※お知らせ
2021年から新プラン「povo」が提供開始しています。
参考記事
⇒povo「データ使い放題24時間」に速度制限はある?料金をWiMAXと比較!このページで紹介するプランは過去のものとなるためご注意ください。

2019年12月26日から、auで新料金プランがスタートしました。
スマホだけだと思ったら、きっちりWiMAXルーターのほうも新プランに移行したようです。
そこでここでは、au新プランでWiMAXを契約したときのお得になったポイントや、既存利用者のプラン変更方法、解約違約金などをまとめました。
目次
auのWiMAX新プランは何がお得になった?
新プランは2種類あり
- モバイルルータープラン
- ホームルータープラン
料金はどちらも4292円(税別)で同じです。
以前のように月7GBまでで少しだけ安くなっていたプランがなくなり、無制限プランに一本化されました。
また月額料金も多少安くなっています。
で、料金がわずかに安くなっただけだと思ったら、いくつか大きく変わったポイントがありました。
固定代替契約に限りホームルータープランのHS+Aモードが上限30GBに拡大

固定通信サービス(auひかり/コミュファ光/eo光/ピカラ光/BBIQ光など)の代わりにホームルータープランを契約(固定代替サービス)した場合に限りますが、HS+Aモード利用時の通信量が30GBまで拡大されました。
固定代替契約はこちらで詳しく解説しています
⇒auの固定代替契約ってどんなもの?
HS+Aモードはハイスピードプラスエリアモードのこと。
WiMAXでは「WiMAX2+」回線と「au 4G LTE」回線の2つに対応しています。
で、ハイスピードプラスエリアモードは「WiMAX2+」対応エリアにプラスして「au 4G LTE」対応エリアもカバーしてくれるモードです。
(WiMAX2+回線だけ使うモードはハイスピードモードという)
これが旧プランのときは月7GBまでしか使えませんでした。
新プランでもモバイルルータープランはこれまでと同じ制限ですが、ホームルータープランは最大30GBまでになり大幅増となっています。
auに限らず、WiMAXはどこで契約してもハイスピードプラスエリアモードで月7GBを超えたら、なぜかハイスピードモードでも速度制限されてしまっていたんですが、新プランでホームルータープランならかなり余裕があるわけです。
他社WiMAXプロバイダでも30GBまでOKなの?
現状ではau以外のWiMAXプロバイダは7GB制限のままです。
※発表されしだい修正予定
WiMAXを契約するとき、大きく分けて2つから選ぶことになります。
- auショップや系列店
- UQWiMAX(本家)とその代理店的なWiMAXプロバイダ30社ほど
UQWiMAXはWiMAX電波を運営・管理している大元の企業「UQコミュニケーションズ」のプロバイダです。
で、auショップはスマホでブイブイ言わせてる「au」なのでみなさんご存じのはず。
この2社の親会社はKDDIってことで同じサービスを提供できているわけです。
ただ、auは端末にauロゴを入れるなど独自展開しているため、UQ系プロバイダと微妙に違いますし、提供プランも違います。
またハイスピードプラスエリアモードで使うau 4G LTE回線は、当然auが管理している電波なので、UQ系が自由にできるものではありません。
いまはスマホで動画視聴する人が増えデータ通信量も急増しているので、UQ系まで30GBに増やしてしまうとau回線の快適性が低下する可能性は大きいはず。
まだどうなるかわかりませんしUQ系プロバイダの動向しだいですが、30GB制限はauショップで契約した場合だけの特典みたいになると予想します。
新プランで上限30GBに増えたのはなぜ?
あくまで予想ですが、ホームルーター市場でシェアトップのソフトバンクエアーに対抗する目的があるんでしょう。
調査会社BCNの発表データでは、ソフトバンクエア-「Airターミナル3」が2016年に発売されて以降、ほぼ首位を独占されつづけています。
またブロードバンド回線のシェア(光回線とホームルーター合計)でもソフトバンクがトップでした。
ちなみにソフトバンクエアーは月の容量制限がないので、月7GBのままでは勝負になりません。
ってことで、30GBまで増量されたんでしょう。
(同じ無制限にはできたら神プランだったんですけどね)
関連記事
⇒Airターミナル4を徹底解剖!Airターミナル3との違いも調べてみた
いいことばかりじゃない!auスマートバリュー mineが対象外に・・・
基本的にハイスピードプラスエリアモードを1度でも使うと、その月の料金に1005円加算されてしまいます。
ただ旧プランのときは、auスマホの特定プランを契約しているユーザーは「auスマートバリュー mine」が適用でき、1005円が無料になっていました。
でも新プランはこの「auスマートバリュー mine」が対象外になってしまったんです↓

これはキツイ・・・。
ホームルータープランの上限30GBの魅力が吹っ飛んでしまうレベル。
月額にすると、5297円に。
光回線と同じくらいの料金になってしまいます。
旧プランとの料金を比較
新プラン | 旧プラン | |
---|---|---|
無制限 | モバイルルータープラン 4296円 ホームルータープラン 4296円 | WiMAX 2+ フラット for DATA EX 4880円 WiMAX 2+ フラット for HOME 4880円 |
月7GBまで | なし | WiMAX 2+ フラット for DATA 4196円 |
新プランはほぼほぼ旧プランの月7GBプランと同水準に料金設定。
かなり安くなりました。
ただ、au 4G LTE回線を併用するハイスピードプラスエリアモードを使うと、ここに1005円加算され5000円を超えてしまいます。
ちなみに、UQ系プロバイダなら3年縛り契約にすることでタダになるんですよね。
またキャンペーン特典が充実しているUQ系プロバイダなら、月平均3500円くらいになります。
auの月額5000円オーバーはちょっとないかな、って感じですね。
旧プラン契約者はどうなる?
プラン変更は勝手に切り替わる?自分で変更?
新プランに切り替えたいユーザーは
- auショップ
- お客さまセンター
で申し込みましょう。
旧プランはあくまで新規受付を終了しただけで、何もしなければそのまま継続されます。
なお、2年縛りになる「おトク割」未加入なら「My au」からでもできるようです。
(プラン名に「2年縛り」「4年縛り」がついてない人が対象)
解約違約金はいくら?
旧プランでは9500円でした。
新プランは1000円です。
スマホの解約違約金が1000円になったため、こちらも同じ水準に変更されたようですね。
となると、旧プランユーザーが解約するときは、新プランに切り替えてからがお得ってことになります。
忘れず実行しておきたいですね。
で、auの新プランは結局お得なの?
メリットは固定回線サービスの代わりに契約する「固定代替契約」でホームルータープランを契約した場合だけですね。
ハイスピードプラスエリアモードで30GBまで使えるのだけは魅力的です。
ただ、このプランを契約できる条件がかなり厳しい(au系固定回線サービスが契約できない場合)ので、ほとんどの人にはメリットがありません。
また以前は適用されていた「auスマートバリューmine」も対象外になってしまったので、もはやauショップで契約するメリットはほぼなし。
UQ系のWiMAXプロバイダで安い業者を選んだほうが断然お得です。
関連記事
⇒【最新版】WiMAXキャンペーン特典比較 イチオシはここ!
まとめ
2019年12月26日からスタートしたauのデータ通信端末向け新プランのお得度について紹介しました。
一見料金が安くなり良くなったように思えたのですが、よくよく調べてみると残念な感じです。
というわけで、auでのWiMAX契約はここで紹介した条件に当てはまった人だけにおすすめします。
そうでないならUQ系のWiMAXプロバイダから選びましょう。