
自宅で使う専用の固定タイプWiMAX2+ホームルーター「novas Home+CA(ノバホームプラスシーエー)」を買ってみました。
普段は持ち運べるモバイルルータータイプを使っていますが、自宅での利用が99%以上なんですよね。
ってことは固定タイプのほうが快適に使えるんじゃ?と思い試してみることに。
そこで、早速この端末を使って通信速度を測定してみました。
スペック表の速度では愛用中の「WX03」の方が最大440Mbpsで早いんですが、WiMAX電波の受信感度は「novas Home+CA」の方が上のはず。
きっとより安定した通信環境になるに違いない。
そこで、実際に速度を計測して比較してみました。
目次
novas Home+CAの実測値を測定してみた
測定条件や環境について
測定条件
- 地方都市にある自宅にて(基地局2ヶ所からちょうど1kmくらい)
- デスクトップパソコン(Windows8.1/FireFox使用)
- novas Home+CAを使用
440Mbps対応エリア範囲内です。
ギリギリとかでなくバッチリ入ってて、周囲にデカイ建物もないマンション中層階にて計測しています。
測定で使用したサイト
- ブロードバンドスピードテスト
- RBB SPEED TEST
- ラピッドネット
- Radish Network Speed Testing
上りと下り両方が計測できるこの4サイトにて測定し、その結果を平均して出しています。
基本1回だけ計測しますが、遅すぎるなど明らかに変な数値の場合だけ再測定してます。
立っていたアンテナ本数
アンテナが立ってる本数は2~4本。
なんか安定しない(汗)
「WX03+専用クレードル」なら常に4~5本なのでホームルータのわりに受信感度は弱いのか?
自己主張の激しい立派なアンテナ2本もおっ立ててるのに・・・。
では、いよいよ測定結果の発表です。
果たして固定設置タイプの実力はいかに?
novas Home+CAの測定結果
下り通信速度
12/24 測定時間 | 1 | 2 | 3 | 4 | 4サイト 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|
13:00頃 | 4.18 | 5.2 | 4.8 | 3.82 | 4.16Mbps |
14:00頃 | 2.73 | 5.3 | 4.8 | 3.8 | 4.50Mbps |
15:00頃 | 3.8 | 4.9 | 5 | 3.77 | 4.37Mbps |
16:00頃 | 3.89 | 5.6 | 5 | 3.52 | 4.50Mbps |
17:00頃 | 3.83 | 5.5 | 4.8 | 3.82 | 4.49Mbps |
18:00頃 | 3.84 | 5.5 | 5.1 | 3.78 | 4.56Mbps |
平均 | 3.71 | 5.33 | 4.92 | 3.75 | 4.43Mbps |
上り通信速度
12/24 測定時間 | 1 | 2 | 3 | 4 | 4サイト 平均速度 |
---|---|---|---|---|---|
13:00頃 | 3.76 | 4 | 1.6 | 3.86 | 3.85Mbps |
14:00頃 | 3.46 | 3 | 1.2 | 3.3 | 2.74Mbps |
15:00頃 | 3.63 | 2.6 | 1.2 | 2.95 | 2.25Mbps |
16:00頃 | 4.1 | 3.8 | 1.5 | 3.65 | 2.98Mbps |
17:00頃 | 3.26 | 3.5 | 1.4 | 3.02 | 2.64Mbps |
18:00頃 | 4.07 | 3.9 | 1.1 | 3.82 | 2.94Mbps |
平均 | 3.65 | 3.47 | 1.33 | 3.43 | 2.97Mbps |
思った以上に速度出ず・・・
遅っ!!
なにこれ?
