1ギガビット通信初対応!のWiMAXホームルーター、
「Speed Wi-Fi HOME L02」
が登場しました。
新生活先でのインターネット環境に、と考えている人も多いのでは?
ただ一部WiMAX業者(プロバイダともいう)ではL02の一個前のモデル「L01s」も契約できるところがあります。
当然ですが新しいL02のほうが性能は上で、デザインも多少違います。
そこでL02とL01sを徹底比較!
それぞれの性能の違いに注目しつつ、
素直にL02を選ぶべきか?
L01sを選ぶメリットはないのか?
を解説していくので参考にしてください。
目次
L02とL01sならどっちがい?徹底比較
スペック・性能の違いは?
最大速度(エリア別に異なります)
下り
L02 | L01s | |
---|---|---|
東京・埼玉 (有線接続/HS+A) | 1000Mbps | 440Mbps |
東京・埼玉 (有線接続/HS) | 558Mbps | 440Mbps |
東京・埼玉 (Wi-Fi接続/HS+A) | 867Mbps | 440Mbps |
東京・埼玉 (Wi-Fi接続/HS) | 558Mbps | 440Mbps |
宮城/愛知/京都/大阪/兵庫/福岡 (有線接続/HS+A) | 958Mbps | 440Mbps |
宮城/愛知/京都/大阪/兵庫/福岡 (有線接続/HS) | 558Mbps | 440Mbps |
宮城/愛知/京都/大阪/兵庫/福岡 (Wi-Fi接続/HS+A) | 867Mbps | 440Mbps |
宮城/愛知/京都/大阪/兵庫/福岡 (Wi-Fi接続/HS) | 558Mbps | 440Mbps |
その他エリア | 440Mbps | 440Mbps |
※HS+A=ハイスピードプラスエリアモード・・・WiMAX2+/au 4G LTE併用
※HS=ハイスピードモード・・・WiMAX2+回線のみ使用
1ギガビットの最速環境で使えるのは「東京」「埼玉」で、さらに一部エリアとなっています。
さらにLANケーブル接続時だけのため、利用できるユーザーはかなり限定されますね。
1ギガビットには惜しくも届きませんが、最大958Mbps対応エリアは多く恩恵を受けられる方も多いでしょう。
なお最大速度はWiMAX2+回線とau 4G LTE回線併用モード(ハイスピードプラスエリアモード)のときだけなので注意してください。
併用モードは月間7GB制限があるため、あまり使わない人ならいいんですが、無制限プランでガッツリ使う人は接続状況が急に悪くなるなど緊急時につかう程度にしておきましょう。
もし7GBを超えると普通のホームページを開くだけでも重く感じるレベルに速度制限されます。
またWiMAX2+回線だけ使うモードでは、最大558Mbpsまで下がってしまうのも要注意ポイント。
なんでもかんでもギガビット通信だと勘違いしないようにしてくださいね。
なお上記記載の地域以外は最大440MbpsでL01sと同じです。
私も地方都市民なので、L02の性能を腐らせてしまうのがもったいないんですよね・・・。
対応エリアは拡大していくとのことですが、当分先の話でしょうし。
上り
L02 | L01s | |
---|---|---|
全国 | 75Mbps | 30Mbps |
上り速度はL02が倍以上速いです。
サイズ・重さ
L02 | L01s | |
---|---|---|
幅 | 93mm | 93mm |
高さ | 178mm | 180mm |
奥行き | 93mm | 93mm |
重さ | 438g | 450g |
高性能アンテナ、ビームフォーミングなど新機能を搭載したL02のほうがわずかに小さく、そして軽量化されています。
ただ見た目はL01sのほうがシュッとしてるのでスリムに見えるかも知れません。
機能の違い
L02 | L01s |
---|---|
|
|
L01からのマイナーチェンジモデルだけあって、L01sは目立つ新技術は何も搭載されませんでした。
対してフルモデルチェンジ版のL02はいくつか新しい技術が採用されています。
高性能アンテナ
L02には4方向に設置されている高性能アンテナが搭載され、電波受信能力が大きく向上しています。
全方位からの電波を受信できることで通信速度や安定性アップが期待できます。
ビームフォーミング
Wi-Fi電波送信が効率的になる機能で、上のアンテナとあわせて通信速度が約2割の改善効果が期待できます。
2つの新機能の影響もあり、次の項目で紹介する実測値比較でかなり差がでてます。
L02は速度と電波受信力を上げることで通信環境が大きく改善されました。
L02とL01sの速度比較
平日12時頃にスマホアプリ(RBB SPEED)で計測しました。
2機種ともハイスピードプラスエリアモード+ハイパフォーマンスモード、2.4GHz帯でWi-Fi接続時に3回計測した平均値を算出しています。
下り/ダウンロード速度
1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 | |
---|---|---|---|---|
L02 | 56.19 | 53.86 | 53.77 | 54.61Mbps |
L01s | 36.49 | 46.88 | 46.78 | 43.38Mbps |
約25%速度アップ!
