
クレジットカードサイズのコンパクトなSIMフリーモバイルルーターとして人気の「Aterm MP01LN」に新型が登場しました!
その名も「Aterm MP02LN」!
って数字が1つ増えただけですね。
でもたった1つの差が大きな違いを生むことも。
そこで新モデル「Aterm MP02LN」のスペックや端末価格を徹底調査!
1つ前の「MP01LN」との違いも比較してみました。
目次
NECプラットフォームズ「Aterm MP02LN」をレビュー!
MP02LNの魅力はここ!
- LTEのバンド3に対応
- 3G回線対応で国際ローミングもOK
- クレジットカードサイズのコンパクトボディ
- オート接続機能でAPN設定しなくてOK
LTEのバンド3に対応
MP02LNでは新たに1.7GHzの帯域(LTEバンド3)に対応しました。
ドコモとソフトバンクがメインに使っているバンドなので、旧モデル「MP01LN」より繋がりやすさは間違いなくアップしているでしょう。
このおかげで本体に挿入する格安SIMブランドの選択肢も広がりますね。
3G回線対応で国際ローミングもOK
日本では2020年以降の徐々にサービス終了していく3G回線ですが、まだまだ現役で使えますし、海外では主流のところもあります。
この3G回線に対応したことで、国際ローミングもOKになりました。
海外で使えるSIMをセットすれば、外国でも大活躍してくれるでしょう。
クレジットカードサイズのコンパクトボディ
旧モデルから一貫してクレジットカードサイズの業界最小・最軽量なコンパクトボディが魅力の1つとなっています。
カバンに入れておくだけなのでサイズ感を気にしない人もいるかもしれませんが、軽いに越したことはありません。
オート接続機能でAPN設定しなくてOK
モバイルルーターの何が面倒って、格安SIMを始めてセットしたときに入力するIDとパスワードじゃないでしょうか。
あのドットを含む英数文字列をキーボード以外で入力するのってかなり苦痛です。
それがMP02LNなら「LTEオート接続機能」が付いてるので入力不用!
SIMカードを本体にセットさえすれば、自動でインターネットにつないでくれます。
MP02LNのデザイン
メタリックシルバー

ほかにシャンパンゴールド↓も選べます(限定カラー)。

どちらのカラーもプリズムパターンのシボ加工が施されているので、見る角度によっていろいろな色合いを楽しめます。
1つ前のMP01LNがブルーとピンクなのでより落ち着いた色合いをチョイスしてきたようです。

個人的にはMP02LNの本体カラーのほうが上品でいい感じ。
MP02LNのスペックをMP01LNと比較
MP02LN | MP01LN | |
---|---|---|
サイズ | 幅50mm 高91mm 厚12mm | 幅50mm 高91mm 厚12mm |
重さ | 約71g | 約71g |
ディスプレイ | 0.77インチ | 0.77インチ |
LTE最大速度 | 受信150Mbps 送信50Mbps | 受信150Mbps 送信50Mbps |
3G最大速度 | 受信14Mbps 送信5.7Mbps | - |
バッテリー容量 | 1670mAh | 1670mAh |
連続通信時間 | 約10時間 | 約10時間 |
連続待受時間 | 約900時間 | 約900時間 |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11ac/n/a/g/b (2.4/5GHz) | IEEE802.11ac/n/a/g/b (2.4/5GHz) |
国際ローミング | 〇 | - |
LTEオート接続機能 | 〇 | 〇 |
言語設定 (日本語/英語) | 〇 | - |
国内対応バンド | 1/3/6/19/26 | 1/19/26 |
海外対応バンド | 1/3/5 | - |
SIMカード | nano×1 | nano×1 |
USB | microUSB×1 | microUSB×1 |
低価格モデルなのでスペックはそれほど高くありませんが、格安SIM運用が前提なのでこれ以上性能が良くても宝の持ち腐れにしかなりません。
このくらいがコスパ高くてちょうどいいです。
スペック比較表を見る限り、海外で使えるかどうか?LTEバンド3に対応しているか?が大きな違い。
海外うんぬんは人によりけりですし、いまは空港でネットでレンタルできるグローバルWiFiやイモトのWiFiを利用したほうが簡単かもしれません。
また国内での3G回線対応もMP02LNだけの強みではあるんですが、3Gサービスが2020年以降終わるので最初からないものと考えておいたほうがいいです。
ただLTEバンド3への対応は大きな違いと言えますね。
ドコモとソフトバンクの主力バンド(電波)なので、これがあるかないかでネット接続の快適性にけっこう違いが出てくると思います。
この点だけでも旧型よりMP02LNがいいですね。
バッテリー持ちは?交換できる?
バッテリー容量は1670Mbpsと端末サイズに見合った量でほかのモバイルルーターに比べると少なめ。
ただ消耗が激しくなるスペックでもないのでこれで十分だったりします。
ちなみにMP02LNは電池パック式で、交換も可能。
MP01LNの電池パックが2980円(税込)だったので同じ価格でしょうね。

