
このページでは、これからはじめてWiMAXを契約しようとしている人向けに、知っておくと得する・あとで後悔しないためのポイントを4つ紹介していきます。
ちょっと長くなってしまったので「文字読むのツラい!」って人は、すぐ下にある目次から気になる項目だけでもチェックしてみてください。
最悪WiMAXプロバイダの料金比較についてだけでも知っておくと最大3万くらい得しますよ。
目次
WiMAXをはじめて契約する前に知っておきたいポイント4つ
ここでは次の4つを解説していきます。
- そもそもWiMAXってどんなもの?
- 快適に使えるの?
- WiMAX機種はどう選ぶ?
- 契約するショップ(会社)はどこがいい?
WiMAX契約がはじめての人が抱きがちな疑問点を中心に解説していきます。
1.そもそもWiMAXってどんなもの?
正確には規格名のことですが、一般的にはモバイルルーターの1種、またはauの親会社「KDDI」傘下の企業「UQコミュニケーションズ」が運営・管理している電波・回線として知られています。
そういった関係からauで扱っているWi-FiルーターはWiMAXのものと一緒です。
機種本体はauのものにはauロゴ、UQコミュニケーションズのものはUQロゴがプリントされていますが中身は一緒です。
(たまにau限定カラーのある端末も発売されています)
ほかプラン料金が違うくらいですね。
ちなみにモバイルルーターにはほかにも、docomo、SoftBank、Y!mobileからも発売されていてそれぞれ自分のところで運営・管理している回線を利用しサービス提供しています。
ほか、利用者が増えてきた格安SIMで使うタイプもあり。
キャリア別のモバイルルーター名称
ちなみに各社のモバイルルーターの呼び方は次のようになっています。
- docomo・・・Wi-Fi STATION
- au・・・WiMAX
- WiMAX・・・WiMAX
- SoftBank・・・ポケットWiFi
- Y!mobile・・・ポケットWiFi
Y!mobileはSoftBankのサブブランドなので回線も機種も一緒ですが、モバイルルーターサービスをメインで展開しているのはY!mobileの方です。
Y!mobileだけしかない機種もありますし、同じモデルでもSoftBankのはあとから発売されることも多いです。
これはWiMAXとauでも一緒で、WiMAX側しか扱っていない機種もあり、発売日が違うことも同じくあります。
ポケットWiFiとの違い
はじめてWiMAXを契約する人にありがちなのが、ポケットWiFiと一緒だと思っているパターン。
私の知人も「ポケットWiFiってどれがいい?」と言いながらWiMAXについて質問してきたことがあります。
モバイルルーター業界のシェアでは1位WiMAX、2位Y!mobileなので完全にライバル関係。
ほぼこの2社が業界を牛耳っていると思っていても間違いではありません。
で、上で解説したとおり、ポケットWiFiはSoftBankとY!mobileのモバイルルーターのことです。
使っている回線が違うためどちらが快適なのか?は電波をやりとりしている基地局しだい。
たいてい基地局との距離が近い方がより快適に使えるため、絶対的にどちらかのほうが上とはなりません。
(障害物や機種にもよりますが)
2.快適に使えるの?
対応エリアは?
WiMAXが使えるエリアは日本全国人口が多いエリアの99%以上となっています。
都市部は間違いなく対応エリア内なのでここはあえて群馬県をサンプルとして見てみましょう↓

ピンク色が対応エリア。白くなっているのは山の部分だけ。
群馬県で人口が多い前橋市や高崎市はもちろん、人が住んでいるエリアは完全に対応しているのがわかります。
ただ回線速度がより速くなる最新技術は東名阪など都市部から対応し始めるため、そういったエリアに住んでいる人はさらに快適に使えるでしょう。
だからといって地方都市や田舎がダメってわけではありません。
周囲が山だらけのドがつく田舎はさすがに繋がらない可能性高いんですが、人が多く住んでいるエリアなら必ずWiMAX基地局が設置されています。
(ビルの屋上などに設置されているアンテナみたいなもの)
そしてそのほとんどで下り最大440Mbps(画像ピンク色部分)の対応エリアとなっています。
○○市と付いてるならまず問題なく対応エリア内のはずですが、ページ下の方で紹介するWiMAXを契約できる会社(プロバイダともいう)のサイト内でも案内されています。
はじめて契約する人は必ず気に入った会社でチェックしておきましょう。
はじめてでもスムーズに使える?
