
2020年4月13日、コロナ禍の真っ最中にサービススタートした「まるっとWi-Fi」。
「月間300GBまで制限なし」
が最大の魅力で、国内外で使えるクラウドSIMを利用したサービスです。
モバイルWi-Fiルーター市場でシェアトップのWiMAXや次点のワイモバイルが月間約100GBなので実に3倍つかえるわけですね。
そこで「まるっとWi-Fi」はWiMAXなどと比較して契約しても後悔しないのか?についてまとめました。
目次
まるっとWi-Fiの契約はあり?なし?
まるっとWi-Fiユーザーの口コミは?
ツイッターなどのSNSやグーグルなどで利用者の口コミを探してみましたがほぼ見つからず。
まだ新し目のモバイルWi-Fiルーター業者だけに今後増えていくと思いますが、現状ユーザー数は多くないと言えます。
・・・あと関係ないんですが「まるっと」ってフレーズを使ってる人たくさんいるんですね。
関係ない投稿やページが大量にヒットして探すのも大変です(汗)
ちなみに1つ「まるっとWi-Fi」利用者のレビューページが見つかりましたが、手放しでおすすめする感じではありませんでした。
いいところもありますが、微妙なところもあるのが現実のようです。
というわけでもう少し詳しく見ていきます↓
まるっとWi-Fi4つの魅力
まずはまるっとWi-Fiの魅力的な部分に注目してみていきます。
- 大容量300GBで快適なネットライフ
- わかりやすい料金設定
- 3キャリア対応で広いエリアをカバー
- プランに応じて選べるWi-Fiルーター
1.大容量300GBで快適なネットライフ
※お知らせ
コロナ禍によるテレワーク需要の高まりもありユーザー数が急増したことから300GB以下での速度制限になる可能性もある、と公式ページに案内がありました。
まだ適用されていないようですが、この部分に魅力を感じている人は様子見をおすすめします。
月間300GBまでの利用は速度制限なし、が「まるっとWi-Fi」最大のアピールポイントですね。
同業他社ではほとんどが上限100GBなのに対し、その3倍余裕があるとなれば魅力を感じる人も多いのでは?
モバイルルーター業界で一番人気のWiMAXにおいては3日10GB制限という速度制限があるため実質月間100GBまでしか快適に使えません。
この水準に合わせている業者が多い中での上限300GBは目立つ存在と言えます。
制限適用時の速度は?
ちなみに容量オーバー時にどれくらいの速度に制限されるのか?はまるっとWi-Fi公式ページや利用規約に記載されていませんでした。
そこは書いといて欲しいですね(汗)
また容量オーバー以外でも以下の条件で速度制限されることがあるので気を付けたいところです。
※ネットワーク品質の維持と公平な電波利用の観点から、異常な大容量の通信を行う利用者に対し速度低下措置を行わせていただくことがございます。
※ベストエフォート方式のため、当社は接続速度の保証をしません。
2.わかりやすい料金設定
支払い方法は?
- クレジットカード
- 口座振替
から選べます。
同業他社で口座振替に対応しているところはほとんどないので、この点については「まるっとWi-Fi」の強みです。
クレジットカードを持っていない人、オンライン契約でカード情報が悪用されないか不安などの事情により使いたくない人にはおすすめです。
3.3キャリア対応で広いエリアをカバー
【公式サイトより引用↓】
※ ソフトバンク/ドコモ/auのネットワーク・LTE回線に対応。ご利用いただくエリアや建物の環境によって最適な通信キャリアの回線を自動で掴みます。(お客様でのキャリア選択不可)
第4のキャリア「楽天モバイル」以外の3キャリア回線に対応しているため、日本全国満遍なくカバーされています。
基地局のない山間部などはどちらにしても使えませんが、街中でもビルの谷間など通信環境が悪い場所はありますからね。
そういった場所で使うとき、3キャリアの内どれかの電波は届いている可能性はあります。
自動で調子のいいキャリア回線を掴んでくれるため、1回線しか使っていないWiMAXやワイモバイルなどのモバイルWi-Fiルーターより安心感は高めと言えるでしょう。
4.プランに応じて選べるWi-Fiルーター

同業他社が1機種しか選べないのに対し、「まるっとWi-Fi」では2つのプラン別にそれぞれの端末が用意されています。
選択肢があるだけでも一歩リードしていると言えますね。
端末詳細とプラン内容は次の項目で紹介していきます↓
提供されている端末の種類・スペックは?
