※お知らせ
「GREEN WiMAX」の受付は終了しています。
また「GREEN WiMAX2+」の受付も終了しました。
契約を考えていた人は別のWiMAXプロバイダから選びましょう。
WiMAX運営会社「UQコミュニケーションズ」のサービス提供会社一覧には見かけないWiMAXプロバイダを見つけたので詳しく調べてみました。
プロバイダ名は「GREEN WiMAX2+(グリーンワイマックスツープラス)」。
公式ページもグリーンで統一されていて環境に優しそうな印象を受けます↓

そしてページ最上部に小さな字で「固定IP・プロバイダー契約形態に応じて熱帯雨林再生のために植林します。」なんてフレーズが。
WiMAXプロバイダで環境保全活動を大々的に(ってほどじゃないけど)アピールしてるのは珍しい。
完全にここから「グリーン」のネーミングとってますね。
個人的にWiMAXプロバイダ選びで大事なのは「1に安さ、2にサポート」なので安ければ何でもいい派なんですが、ブランドイメージを気にする・慈善事業に興味ある人にはベストなプロバイダと言えそうです。
とはいえ意外と安いかもしれませんからね。
・・・
と思っていたら、ページ下の方に「WiMAX2+新規お申込みの受付は終了致しました。」ってある・・・。
終わってんのかい!
新しいプロバイダ発見!って喜んでただけにガッカリです(汗)
まぁでも気が変わってまたサービス開始するかもしれませんからね。
せっかくなので、「GREEN WiMAX2+」の料金やキャンペーン特典などサービス内容を調べてみました。
目次
GREEN WiMAX2+ってどうなの?
公式ページでは5つのポイントをアピールしています。

- ワイヤレスで高速通信&同時に16台まで接続可能!
- 工事不要・配線不要!
- 固定IPで外出先からでも必要な情報に安全にアクセス!
- CO2削減に貢献!植林WEB証明書を発行!
- 手元で使う回線を選べる!
この5つを大きく取り上げていたため、どんなものなのかを重箱の隅をつつく悪質クレーマー目線で詳しくチェック!
これで本当にGREEN WiMAX2+に対して魅力を感じられるか?を見ていきます。
①ワイヤレスで高速通信&同時に16台まで接続可能!
WiMAXの標準サービスをそのまま言ってるだけですね。
16台同時接続も端末によりますし、ほとんどのプロバイダで扱っています。
GREEN WiMAX2+を選ぶ理由になりません。
②工事不要・配線不要!
ワイヤレス回線を使ったインターネットサービスならすべて工事不要なので、当然配線もありません。
WiMAXに限らず、ワイモバイルや格安SIMを使ったもの、スマホなどもワイヤレス回線サービスですね。
これまたGREEN WiMAX2+を選ぶ理由になりません。
③固定IPで外出先からでも必要な情報に安全にアクセス!
固定IPは監視カメラなど常時ネットに繋いでおきたい端末を使うときい必要なものです。
WiMAX端末って電源オンオフで割り当てられているIP(ネット上でつながっている端末を見分けるIDみたいなもの)がころころ変わったりするんですが、監視カメラのIPがころころ変わったら写っていた映像が途切れてしまってさぁ大変。
まともに監視できなくなってしまいます。
ってなわけで固定IPアドレスサービスは各WiMAXプロバイダで提供されています。
これもまたまたGREEN WiMAX2+を選ぶ理由にはなりません。
④CO2削減に貢献!植林WEB証明書を発行!

