
新しいWiFiサービスが登場しました!
その名も「大容量WiFi」!
なかなかストレートなネーミング。ウリがわかりやすい。
きっと世間ではこんな会話が繰り広げられることでしょう↓
「大容量使えるレンタルWiFiでなんかいいの知らない?」
「大容量WiFiがええで。」
「?」「だから大容量使えるWiFiでいいの知らない?」
「だから大容量WiFiやって。」
「あぁん?!」
こんな些細なやりとりが火種になり、血みどろのケンカにならないとも限りません。
最近キレやすい人多いですからね・・・。
まぁそんなことはどうでもいいのですが(よくはない)、ここのところレンタルWiFiサービスが乱立してます。
そしてその多くが「Wi-Fi」の真ん中にあるハイフン(-)なしなんですよね。
「Wi-Fi」は登録商標だからとやかく言われたくないってのもあるかも?
まぁこれもどうでもいいですね汗。
え~話が脱線しまくりましたが、肝心の「大容量WiFi」について。
「大容量」というネーミングからして月間100GBくらいは当たり前、使い放題プランもきっとあるはず。
そこで「大容量WiFi」がどんなサービスなのか?について料金プランや扱う端末、ここに申し込んで損しないか?などいろんな方面からチェックしてみました。
目次
大容量WiFiってどうなの?
プランの容量はどれくらい使える?
まずはサービス名にもなっている容量が気になります。
そして大容量WiFi公式ページには「どれだけ使っても安心!」「1日10G以上使ったとしても安心して使える!」とあり。

これでとくに速度制限されないなら良いサービスだと思います。
WiMAXやワイモバイルには3日10GB制限やプランによって月7GBまでしか使えません。
でも大容量WiFiにはそういった通信制限も設けられていません。
ただベストエフォート方式なので混雑すれば遅くなります。
大容量WiFiの料金は安い?縛り期間は?
月額基本料は3980円。
3年縛りです。
WiFi業界の大手WiMAXやワイモバイルの基本料は4380円なので一応安い。
でも特典などなど含めるとWiMAXなら3500円くらいになるので、料金面でここを選ぶメリットがありません。
しか~し!大容量WiFiにもキャンペーンはあります。
キャンペーン込みの料金は?
- 契約した月 無料
- 2~13か月目 3280円
- 14か月目~ 3980円
3年縛り期間のトータルは134880円(平均3755円/月)。
けっこう高めです。
最初の1年間だけなら業界でも安い部類に入る料金設定ですが、期間合計は微妙なレベルですね。
初期費用(事務手数料)はちょっと高め
こういうレンタルWiFiサービスって、初期費用はだいたい3000円程度なんですが、大容量WiFiは・・・
4900円!
ちょっと高めです。
解約違約金がめっちゃ高い!
縛り期間内に解約しようものなら以下の違約金がかかってしまいます↓
- 0~12か月目 67500円
- 13~24か月目 46000円
- 25か月目~ 24500円
- 契約更新月(37・38か月目) 0円
何子の高さ・・・。
あまりの高さにビックリして変換ミスったのでそのままにしておきます(笑)
WiMAXでも高いところで25000円くらい、基本19000円なのに比べると雲泥の差ですね。
とにかく「解約なんてさせねーよ?」という強い意志、執念を感じます。
この金額には端末代も入ってるので、2年分割が終わる25か月目からの料金が基本なんでしょうね。
それでも約25000円は高すぎる・・・。
違約金の高さ的に気軽に解約できそうもないんですよね。
末永く使うのが確定しているならありですが、もし契約してから繋がらなかったりしたらピンチなので、初期契約解除制度が使える8日間以内には通信環境のチェック必須です。
借りられる端末はどんな機種?
これのようです↓

