
工事不要ですぐにインターネット環境が手に入るホームルーター。
その中でも特に人気の2機種
- WiMAX HOME 02(WiMAX)
- Airターミナル4(ソフトバンク)
を徹底比較!
デザイン・スペック・機能など端末関連情報や、回線サービスの利用料金・繋がりやすさを比べ、どっちがいいか解説しています。
ホームルーター契約を検討中の方はぜひ参考にしてください。
目次
WiMAX「HOME 02」とソフトバンク「Airターミナル4」を徹底比較!
見た目の違いをチェック!
WiMAX HOME 02:高118×幅50×奥行100mm
Airターミナル4 :高225×幅103×奥行103mm
圧倒的に小さいHOME02

どちらも本体カラーはホワイト一色だけ。
ですが、上の画像を見てのとおりサイズが違いすぎます。
HOME02の幅はAirターミナル4の約半分、高さも半分に近く、奥行きだけがほぼ一緒。
ということは容積比で1:4くらいってことですね。
デスクワークしてるテーブルの上に置くとしたら、圧迫感が全然違ってきます。
まぁホームルーターなので、自宅の間取り全体に電波が届きやすい場所に設置すると思いますし、邪魔にならない位置へ置くはず。
Airターミナル4の大きさでも気にならないかもしれませんが、比べてしまうとその差に驚きます。
WiMAXとソフトバンク回線の違いを知っておこう
速度面で有利なWiMAX回線
データ通信に使う電波は周波数という数字で表され、WiMAX電波は比較的高い(数字が大きい)周波数帯を使います。
だいたい2500MHz(メガヘルツ)くらいですね。
この数字が大きいほど通信速度も上がるため、スマホなどで使われている700・800MHz帯の周波数より速度を期待できます。
2020年に日本でも実用化される次世代通信網「5G(ファイブジー)」回線はもっと高い周波数帯のものです。
ただしいいところばかりではなく、障害物などに弱く、ほかの電波の干渉も受けやすいため安定性の面では劣ります。
安定性で有利なソフトバンク回線
Airターミナル4ではソフトバンク(ワイモバイル)スマホと同じ700・800MHzの周波数帯で通信しています。
よって速度では劣りますが、安定性ではこちらに分があると言えるでしょう。
ちなみにLTE回線とも呼ばれていますが、WiMAX・ソフトバンク回線どちらも周波数帯が違うだけでLTE回線には違いありません。
通信速度はどっちが速い?
ダウンロード速度はAirターミナル4が圧倒!
対応エリアが東京都やその周辺のごく一部に限られますが、ダウンロード速度が最大962Mbpsの性能を誇ります。
それ以外のエリアでは481Mbpsや261Mbpsが主流です。
さすがにサイズが大きいだけあってスペック面ではAirターミナル4が上ですね。
ちなみにWiMAX HOME 02は最大440MbpsでAirターミナル4に比べると劣って見えるかもしれません。
ただ、WiMAXの440Mbps対応エリアは広いので、日本全国で満遍なく使える可能性が高いです。
また速度に関しては、WiMAXやソフトバンク(ワイモバイル)の基地局が近くにあるかどうか?が一番大事です。
Airターミナル4の962Mbpsだって対応する基地局が傍になければ使えませんし、距離が遠ければスペックほどの速度は期待できません。
ただ基地局情報は個人情報の関係で教えてもらえないようなので、自分で近くのマンションの屋上についてるアンテナみたいなものをチェックして探すしかないでしょう。
快適に使えるかどうか?は運の要素がかなり強いです。
対応エリアはどっちが広い?
東名阪エリアのみ抜粋しています。
HOME02はWiMAX2+回線とauの4G LTE回線が使えますが、ここではWiMAX2+のみ掲載しています。
au回線はおまけみたいなものなので、最初から無いモノと考えておきましょう。
HOME02のエリア(WiMAX2+のみ)

