
「アサヒ飲料がフリーWi-Fi搭載の自動販売機を設置」
というニュースが出ていました。
自販機にWi-Fi機能が付いてるのね、くらいの認識な人も多いはず。
でも、当時まだWiMAXを持ってなかった身としては「おお~、ええやん!たまにはカルピス買うたるわ!」と思ったんですけど、調べてみると2012年からとっくに始まってるサービスだったんですね。
※追記 WiMAXは契約済です
まぁそれはいいとして、このアサヒ自販機が家の前に置いてあったらWiMAXすら必要なくなるんじゃ?と思ったためいろいろ調べてみました。
目次
アサヒ飲料のフリーWi-Fi搭載自販機ってどうなの?
※東京某所のアサヒ飲料自販機
サービス開始までの歴史
- 2011年12月27日 フリーWi-Fi自販機展開を発表
- 2012年 第1号を設置
- 2016年7月 17言語対応バージョンモデルの投入スタート
- 2016年11月 約500台設置済み
- 2020年 2000台を目指してペースアップ中!
かなり大雑把ですがこんな過程を経て現在に至ります。
発表当時はこんなことが書いてありました↓
屋内外問わず、公共施設、商店街、交通拠点など多くの利用客が見込めるロケーションを中心に展開を予定しています。展開エリアは、仙台、首都圏、中部、近畿、福岡の5エリアを中心に、順次全国に拡大していく予定です。 初年度は、1,000台の設置を目標に展開、5年以内に10,000台超への規模拡大を目指します。
2012年内に1000台、5年以内(2016年までに)1万台設置するぞ!とのこと。
進行状況は芳しくないらしい。
こんなことわざわざ書いてると「あっれぇ~?2016年までに1万台目指すって言ってたよねぇ?でも今たしか500台だっけ?(笑)」と煽ってるように思われるかもしれませんが、そんなことはありませんのであしからず。
ビジネスに100%はありませんからね。
まずは現在の目標2000台を達成してほしいと願っています。
とりあえず今は観光地メインに設置を進めているそうですよ。
アサヒ自販機のフリーWi-Fi利用条件について
- 自販機から半径約50m範囲内のWi-Fi対応端末で利用可能
※コンクリの壁などによって変わります - セキュリティは「WPA2-PSK」で暗号化
(1)登録手続きがいらない「FREEMOBILE」
(2)メール認証が必要な「FREEMOBILE_SECURE」
の2パターンから接続方法を選択可能 - 「FREEMOBILE_SECURE」は一回30分まで、切れたら再接続可能
同時接続台数は数十台程度まで
回線は「フリーモバイル」のWi-Fiサービスを使って見るみたいですが、回線速度はわからず。
アサヒ飲料のフリーWi-Fi搭載自販機で自宅のネット環境が構築できるかも?

ではいよいよ本題へ。
これを自宅前に設置したらWiMAXや光回線がいらなくなるかもしれない。
最大50mほどは電波が届くみたいですし、セキュリティもクリアできそう。
とりあえず設置場所さえあれば、自販機設置に必要な料金は電気代だけ。
ドリンクの売上が入ってくるならWiMAX契約しても利用代金分までペイできてしまうかも?!
あとセキュリティとか必要なさそうなどうでもいいデータのやりとりなら自販機のフリーWi-Fiで済ませればいいので、WiMAXは7GBプランでいけるかも?!
あとは電気代がどれくらいになるか?と一般家庭でWi-Fiモデルが借りられるのか?しだい。
自販機の電気代はどれくらい?
