
いつの間にか登場していたワイモバイルのポケットWiFi新機種「Pocket WiFi 607HW」。
ワイモバイル公式サイトの機種一覧にも出ていないので全く気づきませんでした。
▼機種一覧(※2017年12月時点のもの)

一体どんな機種なのか?早速607HWのスペックや価格、利用料金、ユーザーのレビュー評価などを調べてみました。
目次
Pocket WiFi 607HWってどうなの?
まずこの機種は一般向けに発売されたものではないようです。
ワイモバイルが旧イーモバイルだったころからのユーザーを対象としています。
その中でも3G回線を使ってる機種を持ってるユーザー向けに、今主流の4G回線対応バージョンに切り替えてもらうために用意されたもの。
次の機種を使ってるユーザーさん向けに案内メールが送付されている模様です。
607HW切り替え対象ユーザー
対象となる機種
- D01HW / D01NE / D01NX / D01NX II
- D02HW / D02NE D02OP
- D03HW
- D11LC
- D12HW / D12LC / D21LC / D21HW / D21NE
- D22HW
- D23HW
- D24HW
- D25HW
- D26HW
- D31HW
- D32HW
- D33HW
- D41HW
- EM・ONE(S01SH) / EM・ONEα(S01SH II)
- GL03D / GP03
- 3G用USIM
GL02P、GL04P、GL05P、GL06P、GL08Dユーザーさんはそのまま継続利用となります。
対象となる料金プラン
- データプラン
- ギガデータプラン
- バリューデータプラン
- ライトデータプラン
- スーパーライトデータプラン
- データプランB
- 昼割プラン
- EMOBILE G4データプラン
- EMOBILE G4ギガデータプラン
- EMOBILE G4スーパーライトデータプラン
- EMOBILE G4データプランB
- EMOBILE G4昼割プラン
- EMOBILE G4バリューデータプラン
- フレッツ+定額モバイル
- フレッツ+スーパーライト
- フレッツ+昼割モバイル
- フレッツ+EMOBILE G4定額モバイル
- フレッツ+EMOBILE G4スーパーライト
- フレッツ+EMOBILE G4昼割モバイル
切り替えの流れ
- 2017年7月7日
「3Gデータ通信端末を4G対応モバイルWiFi ルーターに無償アップグレードするプログラム」実施を発表
ユーザーへ切り替え案内メール届く
↓ - 依頼したユーザーには8月14日~
4G対応ポケットWiFi「607HW」を順次発送
↓ - 3G廃止まで1年くらいのとき切り替え未対応ユーザーへサイド連絡を実施
↓ - 2018年1月末(2/1午前0時)
3G回線サービス終了
というスケジュールで古くから使っているユーザー向けにアップグレードを支援してます。
必要ないユーザーは解約する方向で。
手続方法はメールが届いているはず。
しっかり申告しておけば契約解除料はかからないので忘れずに。
契約終了の手続き方法
(2017年12月20日までで終了しています)
【電話】
0800-111-1003(無料) 9:00~20:00(年中無休)
【公式ページで】
⇒https://online-store.ymobile.jp/accept_prg/
607HW誕生のいきさつはこれくらいにして、本題の機種本体について紹介していきます。
607HWの特徴
スペックはかなり低め。
最大速度112.5Mbpsはワイモバイル最上位モデル「603HW」の5分の1ほど。
あくまでも代替え機として最低限の機能を満たしている程度です。
とはいえ旧機種ユーザーにしてみれば十分使えるはず。
普通に契約できるモデルではないのでレア物として価値があるかもしれませんね。
メルカリでは2000~4000円くらいで取引されていました。
ってあまり価値ないか・・・。
欲しい方はぜひ。
607HWのスペック・仕様
同じファーウェイ機種「E5577」とも比較してみた
同じ製造メーカーですが607HWはワイモバイル、E5577はSIMフリー機種として発売されています。
が、デザインは見た感じ一緒。
そこで607HWのスペックをまとめつつE5577とも比較してみました。
デザイン比較

パッと見同じ見た目してますが、E5577のほうが高そうに見えます。
スペック比較
機種 | 607HW | E5577 |
---|---|---|
メーカー | ファーウェイ(中国) | ファーウェイ(中国) |
サイズ | 幅 97mm 高 58mm 厚 13.8mm | 幅 96.8mm 高 58mm 厚 17.3mm |
重さ | 約81g | 約112g |
連続通信時間 | 約4.8時間(省電力OFF) 約5.5時間(省電力ON) | 約12時間 |
連続待機時間 (無線LAN OFF時) | 約750時間 | 約600時間 |
バッテリー容量 | 1500mAh | 3000mAh |
