
近年流行っている一台で海外も国内も使えるWi-Fiルーター。
2019年頃からたくさんの業者が誕生してきましたが、その中の1つが「hy-fi(ハイファイ)」です。
他のサイトをみると新規受付停止中と書いているところもありますが、公式ページを見ると停止とは書かれていないですね。
コロナ禍で需要が集中して一時的にストップしていたんでしょう。
それはいいとして、ここでは「hy-fi」を契約しても後悔しないか?について、料金や端末、使えるデータ通信量、速度制限などの面から見ていきます。
契約前に参考にしてもらえれば幸いです。
目次
hy-fi(ハイファイ)ってどうなの?
hy-fiホームページにアクセスすると目に飛び込んでくるのがこの3つ↓

- いつでも使いホーダイ
- どこでも国内海外
- 超低価格
それから少し下にスクロールすると

- 無制限だから速度制限知らず
とあります。
これら4つが「hy-fi」の強みってことですね。
そこでまずこの4つが本当に選ぶに値するメリットなのか?を見ていきます。
【1】いつでも使いホーダイ
「いつでも」は24時間ネット接続できるのでウソ偽りはなし。
また「使いホーダイ」についても、こういったモバイルWi-Fiルーターサービスにはたいてい容量制限があり、それを超えると速度制限されますが、ネットに繋げられなくなることはありません。
あくまで快適ではなくなるだけ。
そういう意味で「使いホーダイ」と言う言葉に嘘はないですね。
ただこれに関してはどのサービスを選んでも同じことで、「hy-fi」ならではのメリットではありません。
「hy-fi」が有利なのはドコモ、au、SOFTBANKの3キャリア回線が使えること。
日本国内では端末側で繋がりやすい回線をチョイスして接続してくれる仕組みとなっています(クラウドSIMという)。
【2】どこでも国内海外
国内では3キャリアから最適な回線を、海外では現地通信事業者の回線と接続してくれます。
地球上のすべての国には対応していませんが、公式発表では「135か国」でネットが使えます。

日本人がよく行く海外旅行先ならほぼ使えるため、海外へ行く頻度の高い人にはネット環境の準備が減らせる分おすすめです。
【3】超低価格
格安SIMが登場し政府が携帯通信量の値下げ圧力を強めてから、モバイルWi-Fiルーターの料金も徐々に下がってきています。
以前はおおむね4000円オーバーだったのが、現在は3000~3500円くらいが主流になってきました。
国内だけ使えればいいのであれば3000円未満のレンタルWi-Fiもあります。
対して「hy-fi」の超低価格は月3880円(税別)。
同業他社に比べると高いと言わざるを得ないですね。
数百円高いだけのメリットがあるか?についてはこれ以降に触れていきます。
海外での利用料
- 1日・・・780円
同業他社では国によって料金が違うことが多く、地域によって1日1000円以上になるところもある中で、一律780円はかなり安め。
国内利用料は高めですが、海外をメインにしている人にとって「hy-fi」はメリットが大きくなります。
ただし、1日500MBまでのため、オーバーすると384kbpsに速度制限されます。
それでもレンタルWi-Fiで有名な「イモトのWi-Fi」では500MBあたり1000円以上するため低料金と言えるでしょう。
ちなみに写真データなどを圧縮処理せずにLINEやインスタグラムにアップすると、あっという間に超過してしまいます。
多少縮小するなどの手間は必要です。
そのあたりに不満がないなら、このわかりやすい料金設定は魅力的と言えるでしょう。
【4】無制限だから速度制限知らず
「無制限」といったらこの業界的に”一か月で使えるデータ通信量に制限が無い”という意味になるかと思います。
で、「速度制限」はそのまま”容量オーバーしても制限されませんよ”という意味合いですね。
月間容量が無制限なら当然そうなります。
では本当に速度制限はないのでしょうか?
hy-fi公式サイトにはこう書かれています↓

著しく大容量のデータ通信をすると制限することもありますよ、となっていますね。
またサービス規約にはこうあります↓
第20条【通信利用の制限】
(中略)
(6)国内で利用の場合は、月間の通信は無制限となります。ただしネットワーク品質の 維持および公正な電波利用の観点から、違法ダウンロード等の不正利用または著しくネットワークを占有するレベルの大容量通信をされた場合、該当の契約回線に対し通信速度を概ね128Kbpsに制限することがあります。(7)海外で利用に関しては、事前にお申し込みが必要となります。日単位の利用プランをお申込みされた場合は日本時間の午前9時00分~翌午前8時59分までを1日とし、該当プランの容量までLTE通信でご利用いただけます。容量超過後は128Kbpsまで通信速度が制限され、通信速度制限は日本時間の午前 9 時に解除されます。1日の利用量が該当プランの上限未満の利用日であっても翌日への容量繰越はできません。
以上のように、あまりに使いすぎると128kbpsに制限されます。
では「大量の通信/大容量通信」とはどのくらいなのか?
私が実際に調べたわけではありませんが、ネット上に検証結果を上げているユーザーさんによると「月150GB」だそうです。
※記事投稿時点
多くの同業他社が100GB(一部300GB)を上限にしているため、多少ゆとりある制限と言えるでしょう。
また海外利用においては、1日の容量オーバー後に同様の速度に制限されます。
hy-fiがおすすめの人
ここを契約するとメリットを感じられるのはこんな人です↓
- 海外利用がメイン+500MBで十分
- 月100GB以上+50GBで十分
条件は厳しめですが、他社より優れているポイントはこれくらいですね。
国内利用がメインならもっと安いレンタルWi-Fi業者を選びましょう。
また150GBで足りない人はこちら↓
参考記事
⇒月100GBじゃ足りない!たっぷり使えるWi-Fiルーターを徹底比較
気になる点は公式サイト、またはhy-fi運営会社へお問い合わせください
公式サイトはこちら
⇒hy-fi(ハイファイ)公式ホームページ
問い合わせ先
- 運営元:株式会社Twelve
- 電話番号:03-4218-2839
- 受付時間:9:00~19:00(年末年始除く)
携帯からでもOKです。
まとめ
超大容量&無制限を謳うレンタルWi-Fi業者「hy-fi(ハイファイ)」について紹介しました。
一部のニーズが強い人にはおすすめできるサービスで万人向けではありませんでした。
国内利用がメインの人は別の業者から選びましょう。