世の中に携帯ルーター、もとい携帯できるモバイルWi-Fiルーターはたくさんあります。
スマートフォンだけではギガ数が足りなくなってしまう、なんて人には最適なもので、使える容量が制限されるスマホにはない使い放題プランが選べるものも。
そんな携帯ルーターたちの中でおすすめの回線サービスや機種を調べてみました。
回線サービス側で用意されているプランには、月7GBまでなど容量制限あるものもありますが、それならスマホの契約プランを見直したほうがいいので、ここでは使う回線(キャリア)別に使い放題プランがある業者に絞ってみていきます。
どの携帯ルーターがいい?
調べるにあたってまず、利用回線別に使い放題プランがある携帯ルーターをピックアップしてみました。
「普段docomoスマホだしdocomoのやつがいいな」なんて希望もあると思うので、それに沿ってチェックしてみてください。
使用回線別おすすめ携帯ルーター
docomo回線を利用したもの
- スマモバ
- ONLY mobile
- その他格安SIM無制限プラン+SIMフリー携帯ルーター
【スマモバ】
docomo回線のLTE使い放題プランがある格安SIMサービスを提供しているスマモバ。
料金も月3500円ほどと良心的で、セット端末販売でも契約できます。
ただ割高なので、格安SIMだけ契約し機種本体は自分で買ったほうがお得です。
関連記事
⇒スマモバのdocomoLTE使い放題プランってどうなの?
【ONLY mobile】
ここもスマモバと同じようなプランが選べるんですが、月額料金がスマモバより高いのでスルーで良いかと。
詳しく知りたい方はこちらで解説しています
⇒ONLY Mobileの評判や料金プランまとめ
【その他格安SIM無制限プラン+SIMフリー携帯ルーター】
数百社ある格安SIMブランドの約9割はdocomo回線を使ってるんですが、スマモバやONLY Mobileのように使い放題プランを用意しているところも。
ただ常に数百kbps制限がある、など低速で使うことが前提だったりします。
快適さはないのでこれもスルーで問題ありません。
au回線を利用したもの
- au
- WiMAX
- 格安SIM無制限プラン+SIMフリー携帯ルーター
【au/WiMAX】
最初の2つ、auとWiMAXは同じ親会社KDDIの傘下なので、両方の回線をそれぞれが使います。
で、WiMAX回線側に使い放題プランが用意されていて、安いところで契約すれば平均月額3000円くらいになります。
ただここでは、auショップで携帯ルーターを契約した場合を考えます。
となると月額4000円オーバーになってしまうので、契約するならWiMAXがおすすめです。
【格安SIM無制限プラン+SIMフリー携帯ルーター】
少ないんですがau回線を使う格安SIMもあり、au回線に対応したSIMフリー携帯ルーターにセットすればauとWiMAX回線が使えます。
UQmobileってところに使い放題プランが用意されていますが、常に500kbpsという低速状態での使い放題なので快適に使えないでしょう。
よってこれを選ぶ理由はないですね。
SoftBank回線を利用したもの
- Y!mobile
- レンタルWi-Fiサービス
【Y!mobile】
Y!mobileはSoftBankのサブブランドってこともあり、両社の電波をお互いに使っています。
ってことでSoftBank公式の携帯ルーターにはない無制限プランが用意されているY!mobileで契約すれば、通信量を気にせず使えます。
(3日間で10GBまでの速度制限はありますが)
【レンタルWi-Fiサービス】
SoftBankで個人契約すると料金割高なんですが、SoftBank携帯ルーターを借りてレンタル提供している業者では使い放題プランになっています。
SPACE Wi-Fi、フジワイファイなど低料金で借りられるところも多く、ここ1・2年で急激に増えてきました。
SoftBankさんは個人より法人向けに力を入れてるんでしょうね。
WiMAX回線を利用したもの
- WiMAX
- au
- 格安SIM無制限プラン+中古WiMAXルーター
- レンタルWi-Fiサービス
【WiMAX/au】
auの項目でも触れましたが、WiMAXとauは同じ系列の会社なのでお互いの回線を利用可能。
で、auショップよりWiMAX業者で契約したほうが料金は安くなっています。
1000円ほど違うのでWiMAXを契約したほうがお得です。
【格安SIM無制限プラン+中古WiMAXルーター】
こちらもauの項目と同じく、UQmobileの無制限プラン格安SIMを中古のWiMAXルーターにセットすれば一応使い放題です。
ただ500kbpsでは動画視聴も厳しいレベルなのでおすすめできません。
【レンタルWi-Fiサービス】
