
WiMAXのモバイルルーターやホームルーターに関しては、基本的にファーウェイやNECプラットフォームズ製の機種が毎年のように発売されています。
(ファーウェイは先行き不透明ですが)
そしてこの2社はスマホで設定などを変更できる専用アプリをだしています。
ファーウェイは「HUAWEI HiLink」、NECプラットフォームズは「NEC WiMAX2+ TOOL」でアプリ検索するとヒットするはず。
そこでここでは、日本メーカーNECプラットフォームズのアプリ「NEC WiMAX2+ TOOL」の使い方や、端末情報をうまく取得できないときの対処法について紹介していきます。
ファーウェイアプリについてはこちらで解説しています
⇒【HUAWEI HiLink】WiMAXアプリの使い方を解説
目次
「NEC WiMAX2+ TOOL」アプリってどんなもの?
対応するスマホOSは?

- Android
- iOS
アンドロイドスマホとiPhoneの両機種それぞれに用意されています。
基本的な操作は同じです。
詳細は下の項目で触れているため、そちらをご覧ください。
対応するWiMAX端末(新しい順)
- Speed Wi-Fi NEXT WX06
- WiMAX HOME 02(ホームルーター)
- WiMAX HOME 01(ホームルーター)
- Speed Wi-Fi NEXT WX05
- Speed Wi-Fi NEXT WX04
- Speed Wi-Fi NEXT WX03
- Speed Wi-Fi NEXT WX02
- Speed Wi-Fi NEXT WX01
- Wi-Fi WALKER WiMAX2+ NAD11
WiMAXには2020年3月でサービス終了した「WiMAX(無印)」といま主流の「WiMAX2+」回線の2つがあります。
ツールの名称にもあるとおり、「NEC WiMAX2+ TOOL」は上記リストの「WiMAX2+」対応モデルのみで使えます。
このアプリを活用できれば、WiMAX端末を入れているカバンの中から取り出さなくても設定変更したり、本体から離れた位置にあっても通信モードを変えるなどさまざまな操作が可能です。
つづいて、NEC WiMAX2+ TOOLアプリの使い方やログイン方法、どのようなことができるのかなどをザックリ紹介していきます。
NEC WiMAX2+ TOOLアプリでできること
まずこのアプリでどんなことができるのか?ですが、機種により多少の差はあるもののほとんど同じです。
- ルーター本体の再起動や電源オフ
- ハイスピードモード⇔ハイスピードプラスエリアモードなど通信モードの切り替え
- Wi-Fiモードの切り替え
- パフォーマンス設定の切り替え
- 通信量カウンターの確認
- バッテリー残量の確認
などができます。
必要な設定は全部アプリ側で済ませられます。
WiMAXモバイルルーターなら本体に液晶ディスプレイがついているため「わざわざアプリでやる必要ないんじゃないの?」と思う人もいるかもしれませんが、ホームルータータイプの端末を使っているときはとくに活躍してくれます。
またモバイルルータータイプのものでも、カバンから取り出す必要もありませんし、自宅で端末が別の部屋にある場合には便利です。
通信モードの切り替えやWi-Fiモードの切り替え、パフォーマンス設定は、かなり通信速度や安定性が変わってくるのでこまめに変えてみるといいですよ。
また、WiMAXを快適に使うときに気を付けたい「3日10GB」「月7GB」といった速度制限適用を避けるため、通信量のチェックは欠かせません。
とくにホームルーター型を使っているとアプリのありがたみがわかると思いますよ。
関連記事
⇒WiMAX HOME 02とHOME 01を比較!
スマホへの通知機能も便利です
アプリではバッテリーの残量やデータ通信量をスマートフォンに通知することもできます。
速度制限されないよう危険なラインに達したら通知するよう設定は必ずしておきたいですね。
同じくバッテリー残量の通知も設定しておくと安心です。
長く使い続けている端末はバッテリーが劣化していくので、スペック表で10時間OKとあっても何割かは減っていきます。
昔は1日使えたのに、と思っていてもいまは違う可能性もありますからね。
NEC WiMAX2+ TOOLアプリの使い方

