
ここでは格安SIM業者でWi-Fiルーターも提供している「カレンダーSIM」について解説していきます。
目次
※お知らせ
カレンダーSIMの超大容量プラン(300GB)が提供停止に
月間300GBまで速度制限なしに使える超大容量プランが人気でしたが、何の前触れもなく受付停止となってしまいました。
これについてはカレンダーSIM運営会社側にも事前通達なく把握していなかった様子が伺えます↓

大手キャリアはほんと中小企業への対応がいい加減ですね(汗)
以上の理由からカレンダーSIMでは最大100GB/月までのプランとなっています。
同業他社の多くも最大100GB制限に切り替えているところがほとんどですね。
一部300GBまでOKとしている業者もありますが、今後どうなるかは不明です。
参考記事
⇒300GB使えるポケットWi-Fiはある?いまあるサービスを徹底比較!
カレンダーSIMユーザーの評判
ネットの声の要点をまとめて掲載しています。
- 1GB1年プランがサービス終了
- 300GBプランが100GBに
- 100GB1年がお得
- 遅い
カレンダーSIMを使っている方の声はよく見かけますが、良い・悪いなどレビューしている人は少な目でした。
ただただ使ってますといった報告系?の声が多いです。
その中で目立ったのは上の評判。
それよりも大容量300GBプランの廃止や1GB1年3000円の超格安プランが受付終了してしまったことを嘆いているユーザーが多いです。
あくまでもキャリア回線を借りている立場の業者なので、キャリアの意向には逆らえません。
魅力的なプランがなくなってしまったのは残念ですね。
速度面の評判について
「遅い」という声もちらほら見かけました。
が、格安SIMではしかたがないこと。
あくまでもドコモやソフトバンク回線の一部だけを借りているため、全部使えるキャリアほどの速度は絶対に望めません。
とくにお昼や夜間など通信量が急増する時間帯は我慢するしかないでしょう。
またカレンダーSIMで扱うモバイルWi-Fiルーターのスペックもそれほど高くないため、100Mbpsなどの高速環境を期待しないようにしましょう。
おそらく50Mbpsでも厳しいです。
10Mbpsでたらラッキーくらいに考えておくといいと思いますよ。
カレンダーSIMでの契約はあり?魅力を解説!
このページではWi-Fiルータープランに焦点を当てて取り上げていきますが、ここはカレンダー”SIM”というくらいなので、格安SIM業者です。
その中でWi-Fiルーターも扱っている形態ですね。
というわけで、Wi-Fiプランを中心に魅力を紹介していきます。
ここがいい!カレンダーSIMのメリット
- 短期~長期まで柔軟な料金プランがある
- 他の格安SIM業者より低料金
- 低価格のWi-Fiルーターを販売している
- 支払い手段が豊富
それぞれに特徴を簡単に解説↓
【1】短期~長期まで柔軟なプランがある
プリペイドSIMなので、スマホキャリアやWiMAX・ワイモバイルなどのキャリアで契約するように縛りがありません。
30日/60日/180日/360日/1年間のなかで条件にあう期間とデータ容量を選べます。
容量は10GB/20GB/25GB/30GB/50GB/100GBから。
上でも触れましたが、大容量300GBプランはなくなっています。
【2】他の格安SIM業者より低料金
たくさんあるプランの中で安いものをピックアップ↓
- 20GB 180日 4980円 / 1カ月あたり 3.3GB/830円
- 30GB 180日 6880円 / 1カ月あたり 5GB/1146円
- 50GB 180日 8780円 / 1カ月あたり 8.3GB/1463円
- 100GB 90日 13980円 / 1カ月あたり 33.3GB/4660円
- 100GB 180日 14980円 / 1カ月あたり 16.6GB/2496円
- 100GB 360日 15800円 / 1カ月あたり 8.3GB/1316円
※1か月/30日で計算
容量と価格だけ見ると高く感じるかもしれません。
が、他の格安SIM業者の月額利用料はだいたい10GBで月2500円くらいが相場です。
仮に100GB/180日プランを選んだなら、他の格安SIMでは2500円×6か月=15000円で合計60GBまでとなります。
15000円-13980円=1020円節約でき、40GB分余分に使える計算ですね。
1ヶ月換算を参考に気になる格安SIM業者の料金と比較してみてください。
おそらくカレンダーSIMのほうが安くなっていることでしょう。
【3】低価格のWi-Fiルーターを販売している
記事執筆時点でラインナップされているWi-Fiルーターは次の2機種でした。
- WIFIモバイルルーター JT101(税込5500円)
- 富士ソフト +F FS030W(税込11500円)
これら端末に加えて使いたい期間・容量からSIMカードを選ぶ形態です。
以前はフリーテルの「ARIA2」というモデルもラインナップにありましたが、販売終了となっています。
関連記事⇒フリーテル「AIRA2」を徹底解説!
WIFIモバイルルーター JT101