デザインが完全に一緒なので、パーツ類は間違いなく使いまわしてますし。
対応バンドと相性のいいキャリアは?
ドコモ回線の格安SIM
バンド1/3/19に対応していると快適に使えます。
3つすべてに対応しているので快適につながるでしょう。
au回線の格安SIM
バンド1/18/26に対応しているといいのですが、1と26だけですね。
でも2つ対応していれば大体つながるはずです。
ソフトバンク(ワイモバイル)回線の格安SIM
バンド1/3/8に対応しているといいのですが、auと同じく2つだけに対応。
ドコモ回線ほどじゃないにしてもほぼつながるでしょう。
以上から、一番おすすめはドコモ回線を利用している格安SIMがベストです。
専用クレードルはある?
MP02LNの付属品は次のとおりです↓
- MP02LN本体
- 充電池パック
- 充電池カバー
- USBケーブル
- つなぎかたガイド
- ご利用にあたっての注意事項
- 保証書
- お問い合わせアフターサービス
- らくらくQRスタート用QRコードのシール
残念ながらクレードルはついてないですね・・・。
USB端子からの充電はできますが、コンセントから直接充電するには別売のACアダプターとケーブルを買うことになります。
で、Aterm公式ホームページを隅々まで見ても専用クレードルらしき記載はなし。
そもそも1個前のモデル「MP01LN」もクレードルは発売されていないので、こっちも出ない可能性高いですね。
低価格モデルなので仕方ないでしょう。
有線接続したかったらUSBケーブルで繋げることになります。
MP02LNは海外で使えます

国際ローミング対応なので海外でもネットに繋がります。
もちろん海外対応のSIMは必要ですが、たまに海外旅行へ行く人なら魅力的な要素になるでしょう。
頻繁に行く人はもっと便利なWi-Fiルーターがあるので、あくまで”たまに”行く人向けですね。
MP02LN本体と電池パックの価格
まだ発売前なので不明ですが、MP01LNと同じような価格になるはず。
旧モデルは本体が税込12938円、電池パックは税込2980円です。
スペック比較の項目でも触れましたが、国内で使うだけならスペックの違いはないので、旧モデルの中古にすれば安上がり。
アマゾンでは7000円少々で販売されていました。
バッテリーが下手ってるリスクはありますけどね。
セット購入できる格安SIM業者(MVNO)
これまた発売前なので不明ですが、旧モデルの格安SIMセットを扱っていた主要なMVNOは次のとおりです。
- 楽天モバイル
- LINEモバイル
どちらも大手MVNOなのでおすすめ。
LINEモバイルのほうが安いので私もスマホで使ってます。
詳細はこちら
⇒LINEモバイル
端末セットでなくてもいいなら、ほかにもmineoやIIJmio、BIGLOBEなど人気ブランドから選んでも問題なく使えます。
APN自動設定機能が搭載されているので、わざわざセット端末のあるMVNOを選ぶ理由もありません。
現在日本には900社以上ものMVNOがあります。
あまりニッチなMVNOだと動作確認が取れていないので避けたほうがいいのですが、大手企業がやってるようなところなら問題なく使えるはず。
好きなMVNOを選びましょう。
まとめ
NECプラットフォームズの人気SIMフリールーター新機種「Aterm MP02LN」を徹底解説しました。
スペックで売るモデルではなく、利便性とコスパ重視のSIMフリーモバイルルーターです。
旧モデルのバージョンアップ版ということで、快適性がさらにアップ!
本体カラーも上品になり見た目の印象もよくなったと感じます。
格安SIMで使えるSIMフリーモバイルルーターの購入を検討しているなら「MP02LN」はおすすめです。