
端末に話しかけることで必要な情報を調べてくれたり、作業を行ってくれる新しいITサービスとして近年二本でも急速に普及しているのがスマートスピーカーと呼ばれるもの。
スマートフォン、スマートウォッチなど「スマート」と付く機器が一般的になっていますが、スマートスピーカーもその1つです。
スマートスピーカー端末はまだ製造や販売を行っているメーカーが少ないのですが、いまはSNSアプリで有名なLINEのクローバー、アマゾンのアレクサのほか、アンドロイドで有名なグーグルが製造・販売している「グーグルホーム」も大きなシェアを獲得しています。
テレビCMで見かけたって人も多いのではないでしょうか。
グーグルホームは主に自宅のリビングなどに置いて使いますが利用するためにはWi-Fi環境が必要不可欠です。
自宅に固定回線がない場合には利用しにくく感じる人もいるかも知れませんが、実は端末の電源を入れるだけでネットにつながるワイヤレスな通信サービス「WiMAX(ワイマックス)」でもグーグルホームを利用できます。
そこでここでは、WiMAXでグーグルホームを利用するメリットやどの程度の利用料金が必要となるのか、具体的なデータ通信量や設定方法などについて詳しく解説していきます。
目次
WiMAX回線でグーグルホームを使うときのポイント
WiMAXを利用するメリット
- お手軽にWi-Fi環境が導入できる
- 光回線のように工事が必要ない
まずWiMAXを利用する最大のメリットが、手軽に自宅にWi-Fi環境を導入できることです。
光回線など固定インターネットサービスを導入する場合、一戸建て住宅なら初期費用として高額の工事費用がかかりますし、集合住宅などに暮らしている場合はそもそも物件が光回線に対応していないと導入できません。
また光回線の導入には立ち会いの工事が必要ですし、工事業者の人を自宅に入れる必要があるためけっこうな手間と面倒がかかります。
一方でWiMAXはモバイル回線を利用するので、工事の立会は不要ですし、もちろん業者を自宅に入れる必要もありません。
そのため一人暮らしをしている若い女性でも無理なく自宅にWi-Fi環境の構築ができるのは魅力ですね。
グーグルホームのデータ通信量

グーグルホームを利用した場合に消費する通信量ですが、一例として音楽をストリーミング再生で一時間流し続けた場合、およそ200MBのデータ通信量を消費します。
さすがに24時間ストリーミング再生しっ放しにする人はいないと思いますが、仮に睡眠時間以外ずっと再生し続けるならWiMAXの契約プランには注意しましょう。
WiMAXのおすすめプランは「ギガ放題」
WiMAXには一ヶ月あたり7GBまで高速データ通信ができるプランとデータ容量の制限無しで高速データ通信ができる「ギガ放題」というプランがあるのですが、日常的に快適にグーグルホームを利用するためには「ギガ放題」プランへの加入がおすすめです。
もし1日8時間寝るとして、残り16時間ずっと音楽を再生し続けるなら200MB×16時間=3200MB(3.2GB)。
WiMAXは3日10GBというやっかいな速度制限こそあるものの、16時間音楽再生し続けても3日間で9.6GBと十分です。
(他のデータ通信は考慮していません)
ただここまでグーグルホームを酷使する人っていないはず。
1日4時間ぐらい音楽再生しつつ100回指示したとしても十分快適に使えます。
WiMAXギガ放題プランなら余裕で使えるでしょう。
WiMAXの月額料金はどれくらい?
WiMAX回線を契約できる業者(プロバイダ)ごとに「ギガ放題」の利用料金は異なるのですが、運営元がやっている公式プロバイダ「UQWiMAX」で契約期間3年として「ギガ放題」のプランを契約した場合の月額利用料金は4380円となっています。
ので、これが毎月の基本的な維持費と考えてOKです。
ただUQWiMAXは本家本元だけあってこの業界の基準となる料金設定になっているので、UQ以外の代理店で契約したほうが特典などによりかなり安くなります。
これに関してはこの記事の最後でおすすめの安いWiMAXプロバイダを紹介しているので参考にしてください。
WiMAX端末は2種類あり
なおWiMAXの端末というとモバイルルータータイプの端末を思い浮かべる人が多いと思いますが、実はバッテリーが搭載されていない自宅のコンセントにさして利用するホームルータータイプの端末もあります。
持ち運べるモバイルルーター型
ワイヤレスネット回線最大のメリットが持ち運べること。
外出先でもインターネットが使い放題になるため、スマホのデータ通信量を節約すればスマホ代を安くすることもできます。
グーグルホームもモバイルルーター型で十分使えるので問題ないのですが、バッテリー駆動のため長時間使い続けるのは向いていません。
またWi-Fi電波は下で紹介するホームルーター型に比べると弱め。
広い家でWiMAX端末とグーグルホーム端末に距離があると繋がりにくくなるかもしれません。
おすすめはホームルーター型
ホームルータータイプの端末はコンセント直結で動くためバッテリー切れの心配がありません。
またアンテナ本数やサイズの違いから電波のつかみが安定している上に、電力パワーもあって一度に同時接続できる端末台数がモバイルルーターよりも多いのも強み。
そしてWi-Fi電波出力も強いので、自宅でWiMAXを利用する場合はホームルータータイプがおすすめです。
グーグルホームの初期設定
初期設定時に必要なもの
- Wi-Fi環境
- スマホやタブレットなどの端末
- グーグルアカウント
グーグルホームの初期設定についてですが、Wi-Fi環境が必須なことに加えてスマートフォンかタブレット端末が必須で、これら端末に専用アプリをインストールしておく必要があります。
iPhoneでもアンドロイドでもどちらのOSでも大丈夫なので事前にアプリストアからアプリをダウンロードしておきましょう。

