東名阪エリアの対応状況↓

赤色部分がソフトバンク基地局の4G回線カバーエリアです。
エリア内だからって100%快適に使えるわけではありませんが、もしいつも同じ場所で使うならソフトバンクスマホを持っている人に通信状態を確認しておくと安心ですね。
日本では4人に1人はソフトバンクユーザーなので誰か持ってるはず。
個人ユーザーは使えないの?

どうしても801ZTを使ってみたい!という奇特な方は、起業して申し込みましょう!
いまは資本金1円で企業できますし、もろもろ20万少々あれば一週間後にはあなたも会社社長になれますよ!
・・・
って、これでは個人契約とは言えないですね。
はい、大丈夫です。
探してみたら、この端末をレンタルできる「NETAGE」という業者がありました。
が、料金は1か月6800円+送料500円とめっちゃ高いのがネック。
それでもいい人はここで借りてみてください。
まぁでもワイモバイルの601ZTを契約するかどこかで借りればいいんですけどね。
メルカリだと601ZTが1000円ちょっとで売りに出てたのでロック解除して格安SIM運用もおすすめ。
まとめ
ソフトバンクの法人向けポケットWiFi「801ZT」を紹介しました。
新機種ではあるんですが、端末デザインやスペックは完全にワイモバイルの601ZTと同じものでした。
それをソフトバンクから法人向けに本体ロゴを変えて提供しているだけですね。
法人向けということで個人とは違うサービスも提供されているため、そこにメリットを感じるならおすすめです。