低価格が魅力のWi-Fiルーター「JT101」。
他社で扱っているのを見かけませんが、カレンダーSIMオリジナルモデルというわけではなさそうです。
もしそうならホームページに書いてあるはず。
おそらくどこかの国で売られている海外製の端末だと思われます。
アマゾンでも売られているのを見かけますが、価格は5500円より高いのでカレンダーSIMで買えば少しお得です。
スペックは下り最大150Mbps、上り最大50Mbps、同時接続台数10台までなどWi-Fiルーターとして必要十分な水準。
決してハイスペックではないものの格安SIMで使うことを考えればこれ以上の性能を備えていても宝持ち腐れ状態になります。
ただ1つ残念なのは対応バンドが「4G LTE回線:B1/3/5/7/8/41」だけのところ。
auは×、ドコモもバンド1と3こそ対応していますが、バンド19非対応は厳しいです。
というわけでしっかり対応しているソフトバンク回線の格安SIM専用と考えておきましょう。
このあたりはカレンダーSIMを利用すると思いますし気にしなくてもいい部分ですけどね。
富士ソフト +F FS030W

「FS030W」は最大速度こそ「JT101」と同じ下り150Mbps/上り50Mbpsですが、同時接続台数は最大15台(要設定変更)、バッテリー持ち時間は約20時間など価格に見合ったスペックの高さが魅力です。
そして対応バンドも充実していて、ドコモ、au、ソフトバンクと3キャリアをカバー。
もしカレンダーSIM以外の格安SIM業者を使うことがあったとしても問題なく利用できます。
価格が倍なので高く感じるかもしれませんが、長く使うことを考えるとFS030Wがいいですね。
なおアマゾンでも1万円前後するため、カレンダーSIMで買ってしまってもいいレベル。
ただし、とことん安く済ませたい人はメルカリなどで買いましょう。
おそらく8000円以下で手に入るはずです。
【4】支払い手段が豊富
- クレジットカード(VISA/マスター/JCB/アメックス/ダイナース)
- 代金引換
- 銀行振込
上記3種類から選択可能です。
多くの格安SIM業者はクレジットカードのみだったりするため、持っていない人・作成できない人は契約できなかったりします。
でもカレンダーSIMは銀行振込だけでなく代引き対応もあり。
月額制の縛り契約ではない分、支払い能力の審査(多くはクレカ限定にすることで代用)が必要ないことこういった強みに繋がっています。
ここが残念!カレンダーSIMのウィークポイント
- 超大容量プランがない
- 定期契約がないため更新処理が必要
まず最大100GBまでのプランしかありません。
以前は300GBまでありましたが廃止されたため、思う存分使いたい人には物足りないと感じるかもしれません。
WiMAXやワイモバイルのWi-Fiルーターのように、無制限プランがない(※)のは弱点ですね。
※3日10GBの速度制限はあります
またずっと使い続けたい人、長期間使いたい人は最長約1年に一度は手続きが必要です。
忘れても違約金が発生するわけではないため心配いりませんが、使おうと思った時に突然繋がらなくて困る、といったシチュエーションも考えられます。
これまでのポイントを考慮して、カレンダーSIMがおすすめの人はこんな人ですね↓
カレンダーSIMがおすすめな人
- 短期間だけ使いたい
- 月15GB前後使えれば十分
- クレジットカードを持っていない
クレカがない、短期間でいい、そして月15GBくらいで十分な人ならお得な格安SIMです。
ただし15GB以上必要な人は、WiMAXなど別のモバイルWi-Fiルーターを契約したほうが容量も多く料金も安くなります。
このあたりはご自分の用法・用途に応じて選んでください。
まとめ
プリペイド型の格安SIM業者「カレンダーSIM」について紹介しました。
ここで紹介した条件にあっている人ならお得感を感じられるでしょう。
ただ条件はけっこう偏っていますし、動画視聴などデータ通信量が増大している現在では15GBほどでは足りないと思います。
思う存分ギガ数を使いたい人はWiMAXをおすすめします。