電気代は自販機の電気代を公開してるサイトによると、1000~3000円くらいっぽい。
WiMAX料金一か月分より安いレベル。
ちなみに、アサヒ自販機設置の料金関係はこんな感じ↓
アサヒ自販機設置にかかるコスト
- フリーWi-Fi導入コスト、運営コストは無料
- 初期設定、運用、保守はアサヒ飲料側がする
- 自販機を買い取る必要はなくレンタル代無料
- 故障しても修理費負担なし
- 空き缶専用のゴミ箱はアサヒ飲料で用意し、回収もする
- 金額負担は自動販売機設置場所と電気代のみ
なんだかアサヒ飲料のステマしてるみたいになってきましたけど、ネット環境構築方法の1つとしてはアリな気がする。
自分の部屋が道路側に面しているなら、この自動販売機を設置すれば余裕で電波が届く範囲に入るはず。
これはこれでいいのでは?と思います。
ま、ウチはマンション住まいなので無理なんですけどね・・・。
ちなみにフリーWi-Fi搭載自動販売機の先駆けはアサヒでしたが、ライバル他社も追随しています。
そこで他社の自動販売機についても調べてみました。
他社のフリーWi-Fi搭載自動販売機
コカコーラWiFi自販機の特徴と接続方法
※東京某所のコカ・コーラ自販機
一歩外に出ればあらゆる所で目にすることができるのが自販機であり、海外ではあまり見られないことから外国人観光客は日本を代表する光景であるとして感激し熱心に写真撮影しています。
そうしたどこにでもあるという特性を活かして作られたのが、コカコーラの自販機にWi-Fi機能を持たせたモデル。
日本は世界的に見てもITが発達しているのにも関わらず、屋外で自由に利用可能なWiFiが無いという欠点がありました。
コンビニや喫茶店などで各店舗が独自に提供するといった事はありましたが、やはり需要に対して供給が追いついていないという様子でありモバイルユーザーの満足のいくものではありませんでした。
しかし、自販機であればどのようなエリアに言っていたとしても必ず設置されていますし、店内に入店したり心付けとして何かお買い物をしなければならないといった事もありません。
コカコーラの自販機に内蔵されているWiFiの技術は安定性と高速さに長けているものであり利用料金は徴収されません。
費用はかからないものの自販機の周辺で通信していると飲み物が飲みたくなりますし、持っていても困るものではないためついでに買い求めるといった販売促進の効果もありますけどね。
接続方法に際しても難しい要素は一切なくWiFi通信が実行可能な機器を持って近づいていけば、接続可能なアクセススポットとして表示されるため接続させるだけで完了します。
今後は災害時のインフラとしても大きな役割を担っていくことが期待されており、新たなる自販機の使い方が広がっていきます。
サントリーWiFi自販機の特徴と接続方法
※東京某所ののサントリー自販機
サントリーWiFi自販機とは、飲料メーカーのサントリーが全国各地に設置している、飲料の自動販売機を使った公衆無線LANサービスのこと。
導入している技術はエレコム社が提供する「SkyLink SPOT」になります。
無線LANルーターを1台取り付けるだけで、サントリーの自販機がWiFiスポットに生まれ変わります。接続できる機器はたくさん存在し、スマートフォンはもちろんのこと、タブレットやパソコン、3DSなどの携帯ゲーム機にも対応しています。
接続方法としては電波が届く範囲内にまずいることが条件です。
スマートフォンやタブレットなどの接続設定からアクセスポイントを見つけ出し、WiFi設定を終えるだけです。
通常の無線LANルーターの接続方法と似たような仕組みであるため、誰でも簡単に作業を終えられるのが魅力です。
無料で利用できるのがメリットで、自宅の光回線や携帯キャリアの通信料金のような月額費用を支払う必要はありません。
また接続の際に認証手続きがない手軽さも魅力です。
公衆無線LANサービスのデメリットとしてセキュリティの問題がありますが、サントリーのWiFi自販機が採用するSkyLink SPOTはWPA2という無線暗号化方式が使われています。
従来の無線暗号化方式に比べてセキュリティが強固であるのが特徴です。
それだけでなく、プライベートセパレータという技術を採用しているのがメリットです。
他者の機器と接続しないように守ってくれる技術です。
まとめ
アサヒの自動犯履き(WiFi機能搭載)について調べてみました。
アサヒ以外のメーカーも同じような自販機を提供しているようです。
もしそんな自販機を自宅前に設置できたら、だだっ広い庭もなく一般的なサイズのマイホームなら自販機のWi-Fi環境だけで済みそうな感じではあります。
興味湧いた方はぜひチャレンジしてみてください!