- スマホとWi-Fi接続する
- アプリを開く
- 接続設定リザードをタップする
- IDを入力する(admin)
- パスワードを入力する(端末情報にある管理者パスワード)
- Wi-Fi設定をタップ
- WiMAX端末のQRコードを読み取る
基本的な使用方法としては、まずは初回のログインを済ませましょう。
アプリを開くと接続設定リザードと呼ばれる項目があるのでここをタップしましょう。
万が一接続設定ウィザードが出てこない場合には、事前にルーターとWi-Fi接続をした状態で開くことで、スタート画面になります。
設定変更する場合、接続設定リザードにより設定する管理者が求められるので、そこから設定が可能です。
画面に従い進めていけば迷うことはありませんが、より詳しい説明も求められます。
まず最初にパスワードの設定をタップすることになります。
ユーザーIDは「admin」で固定となっています。
またパスワードは端末情報ページや本体に記載されている「管理者パスワード」を入力しましょう。
次にWi-Fi設定をタップします。
QRコードを読み取ることでルーター本体とWi-Fi接続ができます。
OKをタップするとQRコードの読み取り用のカメラが起動するでしょう。
本体でQRコードを生成するために、画面表示しておく必要があります。
QRコードが表示されたら接続が完了となり、ルーターと接続した状態でスタート画面が表示されます。
これでルーターを操作できるようになるでしょう。
専用アプリではなくブラウザから操作する方法
- ブラウザで「http://192.168.179.1/」にアクセスする
- IDに「adimin」と入力する
- パスワードは「管理者パスワード」を入力する
- ログイン先ページで確認・設定変更する
WiMAX端末の設定や確認はパソコンなどのブラウザからも可能です。
これはスマートフォンやタブレットからもアクセス可能です。
これはクイック設定ウェブと呼ばれるものですが、接続方法はNEC製ルーターとWi-Fi接続した状態でURLにアクセスします。
ユーザー名とパスワードが求められますが、ユーザー名はアプリ側と同じく「admin」で固定です。
パスワードもWiMAX2+ Toolで使用したパスワードと同じです。
端末情報取得失敗となったときどうすればいい?

場合によっては情報取得失敗となってしまうこともあります。
実際に使用できないというレビューも見かけますが、その中でもとくに多いのが情報取得失敗で先に進めないというもの。
情報取得失敗となる原因は?
情報取得失敗の原因に考えられることは、ルーターと管理者パスワードが設定されていないことです。
ルーターの管理者パスワードの設定は、説明書にも記載がありますが、まず最初にルーターとWi-Fi接続した状態でブラウザのアドレスバーにIPアドレスを入力し確定します。
クイック設定分の画面が表示されるので、下までスクロールさせたら詳細設定トップへという項目をタップしましょう。
管理者パスワードに任意の文字数列を入力して設定をタップしたら、これでルーター側の設定は完了です。
また場合によってはルーターへの認証がうまくいったとしても、リモート操作ができないケースも見られます。
これはルーターとのWi-Fi通信が確立されていない可能性が考えられるでしょう。
通信状況を確認して、別のWi-Fiルーターに接続されていないかどうかを確認します。
接続されていることを確認し、強制終了させたら再起動させてみましょう。
まとめ
NECプラットフォームズ製のWiMAXルーター向けにリリースされているアプリ「NEC WiMAX2+ TOOL」について解説しました。
ディスプレイがついていて端末側で設定できるモバイルルーター型ならいらないかもしれませんが、ホームルーターを使っているユーザーさんには非常に便利なアプリです。
とくに使用状況をお知らせしてくれる通知機能は、速度制限にひっかかりがちな人には役立つはず。
ただ場合によっては情報取得失敗になってうまく使えないこともあるので、ここで紹介した原因を調査して対応してみてください。