携帯にカメラが搭載されてからというもの、カメラ機器がめっちゃ普及してますね。
ニュースで頻繁にあおり運転ネタが扱われるようになったのもドライブレコーダーが普及したからこそですし。
最近ぽっこりお腹が気になって24時間ジムに通うようになったんですが、これは監視カメラがあるからこそできる運営方法です。
どっかの事務所で監視してるセコムスタッフに見られながら腹筋鍛えるってなんか照れる(自意識過剰)。
お隣中国さんなんか監視社会を徹底しすぎて街中カメラだらけっぽいですもんね。
で、そんな監視カメラを自宅に設置してる人も多いと思います。
とくに最近はスマートフォンアプリと連動してどこでもチェックできるネットワークカメラタイプが主流で、子供やペット・要介護者の見守り用としても人気です。
いままでは問題が起こればカメラの映像を監視している人が確認→指示を出すといったものでした。
でもネットワークカメラなら、いつどこにいても映像チェックでき、素早い対応ができます。
そんな監視カメラですが、出先にスマホで見るなら撮影データを送信しなければいけません。
光回線などの固定回線インターネットを契約してるなら問題ないんですが、ない人はどうすればええんや?と思いまして。
そこでワイヤレスなインターネット回線「WiMAX」でもイケるのかどうか?どう接続すればいいのか?について調べてみました。
目次
ネットワークカメラをWiMAXで使うには?
WiMAXでネットワークカメラは使える?
使えます。
使えるネットワークカメラ
ネットワークカメラには有線接続必須のものと、Wi-Fi接続のものがあります。
Wi-Fi対応タイプは余裕でOKですね。
有線タイプも繋げられます。
WiMAX利用時の注意点
ただ気をつけたいのは有線接続しか対応してないタイプ。
WiMAXにはモバイルルータータイプとホームルータータイプがあり、ホームルータータイプは本体にLANケーブル接続端子が備わってるので問題ありません。
WiMAXホームルータータイプの例↓
モバイルルータータイプは、単体ではWi-Fi接続しかできないので繋げません。
なんですが、別売されてる専用の台座(クレードル)を用意すれば、そっちにケーブル端子が付いてるので繋げられます。
WiMAXモバイルルータータイプの例↓
※画像一番左のW06だけはUSBケーブル接続となります
でも監視カメラなので24時間繋ぎっぱなしになるはず。
となるとモバイルルータータイプはバッテリー駆動なこともあって、常に充電しっぱなしで消耗が激しいので向いてません。
WiMAXでネットワークカメラを運用するならホームルータータイプにしましょう。
接続方法は有線/無線どっちがいい?
有線接続タイプのネットワークカメラ
通信の安定性はWi-Fi以上でセキュリティ面でも安心感あります。
が、たいてい天井に設置することになるので、LANケーブルが長くなり設置も大変です。
ケーブルを壁に這わせるのも見栄え悪くなりますからね。
無線接続タイプのネットワークカメラ
距離によりますが、家の外でもWi-Fi電波が届くように配置すれば邪魔なケーブルもなく設置できます。
断然こちらがおすすめです。
というか、今どきのネットワークカメラはこちらが主流でしょう。
WiMAXルーターとの接続方法
有線タイプならLANケーブルで繋げばOK。
無線タイプとの接続方法は、ネットワークカメラとWiMAXルーターをWi-Fi接続するだけ。
せいぜいネットワークカメラ側で、WiMAXルーターの「SSID」「パスワード」を設定するくらいですね。
これについては購入したカメラ機器の説明書を参照してください。
「SSID」「パスワード」情報は、WiMAX端末裏側や情報画面に載ってるので確認しましょう。
どちらにしても簡単なので、これといって書くことがなかったりします(汗)
つづいてネットワークカメラで利用するネット回線についても触れておきます。
ネットワークカメラにおすすめのネット回線は?