WiMAXルーターをレンタルしている業者がいくつかあるので、それらで契約すればけっこう安め。
例えば民泊Wi-Fiっていう事業向けサービスで業界最安を謳っている「SPACE Wi-Fi(スペースワイファイ)」なら税込で月3500円くらい。
WiMAX業者で契約すると縛り期間があるのに対し、ここなら好きなタイミングで違約金なしに解約可能。
自由度高いほうがいい人はイチオシです。
関連記事
⇒SPACE Wi-Fi(スペースワイファイ)のサービス内容を調べてみた
Y!mobile回線を利用したもの
- Y!mobile
- レンタルWi-Fiサービス
【Y!mobile】
SoftBankの項目で紹介しましたが、Y!mobileには無制限で使えるオプション「アドバンスオプション」をつけられます。
オプション込みで月額4500円程度ですね。
他社サービスに比べるとちょっと高めですが、Y!mobile・SoftBank回線がいい人はここにしましょう。
公式サイトはこちら
⇒Y!mobile携帯ルーター
【レンタルWi-Fiサービス】
Y!mobile公式サイトでは法人限定でレンタルサービスあり。
個人で利用したい人は数社Y!mobileの携帯ルーターをレンタルしている業者を利用しましょう。
「NETGATE(ネットゲート)」ってところなら1年借りれば月3000円に。
ただかなり古い機種限定で快適性に疑問がある&短期間レンタルだとかなり割高なのでおすすめしません。
Y!mobileを選ぶなら公式での契約が安心・快適です。
ここまで回線業者別にデータ無制限で使える携帯ルーターを紹介してきました。
すでにどこがいいのか決まっているなら問題ないのですが、余計こんがらがった人・選択肢が増えてわからなくなった人もいるはず。
そこでピックアップした中からおすすめの携帯ルーターを紹介しておきます。
万人向けのおすすめ携帯ルーター
使い放題プランがある携帯ルーターのおすすめは次の2社。
- Y!mobile
- WiMAX
携帯ルーター業界のシェア上位2社で、WiMAXが圧倒的に1位、つづいてY!mobileとなっています。
ただ都会に住んでいる人ならどっちでもいいんですが、それ以外なら圧倒的にWiMAXを選ぶべきです。
理由は無制限プランに対応しているエリアの広さ。
一例として、人口が集中する東京都近辺、日本で人口が一番少ない鳥取県周辺の対応エリアマップを比較してみます。
(鳥取県民の方スミマセン(汗)。人口少ない=地方代表としてピックアップさせてもらいました。他意はございませんので・・・)
【東京都周辺の対応エリアマップ】
Y!mobile
WiMAX
Y!mobileで使い放題になるアドバンスモード対応エリアは紺色部分のみ。
それ以外のピンク色部分は月7GBまでしか快適な速度で使えません。
東京都心部なら問題ないと思いますが、千葉や茨城、山梨県など周辺はけっこう対応してないんですよね。
対してWiMAXはピンク色部分すべてで使い放題プランに対応しています。
携帯ルーターなので自宅以外でも使うこともあると思いますし、市街地からハズレた場所に住んでいる人も多いでしょう。
万人向けなのは断然WiMAXなのがわかるんじゃないでしょうか。
【鳥取県周辺の対応エリアマップ】
Y!mobile
WiMAX
つながるエリアはY!mobileの方がカバーしてる範囲広めですが、紺色の無制限プラン対応エリアはほとんどないと言っていいレベル。
主要な市区町村の中でも中心部くらいしか使えません。
対してWiMAXならほとんどカバーされています。
比較した結果・・・
携帯ルーター契約でいちばん大事なのは、料金でも機種性能でもなくインターネットに繋がるかどうか?です。
その点で見ると圧倒的に使い放題プランの対応エリアが広いWiMAXが有利です。
そして料金の安さも機種性能もWiMAXの方が上。
月7GBまでで十分ならY!mobileもアリですが、7GBなんて意外と一瞬でなくなります。
スマホ代節約や自宅でのネット利用を考えると、無制限プランでの契約は必須。
よってWiMAXがおすすめです。
まとめ
使っている回線別におすすめ携帯ルーターを比較してみました。
おすすめはY!mobileかWiMAXで、イチオシはWiMAX。
(無制限プランが)使えるエリア、料金、機種性能で文句なし!
今の最強機種&最安回線業者はこちらで紹介しています。
⇒WiMAX【W05】の特徴と最安プロバイダを比較しました
SoftBankの社長さんは最近別事業に興味が移ってるみたいで、回線速度アップへの意気込みが低いように感じます。
au(WiMAX)は2018年内に1Gbps(=1000Mbps)に届きそうな勢いの中、SoftBankは速度アップしても700Mbps台らしい。
まぁ700Mbpsもあれば十分ですけど、より積極的にサービス改善に動いてくれそうなのはau側って印象ですね。