WiMAX公式サイトには新機能によって約20%速度向上と書かれてますが、それ以上の結果に私もホクホク(笑)
地方都市住まいなので最大速度はどちらも同じ440Mbpsながら、実測値ではハッキリ明暗がわかれました。
これだけ違うなら、仮にL01sのほうがデザインを気に入ってたとしてもL02にしたほうがいいですね。
上り/ダウンロード速度
1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 | |
---|---|---|---|---|
L02 | 17.79 | 18.42 | 18.97 | 18.39Mbps |
L01s | 9.72 | 10.92 | 13.69 | 11.44Mbps |
約60%もアップ!
たまたま良い計測結果になった可能性がゼロではないにしろ、これだけハッキリ差があるなら信憑性は高いでしょう。
L02いいですねー。
ping/応答速度
1回目 | 2回目 | 3回目 | 平均 | |
---|---|---|---|---|
L02 | 389 | 57 | 48 | 164.67 |
L01s | 117 | 47 | 54 | 72.67 |
ping値はオンラインゲームをするときに気にしたい数値です。
WiMAXのようなワイヤレスなネット環境の弱点でもあるんですが、表のようにたまに変な数値になったりします。
それだけ安定性がないってことですね。
2回目、3回目の計測値が平均的ですが、リアルタイムにデータが反映されるシビアなゲームには向いていません。
今回の計測結果ではL01sがL02を大きく上回る数値になっていますが、ここはモデルによって極端に差の出る部分ではないのでどちらを選んでも大差ないですね。
対応アプリ「HUAWEI HiLink」
どちらも同じものを使います。
デザイン性重視のためか、L02/L01sともに直接操作できる液晶ディスプレイが付いていません。
そこでファーウェイがリリースしている専用アプリ「HUAWEI HiLink」を使うと設定や通信量確認が簡単です。
ただこれはこのページで比較している2機種に限らず、ファーウェイ製WiMAXルーター共通のため違いはありません。
販売しているWiMAXプロバイダの違い
新機種が発売されれば古いモデルは販売終了していきます。
在庫がある限りWiMAXプロバイダ側も販売し続けるようですが、毎年ニューモデルが発売されるため長くても2年くらいで見かけなくなります。
また業界でも特に安く契約できるプロバイダは在庫の回転が速いため、L02発売後1年もしないうちに販売終了してしまいます。
早いところだとL02発売と同時に切り替えてるところもありました。
WiMAXってどこで契約しても通信環境が一緒なので、料金で選ぶのがベストな選択です。
そしてほとんどのプロバイダではどちらも一緒の料金です。
(ごく稀に在庫消化用の特別プランがあることもありますが)
となると、もしL01sのような一世代前の機種を選ぶなら、早めに動かないと安いプロバイダでは契約できなくなるので気をつけてください。
L02とL01s、どっちがいい?
スペックで大きく上回る【L02】がおすすめです。
L01sは性能的に選ぶメリットが無いんですよね・・・。
下り最大440Mbpsなので不自由することはまずないため、見た目が気に入ったならL01sもありでしょう。
ただ家電や自動車などの型落ちモデルなら割引率が大きくなってお得に買える、なんてこともあるんですが、WiMAXにそういうものはほぼなし。
現時点でL01sだけを極端に安くしてるプロバイダも見かけません。
というわけで、これからどっちかを選ぶなら迷うことなく「L02」にしておきましょう!
L02を最安で契約するならここ
まず選ぶプランは使い放題の「ギガ放題プラン」にしましょう。
月7GBまでの「ライトプラン」では数時間動画視聴するだけでオーバーしてしまうため、快適なインターネット環境とは言えません。
またL02の契約は基本3年縛りです。
で、どこで契約しても通信環境は一緒なので、縛り期間のトータル費用で安さを判断するのがベストとなります。
この機種を扱っているWiMAXプロバイダは15社近くありますが、全部書きだしても邪魔なだけなので比較結果の上位3つだけ載せておきます。
- GMOとくとくBB(月額割引コース)・・・117660円
- GMOとくとくBB(キャッシュバックコース)・・・120660円
- @nifty(キャッシュバックコース)・・・125140円
最安はGMOとくとくBB。
普段はキャッシュバックコースのほうが安いんですが、2月だけは月額割引コースのほうでもキャッシュバック5000円特典が付き最安になってます。
3位以下とかなり差があるためGMOとくとくBBがベストです。
まとめ
WiMAX最速ホームルーターL02と旧モデルL01sを比較しました。
あえて古い機種L01sを選ぶメリットはありません。
素直に性能面で大きく上回るL02を選んでおきましょう。
今やインターネットは生活に無くてはならないものです。
ギガビット通信対応エリアこそ限られますが、光回線に匹敵する最大速度を誇るL02なら、ユーチューブ・ネットフリックス・アマゾンプライムなど動画視聴も快適にみられるはずです。
条件さえ良ければ4K画質の動画だって快適に見られるでしょう。