Airターミナル4のエリア

Airターミナル4のほうが広くカバーされている
上の対応エリアマップの赤色部分が4G LTE回線の繋がるところです。
WiMAXに比べて山間部まで赤色が広がっていて繋がるエリアが多いですね。
HOME02は最大速度の対応エリアが広い
上のマップではわかりにくいんですが、WiMAXのほうが最大速度440Mbps対応エリア(赤色部分)が全国に満遍なく広がっています。
対してAirターミナル4は、地方都市になると962Mbpsどころか481Mbpsに対応していないところもちらほら見かけます。
最大速度対応エリアに限ると、WiMAXの方が広いと言えるでしょう。
スペック比較表で違いをチェック
機種名 | WiMAX HOME 02 | Airターミナル4 |
---|---|---|
メーカー | NECプラットフォームズ | ファーウェイ |
本体色 | ホワイト | 〃 |
対応回線 | WiMAX2+ au 4G LTE | ソフトバンク ワイモバイル |
サイズ | 高 118mm 幅 50mm 奥行 100mm | 高 225mm 幅 103mm 奥行 103mm |
重さ | 約218g | 約635g |
最大速度 | 下り440Mbps 上り30Mbps (一部75Mbps) | 下り481Mbps (一部962Mbps) 上り不明 |
最大同時接続数 | 20台 | 64台 |
消費電力 | 約9W | 24W |
電源 | ACアダプタ | 〃 |
速度やサイズは上で比較してきたとおりですが、明らかに差があるのは同時接続台数と消費電力の違い。
同時接続台数で圧倒するAirターミナル4
本体サイズが大きいこと、電力をたくさん使うことからアンテナサイズや出力も違うと考えられます。
その分同時につなげられる端末数に大きな違いがでてきます。
ただ、一般家庭で60台以上つなげるシチュエーションは思い浮かびません。
HOME02の20台でも多いくらいだと思います。
消費電力で電気料節約効果を期待できるHOME02
消費電力がAirターミナル4の半分以下のHOME02は、年間で3000円くらい電気代に差が出てきます。
基本料金1か月分近い金額なので、スペックを気にしないならHOME02の方がコストを抑えられます。
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⇒ホームルーターの電気代を比較してみた
年間コストはどっちが安い?
※掲載料金は税別です
基本料金はWiMAXが有利
WiMAX HOME 02の料金(UQ WiMAX公式のもの)
- 1年目 3880円
- 2年目~ 3880円
Airターミナル4の料金
- 1年目 3800円
- 2年目~ 4880円
初年度はAirターミナル4の方が若干安めですね。
ただ、2年目以降は大きな差があります。
月1000円×12か月で年間12000円も安く使えるHOME02が有利です。
消費電力もコスト計算にいれておこう
1年間ホームルーターの電源を入れっぱなしで使ったとすると、年間3000円くらいの差になると上の項目で触れました。
これを考慮すると、初年度の料金もHOME02が安くなります。
HOME02の月額平均・・・3880×12=46560-3000=43560÷12=3630円
というわけで、Airターミナル4よりHOME02のほうが安く使えます。
WiMAX契約するなら特典が強力な業者を選びましょう
上の例ではWiMAXの運営元業者「UQ WiMAX」の料金を掲載していますが、実はキャッシュバックや割引などの特典が強力な業者がいくつかあります。
一番安くなるのは業界最高額3万円以上のキャッシュバックを出している「GMOとくとくBB」。
特典を含めて平均月額を計算すると「約3300円」になり、UQWiMAXより500円以上安く使えます。
Airターミナル4と比べたらさらにコスト差は広がります。
よってホームルーターを安く使いたい人は、WiMAXの「GMOとくとくBB」がお得です。
対応エリアチェック・キャッシュバック額をチェック!
⇒GMOとくとくBB WiMAX公式はこちら
※上の専用ページから申し込むと通常ページよりキャッシュバック額が1000円多くなります
どっちを契約するべき?
料金で選ぶならHOME02
通信料金も電気代も安くなるWiMAX HOME 02がおすすめです。
スペックで選ぶならAirターミナル4
サイズが大きい分スペックも高いAirターミナル4がおすすめです。
ただしスペックを堪能するには最大速度対応エリアに住んでいるか?を確実にチェックしておきましょう。
ソフトバンク公式でエリアチェック
⇒https://www.softbank.jp/ybb/air/area-list/
まとめ
WiMAXとソフトバンクから発売されているホームルーター2機種「WiMAX HOME 02」と「Airターミナル4」を比較しました。
通信環境の快適さは基地局しだいなので運要素が多くなってしまいますが、料金で選ぶならWiMAXのHOME02がおすすめです。
速度の速い地域に住んでいて、コストより性能をとるならAirターミナル4がいいですね。