加えてグーグルアカウントも必要となるので、iPhoneやiPadを利用していてグーグルアカウントを取得していない場合には事前に取得しておく必要があります。
グーグルホーム設定の流れ
- グーグルホームの電源オン
↓ - グーグルアカウントでログイン
↓ - Wi-Fiネットワーク設定
↓ - グーグルアシスタントやサービスの追加設定
↓ - 初期セットアップ完了
グーグルホームを自宅のコンセントにさし、WiMAXの端末のWi-Fiがオンになっていることを確認したら、グーグルホームの電源を入れます。
その後は端末の案内に従って画面を進めていき自分のグーグルアカウントを使ってログインします。
ログイン後は自身の位置情報を利用してもよいか尋ねられるので「許可」を選択し、作業を進めます。
グーグルホームが検出されると端末から音が出るので、それを確認したらWi-Fiネットワークの設定画面へと進みます。
WiMAX端末のネットワークを選択し、パスワードを入力したらグーグルアシスタントの設定や音楽サービスの追加・動画サービスの追加を行い、設定内容を確認したら「続行」を選択します。
すると初期セットアップの完了画面が表示されるのでこれで一通りの初期セットアップは完了となります。
設定変更の方法
もしも初期セットアップ完了後に設定の見直しを行いたい場合には、スマートフォンやタブレット端末にインストールした専用アプリを使えばOK。
アプリでは音楽サービスや動画サービス、家電連携など設定内容を変更できます。
WiMAXを契約するならこのプロバイダ
上でUQWiMAXを紹介しましたが、ここは高いのでおすすめしません。
またWiMAXはどのプロバイダで契約しても対応エリアや速度は一緒なので料金とサービスレベルで選ぶのがベストです。
料金で選ぶなら「GMOとくとくBB」

業界最高額の現金バック特典が魅力のプロバイダ。
安さで選ぶならここがおすすめです。
安さに全フリしていることもあってサポート面のサービスに若干不安があるものの、WiMAXの設定は取扱説明書を見ればできますしサポートがいらないなら問題ありません。
公式サイトはこちら
⇒GMOとくとくBB WiMAX2+
サポートレベルで選ぶなら「BroadWiMAX」

私がお世話になってるプロバイダで、現金バックはありませんが月額を割引してくれるところです。
他社のサポートセンターの評判をチェックすると電話が繋がらないなど悪評を見かけますが、ここは100%つながってるので自信をもっておすすめできます。
料金の安さではGMOとくとくBBに及ばないものの、1ヶ月あたり250円くらいの差でしかありません。
ネットの設定が苦手な方、わからないことがあったらすぐ問い合わせたい方はBroadWiMAXがおすすめです。
公式サイトはこちら
⇒BroadWiMAX
まとめ
グーグルが製造販売している人気スマートスピーカーの1つ「グーグルホーム(Google Home)」をWiMAXで使うときのポイントをまとめました。
これからまだまだ市場拡大していくサービスですし、自宅にWi-Fi環境がないならWiMAXとセット契約が簡単です。
WiMAXなら最短でその日のうちにグーグルホームに命令できる環境が手に入りますよ。