使い方は機種が到着したらSIMカードというものをセットして電源ON→繋げる端末側で契約した機種のWi-Fiネットワーク名のパスワードを入力すれば繋がります。
有線接続ならパスワード入力も必要ありません。
あとはインターネットが快適に使えるかどうか?ですが、回線の繋がりやすさ・快適性は、WiMAX電波を中継している基地局との距離しだいです。
ただし電波の特性が「障害物に弱い」「ケータイの電波より安定して届く距離が短い」こともあって、地下や山間部、自宅でも何枚も壁を挟んだ内部の部屋だと快適に使えないこともあります。
契約したはいいけど全然繋がらない!→即解約→違約金発生!とならないためにも、はじめてWiMAXを使う場合はかならず確認しておきたいポイントです。
3.WiMAXの機種はどう選べばいい?はじめて選ぶならコレ!
機種本体の価格で選ぶ
WiMAXは回線と機種同時契約となります。
そしてほとんどの会社は実質2万円ほどの機種を0円で販売しています。
最新機種でも0円です。
回線利用料で儲ける流れですね。
2016年始めまであったスマホの端末0円販売と一緒です。
よって機種の価格で選ぶことはありません。
機種のタイプで選ぶ
WiMAX機種には次の3種類用意されています。
- 普通のモバイルルータータイプ
- 室内用の特化したホームルータータイプ
- USB端子に直接つなげるバッテリー無しタイプ
1.モバイルルータータイプ
(はじめての人に最適!)
これが一番売れているタイプ。
対応エリア内ならどこでもインターネットに繋げられます。
もちろん自宅でも使える万能選手。
はじめての人で迷っているならこのタイプから選ぶと安心です。
2.ホームルータータイプ
自宅など室内でしか使わない人はこれ。
コンセントからの電源供給なのでバッテリーはなし。電力が強いこともあってWi-Fi電波も強く届く範囲は広がります。
また同時に繋げられる端末台数は40台くらいと一般家庭では使いこなせないスペックだったりします。
同時に使う人が多い、繋げる台数が多い、部屋が広いなどの条件にマッチする人はホームルータータイプから選びましょう。
モバイルタイプのようにバッテリー劣化の心配もなく、365日24時間電源を入れっぱなしで使える気楽さもメリットです。
ただ自分の部屋で自分やたまにくる友達くらいしか使わないのであればモバイルルータータイプで十分。
そちらをおすすめします。
3.USB接続&バッテリー無しタイプ
3番のUSBタイプは契約できる会社が少なく、安く使えるところを選べません。
ので「ちょっと変わったものが大好き!」って人以外おすすめしません。
ノートパソコン専用として使うのであれば、サイズ的には一番コンパクト&電源はパソコン側からの供給となるためバッテリー切れの心配が無いのはメリット。
でもこれを選ぶならモバイルルータータイプの方が性能も上でより快適に使えるでしょう。
機種の性能で選ぶ
ほとんどのWiMAXを契約可能な会社では最新機種とひと世代前のモデルしか扱っていません。
多くても5機種くらいですね。
そして性能で選ぶのなら最新機種から選びましょう。
たいだい1年周期、10月~2月あたりに新機種が発売されています。
もしこのタイミングで探しているなら少し待ってみるのもあり。
現行モデルが型落ちになれば特典が強力になるパターンもあります。
4.WiMAXを契約する会社(プロバイダ)はどこがいい?
契約できる会社(プロバイダという)は20社以上あり、WiMAX運営元がやっている「UQWiMAX(ユーキューワイマックス)」を筆頭に、各プロバイダは料金が安くなる特典重視で競い合っています。
スマートフォンだとdocomo、au、SoftBankで多少対応エリアや回線速度が違いますが、WiMAXは全部一緒。
同じWiMAX回線を使っているため、エリアも速度も一緒です。
そのため、はじめて契約する人は安さだけじゃなく、何かあったときにサポートしてもらえるプロバイダを選んだほうが安心です。
そこで次のポイント別に最適なプロバイダをピックアップしました。
- 実店舗あり
- 即日利用可能
- 信頼性・サポート重視
- 安さ重視
- サポートと安さのバランス型
1.実店舗あり
- UQWiMAX(UQスポット)
- au(auショップ)
- 家電量販店系
・ヤマダ電機系列
・ビックカメラ系列
・ヨドバシカメラ
・ケーズデンキ
・エディオン
・PCデポ
があります。
ただし、ここで上げたプロバイダは全部料金が高め。
家電量販店系なら店舗によって割引クーポン1万円といった特典が付いてることもありますが、それでも安いところに比べると2~3万程度割高です。
はじめて契約する人だとメールや電話より対面の方がいいって人もいるんじゃないでしょうか。
もしそうならここで挙げた実店舗のあるプロバイダから選ぶことになります。サポート面では一番安心ですね。
2.即日利用可能
- UQWiMAX
- au
- 家電量販店系
- BroadWiMAX(関東エリアの人限定)