端末ラインナップ

- U2s
- G4
この2機種はそれぞれ専用プランが用意されていますが、完全に端末の機能による違いのみ。
必要だと思う機能が付いているほうを選びましょう↓
端末スペック・機能比較
端末名 | U2s | G4 |
---|---|---|
プラン名 | ベーシックプラン | プレミアムプラン |
月額 | 3280円(税別) | 3880円(税別) |
固有機能 | なし | ・翻訳機能(音声OK) ・モバイルバッテリー機能あり ・Google Map内蔵 ・トリップアドバイザー内臓 |
メーカー | uCloudlink | 〃 |
カラー | グレー | ブラック |
サイズ | 高 127mm 幅 65.7mm 厚 14.2mm | 高 136mm 幅 72.2mm 厚 12mm |
ディスプレイ | - | 5インチ HD |
重さ | 148g | 188g |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11b/g/n | 〃 |
下り最大速度 | 150Mbps | 〃 |
上り最大速度 | 50Mbps | 〃 |
対応バンド | LTE-FDD 1/2/3/4/5/7/8/9/12/13/17/18/19/20/26/28 LTE-TDD 34/38/39/40/41 WCDMA 1/2/4/5/8 GSM 850/900/1800/1900 MHz | 〃 |
OS | - | Android 7.1 |
バッテリー容量 | 3500mAh | 3900mAh |
連続稼働時間 | 約12時間 | 〃 |
GPS | - | GPS/AGPS/GLONASS |
対応コネクタ | Micro USB type-B | Type-C |
モバイルバッテリー機能 | - | あり |
SIMスロット | nanoSIM | anoSIM |
最大接続台数 | 5台 | 〃 |
付属品 | 取扱説明書 マイクロUSBケーブル TYPE-C SIMピン OTGケーブル | 取扱説明書 マイクロUSBケーブル TYPE-C SIMピン OTGケーブル |
速度や連続使用時間、同時接続台数は同等レベルですが、料金の高い「G4」には音声翻訳・モバイルバッテリーなど海外旅行時にあると便利な機能がいくつも搭載されています。
月額600円はかなり高く思えますが、これらの機能が欲しい人はプレミアムプランですね。
逆に国内利用だけならベーシックプランが最適。
月額3280円(税別)は最安クラスのモバイルWi-Fiルーターです。
速度はどれくらいで使えそう?
速度制限適用時は置いといて、単純に端末スペックから見るとダウンロード最大150Mbps、アップロード最大50Mbpsです。
この数値はWiMAX最新モデル(1000Mbpsオーバー)と比較すると大きく劣っています。
ただ端末スペックがいくら高速でも、実際の速度は回線環境しだい。
キャリアの基地局との距離や間にある障害物、周辺の利用者数などの影響の方が大事です。
そのためWiMAX最新機種でも100Mbps出ることは稀ですね。
参考例として、地方都市にある我が家では40Mbps程度しか出ません。
となると最大150Mbpsある「まるっとWi-Fi」の端末で十分。
また動画をみるとしても10Mbpsでていれば快適に使えるため、ラインナップにある端末で問題ないでしょう。
WiMAXと比較してまるっとWi-Fiはあり?なし?
ほぼ国内のみですが、高速通信環境が魅力のWiMAXに比べて「まるっとWi-Fi」はどうなのか?
こちらを選ぶポイントとして
- 月間データ通信量の多さ
- 料金の安さ
- 海外でも利用可能
- 安定性の高い3キャリアのLTE回線
が挙げられます。
なによりもまず使えるデータ通信量の多さはポイント。
そしてWiMAXなら最安3500円ほどでほぼ国内のみなのに対し、「まるっとWi-Fi」なら3280円ですし一台で海外も利用可能。
またスマホで使われている安定性の高いLTE回線を使うため、障害物に弱いWiMAX回線より繋がりやすい可能性は高め。
(あくまで高めというだけで基地局などの環境しだいです)
速度面では劣りますが、回線速度をあまり気にしない人は「まるっとWi-Fi」がいいですね。
詳細情報や申し込みはこちら
⇒まるっとWi-Fi公式サイト
まとめ
似たような業者が多い中、特徴的なポイントを打ち出しているレンタルWi-Fiサービス「まるっとWi-Fi」の魅力を解説しました。
ここで紹介したメリットに魅力を感じる人、自分に必要だと思えたならここで契約するのもありです。
唯一の不安要素は新興企業がやっているところ。
WiMAXのように大企業ばかりが参加しているならよほどのことがない限りサービス停止などないと思いますが、提供元への信頼度だけは「まるっとWi-Fi」の弱点ですね。
より安心感が欲しい人、法人契約する人は長期間安心して使えるサービスがいいですし、安さや利便性を重要視するなら「まるっとWi-Fi」もありと言えるでしょう。