WiMAX業界でも珍しい(というか見たことない)慈善事業に貢献できる仕組みがこれ。
初回契約時に1本の苗木を植林し、1年継続するとさらに1本・・・と増えていきます。
植林したら「植林WEB証明書」というものが発行されるので、慈善欲求を満たせそう。
部屋やリビングにデーンと飾って、知人が来たときに見せびらかすのも乙かもしれない(笑)
⑤手元で使う回線を選べる!
一部古い機種を除き、WiMAXは端末側で使いたい電波を選べるようになっています。
たとえばダウンロード速度最大1ギガ超えの「L02」というモデルなら、
- ハイスピードモード・・・WiMAX2+回線だけ利用
- ハイスピードプラスエリアモード・・・WiMAX2+とau 4G LTE回線を併用
という2つのモードを選択できます。
これもまたまたまたGREEN WiMAX2+を選ぶ理由にはなりません。
ちなみに古い機種では「WiMAX(無印)」回線を選べるものもありますが、こちらは2020年3月でサービス終了と発表されています。
以上、公式でアピールしているポイントを見てきましたが、GREEN WiMAX2+オリジナルの魅力的なポイントは④植林事業だけですね。
ほかはどのプロバイダを選んでも一緒の条件です。
GREEN WiMAX2+の対応エリア
ここでは一番ユーザー数が多くなる東京都を中心に、対応エリアマップをチェックしてみました↓

さすがに世界有数の大都市だけあって、山間部以外は最速440Mbpsに対応しています。
これはGREEN WiMAX2+に限らず、ほかのWiMAXプロバイダ全社同じ対応エリアになるため、どこで契約しても一緒です。
これもまたここを選ぶ理由にはなりません。
通信速度・速度制限について
通信速度
上の対応エリアでも触れていますが、WiMAX2+回線は最大440Mbpsで、端末のバッテリー節約モード設定により最大220Mbsp/110Mbpsも選べます。
またau 4G LTE回線併用モードにすれば、回線を合体させる技術によって1Gbps超えに対応するモデルも発売されています。
ただGREEN WiMAX2+では扱っていません。
速度制限
WiMAXには過去3日間で10GB分データ通信すると翌日18時~2時頃まで約1Mbpsになる面倒な速度制限があります。
またハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE回線併用モード)を使うと、月間7GB超で128kbpsになる速度制限もあります。
これもWiMAX業界共通の制限なのでここに限ったものではないですね。
WiMAXルーターのラインナップ

- Speed Wi-Fi NEXT W04
- Speed Wi-Fi HOME L01
- URoad Stick
いまでは契約できないモデルばかりですね(汗)
2017年ころ扱われていた端末なので、そのころGREEN WiMAX2+はサービス終了したんでしょう。
URoad Stickはまだ「在庫あり」表記ですが、更新し忘れてる感じ?
なんだか物悲しさを感じる・・・。
利用料金は?
基本月額料金(税別)
事務手数料 | ギガ放題 月額料金 | 月7GB 月額料金 | |
---|---|---|---|
完全定額 動的IP | 3,000円 | 5,924円 | 5,240円 |
完全定額 固定IP | 5,000円 | 7,124円 | 6,440円 |
2年お得割 動的IP | 3,000円 | 4,374円 | 3,690円 |
2年お得割 固定IP | 5,000円 | 5,574円 | 4,890円 |
契約するなら2年縛りプランですね。
まだ受け付けていた頃の業界の基本料金は月7GB3696円、ギガ放題4380円だったんですが、わずかながら安くなっています。
固定IPプランはほとんどの人が使わないと思うので無視しましょう。
ただこの金額は全然安くありません。
業界最安プロバイダなら月3500円くらいなので、ここで契約するメリットは感じられません。
解約違約金
- 1~13ヵ月目 19,000円
- 14~24ヵ月目 14,000円
- 26か月以降 9,500円
他社プロバイダと同じ水準です。
たまに特典を超強力にするかわり、すぐ解約できないよう高額な違約金を設定しているプロバイダもありますが、GREEN WiMAX2+はいたって普通ですね。
とはいっても十分高いんですが(汗)
キャンペーン特典はある?
これが特典です!とハッキリいえるようなものはなし。
サービス終了してないときならキャンペーンやってたかもしれませんが、いまは確認できず。
あえて言うなら2年縛りプランを選んだら月額が安くなるところですね。
まとめ
すでに新規受付を終了しているWiMAXプロバイダ「GREEN WiMAX2+」について調べてみました。
植林という慈善事業が最大の特徴となっているプロバイダでした。
ただ料金が他社に比べて高すぎるんですよね・・・。
業界でもトップクラスに安いプロバイダより月1000円以上高いので、ここで契約して植林してもらうより自分で差額分を寄付したほうがいいかもしれない。
この料金では続かないよね、と思えるプロバイダでした。