実店舗のあるプロバイダは在庫があれば即日WiMAXが使えます。
BroadWiMAXは少し特殊で、渋谷・秋葉原・埼玉県大宮市に1店舗づつ機種本体を渡すための店舗が用意されています。
そのため、ネットで申し込んで受け取りに行けば即日利用可能です。
出かける前、昼休みなどに申し込んで帰宅時受け取ればすぐに使えます。
ここは即日発送にも対応しているので、該当地域以外に住んでいる人でも最短翌日~2日後には使えるようになるでしょう。
⇒BroadWiMAXをレビュー&ここを選んだ3つの理由
3.信頼性・サポート重視
WiMAXは店舗契約のみ、WEB申込みのみ、両方OKEの3パターンあり、サポート面は実店舗があるプロバイダがおすすめ。
スタッフの質にもよりますが対面でサポートしてもらったほうが確実です。
はじめて契約する人は重要視したいポイントですね。
4.安さ重視
店舗やサポートに必要な人件費などにかかる費用を安さに割り振っているWEB申込み限定プロバイダから選ぶことになります。
店舗ありプロバイダより3万ほど安く使えるためかなりお得です。
ただし、基本的にWEB申込み専用プロバイダはコストカットした分を料金に還元しているためサポートの質は低め。
ヒドいところは電話に全然出ないなんてことも。
トラブルが起こっても自分で調べて対応できる、などある程度自己解決できるスキルがあると安心です。
どこが安いのか?については下の項目にある料金比較表を参考にして下さい。
5.サポートと安さのバランス型
これは完全に管理人個人的な意見ですが、BroadWiMAXをおすすめします。
業界最安ではないもののトップクラスに安く、電話サポートもしっかり対応してくれました。
WEB申込み限定プロバイダにありがちな「サポートに電話しても全然出ない!」なんてこともなく、何度かけてもすぐ繋がっているので安心。
たまたまってことはないと思います。
では最後に料金の安さでプロバイダを比較してみました。
実店舗がいい人は近所の店舗へ、安さ重視の人は次の比較表から好みのプロバイダを選びましょう。
はじめて契約するならここ!
WiMAXプロバイダ料金比較
3年プランの合計料金が安い順にランキング表を作りました。
順位 | プロバイダ | 対象端末 | 3年合計 | 平均月額 | 特典 | 端末代/送料 |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | GMOとくとくBB | HOME02 | 133187円 | 3700円 | キャッシュバック 32500円 | 0円 |
2位 | GMOとくとくBB | L02 | 134837円 | 3746円 | キャッシュバック 31000円 | 0円 |
3位 | GMOとくとくBB | W06 WX06 | 137252円 | 3813円 | キャッシュバック 28800円 | 0円 |
4位 | GMOとくとくBB | WX06+ クレードル | 140887円 | 3914円 | キャッシュバック 25500円 | 0円 |
5位 | GMOとくとくBB | 全機種 | 142594円 | 3961円 | 毎月割引 キャッシュバック 3000円 | 0円 |
6位 | BroadWiMAX | 全機種 | 144489円 | 4014円 | 毎月割引 | 0円 |
7位 | BIGLOBE | 全機種 | 145480円 | 4041円 | キャッシュバック 17000円 | 端末19200円 送料0円 |
8位 | カシモWiMAX | 全機種 | 146405円 | 4067円 | 毎月割引 | 0円 |
9位 | DTI | 全機種 | 146473円 | 4069円 | 毎月割引 | 0円 |
10位 | AsahiNet | 全機種 | 161576円 | 4488円 | 初期12か月割引 | 0円 |
11位 | So-net | 全機種 | 163222円 | 4534円 | 初期12ヶ月割引 | 0円 |
12位 | UQWiMAX | 全機種 | 175319円 | 4872円 | なし | 端末16500円 送料0円 |
キャッシュバック額は毎月変動するため、必ず公式サイトでご確認下さい。
この中でおすすめは次のプロバイダです。
料金が安いキャッシュバック重視
GMOとくとくBB公式サイト
⇒GMOとくとくBB WiMAX2+公式
※上のリンクから申し込むと通常ページよりキャッシュバック1000円増!
毎月安い月額割引重視
3年プランの安さとサポートも良いバランス重視
⇒BroadWiMAX公式
まとめ
はじめてWiMAXを契約する人向けに基本知識と損しないためのプロバイダ情報を紹介しました。
なんだかんだ言って一番大事なのは料金です。
どこで契約しても通信環境に差はないため違いはサポートか料金か?の2択です。
安さ重視で選ぶ人は特に比較表をしっかりチェックして選んで下さいね。