無線LAN Wi-Fi規格 | IEEE802.11b/g/n | IEEE802.11n (2.4/5GHz対応) |
Wi-Fi対応機器 同時接続台数 | 10台まで | Wi-Fi 10台 USB 1台 |
SIMサイズ | 標準SIM | 標準SIM |
インターフェース | USB2.0 | micro USB |
外部メモリ (最大容量) | microSDHC(32G) | 最大32GB |
データ通信方式 | FDD-LTE AXGP 3G | 使うSIMによる |
最大通信速度 「4G」(下り/上り) | 【FDD-LTE】 112.5Mbps/37.5Mbps 【AXGP】 110Mbps/10Mbps | LTE 150Mbps Wi-Fi 300Mbps |
最大通信速度 「3G」(下り/上り) | 21Mbps/5.7Mbps | - |
対応周波数 対応バンド | AXGP 2500MHz FDD 900/2100MHz 3G 2100MHz | FDD LTE 1/3/5/7/8/19/20 WCDMA 1/2/5/6/8/19 GSM 850/900/1800/1900MHz |
サポート対応 パソコンOS | Windows 10/8.1/8/7 Mac OS X 10.7~10.12 | Windows Vista SP1 以降 Mac OS 10.7 以降 |
国際ローミング | 3G | SIMの対応状況による |
付属品 | micro USBケーブル ACアダプタ | 本体充電用ACアダプター 充電用USBケーブル |
E5577に比べて厚みが3.5mm薄い607HW。
さすがにバッテリー容量が半分サイズなのでこうなるのは当然か。
連続通信時間もかなり短くなっています。
特徴は3G回線がまだ使えること、ワイモバイル用のバンドにきっちり対応していること、USBで繋げて使えるらしいこと(ユーザーレビューより)くらいでしょう。
ちなみに607HWはSIMフリーみたいです(こちらもレビューより)。
607HWのマニュアル・取扱説明書
上で掲載したスペック表よりもっと詳しい仕様を知りたい方は公式サイトからマニュアルをダウンロードしてチェックして下さい。
取扱説明書という名称のものはありませんでしたが、ユーザーガイドはあり。
ユーザーガイド(PDF)ダウロードページ
⇒http://www.ymobile.jp/lineup/607hw/data/607hw_userguide_06.pdf
607HWの端末価格とワイモバイルの利用料金
代替え機のため端末価格は0円。対象プラン契約者に無償提供されています。
中古白ロム価格はメルカリでだいたい2000円~にて取引されていました。
※1350円の出品例もあり
利用料金も旧機種で契約している料金そのまま。
たくさんある料金プランを2つに絞るとの発表もありましたし、これを機に切り替えてしまったほうがいいかもしれません。
607HWユーザーのレビュー評価・評判
ネット上の利用者のレビュー評価から一部をピックアップしてみました。
- 配送が遅れてる
- まだ来ない
- うんこルーター
- カススペック
- ac非対応ルーター
- USBで使える
- 2.1GのLTEの他にAXGPも掴むくさい
- 何をどうやっても圏外
- スペックは...まあ仕方無いか。w
- E5577から性能削ったモデルだよね
さすがに607HW配送対象者が少ないだけにレビュー数もほとんどありません。
スペック低いのは仕方ないってのをわかってるからか、性能面に関する悪いレビュー評価は思っていたより少い印象です。
まぁう○ことか言われてますけどね。
速度計測されている方も数名いて、2Mbpsレベルから40Mbps以上までさまざま。
40Mbpsとか我が家のハイスペックなWiMAXと同レベル・・・。
速度については結局のところワイモバイル(ソフトバンク)基地局との距離しだいですね。
当サイトではWiMAXをおすすめしていますが、ワイモバイル基地局が傍にあるならこちらをおすすめします。
まとめ
ワイモバイルから発売されているポケットWiFi「Pocket WiFi 607HW」を紹介しました。
607HWは一応ワイモバイルで扱うラインナップの1種となります。
ただ主に旧イーモバイル時代からの3G回線対応機種を利用中のユーザー向け支援モデルとして登場しただけなのでスペックは低め。
とはいっても旧機種のユーザーからすれば十分快適に使えるモデルでしょう。
ワイモバイルは2018年3月までに無制限で使えるオプション「アドバンスモード」がないプランを中心にサービス終了し、WiMAXと似たようなライトプランと使い放題のあるプラン2パターンに絞ります。
これで料金も安くなったらWiMAXの強力なライバルになるため料金据え置きでお願いしたい(笑)
※2019/1にWiMAXモバイルルーターに最新機種W06が登場しました!
607HWに比べるとさすがにWiMAX最新&最強スペックだけあって比べるべくもありません。
詳細はこちらの記事でまとめました
⇒W06の実力は?WiMAX最強ルーターをレビューしました!