ネットワークカメラを接続するためには、固定回線タイプの有線インターネットサービスか、WiMAXのような無線で繋ぐネット回線サービスの二択から選ぶことになります。
固定回線のメリット
固定回線のメリットは完全に通信制限がないことで、映像を快適なネット環境で見られるのがメリット。
(環境・状況にもよりますが)
WiMAX(無線回線)のメリット
WiMAXの場合、無線方式のため工事いらずで自宅に回線を引き込む必要がありません。
「ギガ放題」プランを契約すれば、データ通信量は無制限です。
(3日10GB制限はあります)
ネット回線を選ぶときの注意点
ここで注意しなければならないのは、カメラのデータ通信量です。
固定回線ならとくに問題ありませんが、WiMAXの場合はデータ量が多いと速度制限される場合があるので注意しましょう。
WiMAXで運用するときのポイント
撮影されている動画をリアルタイムでチェックするなら、データ通信量はかなり多くなります。
もし3日10GB制限なんてされたら、途切れ途切れの映像しか見られないでしょう。
そこでデータ量を減らす方法としては”画質を落とす”ことです。
スマホ視聴するとき、一般的に高画質とされるHDのデータ量は1時間あたり1000MB(1GB)くらいですが、これだとたった約10時間で10GBオーバーです。
(dアニメストアさんのサイトにあった数値を参照)
1日中映像流しっぱなしなんてとてもムリですね(汗)
低画質の場合は1時間180MBくらいなので、10GBになるまで約56時間。
これでも3日間以上は持ちませんね・・・。
ただスマホで撮影映像をずっとチェックし続けることなんてまずありえませんし問題ないはず。
WiMAXを他の用途でも使うことを考慮すると、低画質モードなら余裕で運用できるでしょう。
防犯カメラとして運用するならHD画質のほうが安心できそうですが、最近急増してるドライブレコーダーの画質でも200万画素程度で十分車のナンバープレートはわかりますし、人間の顔もわかります。
あまり気にする必要はないかと。
ちなみに画質を落とさず通信量を減らす方法もあります。
画質そのままで通信量を減らすには?
この場合はフレームレートを落とすことになります。
フレームレートは1秒間に何コマの映像を流すかといったもので、通常は30フレームと設定すれば人間の目にはスムーズに動いているように見えます。
でも監視をするときってスムーズに動く映像じゃなくてもいいので、フレームレートを落とすことでデータ容量を減らしてしまえばOKです。
例えば15フレームにまで落とせば通信量は半分になるので、画像サイズはそのままに綺麗な画像を視聴することが可能です。
ただ見た目にはコマ落ちした状態で、全体を画質を落としてでもスムーズな映像を見たいか、1枚あたりの画質を高めて隅々まで見たいなど、それぞれの目的に合わせて設定をすることになります。
あとはWiMAXを契約するだけ。
最後に契約時のポイントを紹介しておきます。
WiMAXを契約するときのポイント
グローバルIPアドレスオプションを必ずつける
月額96円で付けられます。
【IPアドレスとは?】
インターネットにつながっているスマホやパソコンなどの端末を判別するための識別番号。”アドレス”とあるように現実世界の住所みたいなものです。
【グローバルIPアドレスオプションとは?】
世界的にIPアドレスが枯渇している状況への対応として1つのグローバルIPアドレスを複数のお客様で共有できる仕組み。
(UQWiMAXより)
グローバルIPアドレスプランのあるWiMAXプロバイダや使い方はこちらでまとめているので参考にしてください。
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⇒固定IPアドレスサービスのあるWiMAXプロバイダ一覧
契約するプランは?
WiMAXでネットワークカメラを使うのであれば、WiMAX2+の「ギガ放題」プランを選びましょう。
このプランは月間データ通信量は無制限なので料金面では気にする必要がありません。
通信環境が良ければ数十Mbpsから100Mbpsの通信速度が期待できるため監視カメラにも十分使えます。
ただ対応エリアに入ってるからと言って速度が出るとは限りません。
本契約前にレンタルサービスでチェックしておくと安心です。
が、中にはいきなり契約してしまう人も多いと思います。
もし使ってみて激遅だったり繋がりにくかったなら、「初期契約解除制度」を使えば8日間以内なら違約金なしで解約できます。
ぜひ覚えておいてください。
まとめ
ネットワークカメラをWiMAXで運用できるか?運用するときのポイントについてまとめました。
ここでは紹介しませんでしたが、USBに直接差し込むタイプのWiMAX機器を車内で使えば、ドライブレコーダーの画像をリアルタイムでチェック、なんてことも。
安心はお金で買う時代ですし、ネットワークカメラの運用を考えているならWiMAXも選択肢の1つとしておすすめです。