具体的な端末名は書かれていませんが、ソフトバンク回線を使う事、下り最大612Mbpsであること、そして画像の本体デザインから、ソフトバンクの601HWかワイモバイル603HWである可能性が高いです。
というかどっちかですね。
(変更の可能性もあり、と注意書きがあるので別のモデルになる可能性はありますが)
そして同業他社の端末をみるとソフトバンク端末をレンタルしていることがほとんどなので、ソフトバンクの601HWだと思われます。
これはいち世代前のモデルではあるんですが、対応エリアは最新モデルと一緒ですし、最大速度も十分すぎる速さです。
ネットにつなげられる時間も約8.5時間と十分なレベル。
ソフトバンク回線がつながりさえすれば快適に使えるでしょう。
インターネットの快適さは、端末性能より電波状況のほうが大事ですからね。
最大速度は?速度制限はある?
最大速度は借りあられる端末とキャリア回線に依存します。
大容量WiFiではソフトバンク端末「601HW(かワイモバイル603HW)」なので最大612Mbpsまでですね。
速度制限は一応なし、ということになりますが、ベストエフォート方式なので回線が混めば遅くなります。
使う回線がソフトバンク(ワイモバイル)なので、もし同じエリアに次のユーザーが多いと遅くなるでしょう。
- ソフトバンクスマホ・ケータイユーザー
- ワイモバイルスマホ・ケータイユーザー
- ソフトバンクAirユーザー
- ソフトバンク ポケットWiFiユーザー
- ワイモバイル ポケットWiFiユーザー
- その他ソフトバンク系格安SIMユーザー
こればかりは仕方ないですね。
大容量WiFiが使えるエリアは?
ソフトバンクの4G LTE回線を利用するので、対応エリアもソフトバンクのものと同じです。
ソフトバンク公式ページでチェックしてみました↓

日本全土は表示できなかったため、本州の中心部を抜粋。
赤い部分が対応エリアってことになります。
山や海上はさすがに繋がりません。
場所によって電波がうまく届かないこともあるので100%このマップを信じることはできませんが、平地はほぼほぼカバーされてますね。
ちなみに、いま話題の5G(ファイブジー)には対応していません。
端末も少し古いので今後も対応はしないでしょう。
大容量WiFiはこんな人におすすめ!
- 他社サービスにある3日10GB制限が大嫌い!
- 1日10GB以上などデータ容量をたくさん使いたい!
- 安さより容量!
- 動画を観まくりたい
- ソフトバンク回線が快適に使える
料金はちょい高め、でも容量制限も速度制限もなし。
ソフトバンク回線が普通に繋がることは大前提ですが、動画を1日数時間観るなどデータ通信量がかなり多い人向けのレンタルWiFiサービスです。
また縛り期間外での解約は金額的にハードル高めなので、3年間きっちり使う予定がある人向けですね。
こんな人はやめておきましょう
- 短期で解約する可能性あり
- 1日3GB程度で十分
- 昼夜逆転の生活をしている(夜仕事で朝昼に使う)
- ソフトバンク回線の通信状況がイマイチ
違約金がエグいので長期利用できない人はやめましょう。
また大容量使わない人もここを選ぶメリットはありません。
仕事の影響などで昼夜逆転している人は、午前2時~午後6時まで完全使い放題のWiMAXにしたほうが料金も安く、違約金も低いのでおすすめ。
この時間帯であれば3日10GB制限も適用外です。
そして当然ながらソフトバンク回線の通信環境が悪いなら別キャリアの回線を使ったサービスを選びましょう。
選択肢としてはWiMAX(au)かドコモですね。
ただドコモのルーターは使い放題プランがないため、SIMフリー端末にドコモ回線対応の格安SIMを挿入して使うほうがいいです。
というわけで、大容量WiFiが合わない人はWiMAXをおすすめします。
⇒WiMAX端末とプロバイダの選び方
まとめ
新サービス「大容量WiFi」について紹介しました。
「大容量」という名前のとおり、容量制限なしで、さらに速度制限なしで使えるWiFiサービスでした。
ベストエフォート方式なので回線混雑状況によって遅くなることもありえますが、明確な制限がないのは魅力です。
ただ料金関係はいまひとつ、といったところ。
もう少し安いサービスもあるため、
- ソフトバンク回線が問題なくつながる
- 多少高くても速度制限がないネット回線がいい
- 長く使いたい
という条件をクリアしている人にはおすすめです。