速度制限かかってるレベルじゃないですか(汗)
ないわ~。
一応断っておきますけど、速度制限には100%引っかかっておりません。
SIMカードを入れ替えて他の端末(WX03/W03)で計測すると20Mbps前後でています。
で、そのSIMを使っています。
何が起きてるんでしょう・・・。
ホームルーターがモバイルルーターに負けるってどういうことなのか。
とはいえスペック面では最大220Mbpsですからね。
WX03が440Mbps、W03は370Mbps(WiMAX回線のみなら220Mbps)なので速度面で劣ることもあるでしょう。
対策をとるも速度に変化はなし
とりあえず「novas Home+CA」のバージョンアップをチェックしきっちり済ませました。
また設定内容をチェックしたもののおかしなところも見当たらず。
モバイルルータータイプの端末ならバッテリーセーブモードだと速度低下するんですが、ホームルーターはコンセント直結なので電力を思う存分つかえます。
よって低速になるモード自体がありません。
そして電波受信状況は窓際で一番いい感じのところに設置してます(それでも2~4本しかアンテナ立たず)。
念のため再起動して計測してみても似たような速度しかでませんでした。
うそやろ?!ってのが正直な感想ですね(汗)
「WX03」は下り約24Mbpsだったので圧倒的に快適です。
もちろん私の環境においては、ですけど。
novas Home+CAにはもう少し頑張ってもらいたかった。
まぁそれだけ「WX03」が優れてるってことなんでしょう。
とりあえず、ひょっとしたら何かアカンとこあるのかもしれないので、そのうち再計測してみたいと思いますが、今の段階ではちょっとおすすめできないですね。
今回の購入先はAmazonの白ロム
ちなみにこの端末Amazonで売ってた白ロムを買ったもの。
ハズレ端末とかあったりして?
不良品を掴まされたのか?
でも一応新品もしくは新品同様品のはずなんですけどね・・・。
今回はたまたまハズレ引いちゃったってことにしておきます。
とりあえず契約したブロードワイマックスに問い合わせ(受付窓口へ)たらカスタマーセンターの方で、となり、受付時間外だったので役立ちそうな情報は得られず。
聞いてみて有効そうな情報がゲットできたら追記したいと思います。
保証はしませんけど(汗)
ここまでのレビューでは残念な結果だった「novas Home+CA」。
ですが、ホームルーターならでわのメリットもあるのでフォローしておきます↓
ホームルーター「novas Home+CA」を選ぶメリット

速度計測の結果、非常に残念すぎることになってしまいました。
きっと不良品だったんだろう!ということでご納得ください。
で、ホームルーターにはホームルーターのメリットがあるのでサクッとまとめておきます。
メリットは3つ
- アンテナが大きくWi-Fi電波が強い
- 電源入れっぱなしで使い続けられる
- 余分なパーツなしで有線接続できる
この3つはモバイルルータータイプでは得られないメリットです。
コンセントから直接電源供給されるnovas Home+CAは、バッテリータイプのモバイル型にくらべて電波出力を強くできます。
自分の部屋だけで使うならどっちでも大差ないと思いますが、リビングに置いてほかの部屋でも使うパターンなどで威力を発揮してくれるでしょう。
ちなみにWiMAX電波はコンクリなどの障害物に弱いので、部屋の仕切りがコンクリの壁だったならドアを開けておくなどの対策をしないとうまくつながらないかもしれません。
またバッテリー稼働じゃないので電源を入れっぱなしにしておけます。
バッテリーだと劣化していくので適度に休めないとだめなんですよね。
でもnovas Home+CAなら電源オンオフの手間はかかりません。
そして常時Wi-Fi環境が整っている状態をキープできるのもメリットですね。
最後の有線接続ですが、モバイル型端末はクレードルという別売パーツがないとLANケーブルをつなげられないことがほとんどです。
その点novas Home+CAのようなホームルーター型なら最初から端子が備わってるのですぐに使えます。
LANケーブルは本体についてるので、ケーブル長が問題ないなら購入する必要もありません。
まとめ
WiMAXホームルーター「novas Home+CA」の実測値を調べてみました。
期待していただけにガッカリな結果に終わってしまいましたが、たまたま私の端末だけが調子悪かっただけに違いない。きっと。
とりあえずnovas Home+CAを選ぶ選ばないに限らず、まずは無料お試しサービス「TryWiMAX」でレンタルするなどチェックしてからが安心です。