
第4のキャリアとして登場した楽天モバイル。
料金の安さを武器に、先行するドコモ・au・ソフトバンクの大手3キャリアに追随しています。
そしてもう1つの魅力がデータ無制限で使えること。
ただしこれは、楽天モバイルの基地局整備がまだまだ進んでいないため、快適に使えるのは人口の多い都市部など限られたエリアなのがネックなんですよね。
そこで楽天モバイルの魅力的なプラン「楽天アンリミット」を快適に使えるエリアを調べてみました。
目次
楽天アンリミットが快適に使えるエリアはどこ?
楽天アンリミットの対応エリアは大きく分けて2つ
- 楽天モバイル自社の基地局でカバーしているエリア
- 格安SIM業者(MVNO)としてカバーしているエリア
に分かれます。
そして楽天自社回線のエリア内には5G対応エリアも含まれています。
どちらも無制限ではありますが、エリアの広さと回線速度に大きな違いがあります。
楽天アンリミットの対応エリアマップ(東名阪)
※2021年2月時点のもの

都市部とその周辺エリアは比較的楽天の自社回線が使えるようになっています。
が、地方都市レベルになると使えないところも多いですね。
いまは第4のキャリアに昇格していますが、以前のMVNO時代はドコモなどの回線を借りて提供していたため、対応エリアそのものは同じ範囲をカバーしています。
ただし快適性では大きく劣ってしまうでしょう。
今後の拡大予定エリアでは地方都市部までカバー範囲が広がっていますが、まだまだ他の3キャリアと比較すると劣っています。
楽天回線エリア(無制限OK)

楽天の自社回線エリアでは楽天アンリミットの名のとおり制限なしでデータ通信を思う存分使えます。
将来的に契約者数が増え回線が混雑し始めれば他のサービスのように速度制限が始まるかもしれませんが、まだしばらくは大丈夫だろうと思われます。
5Gサービスエリア
2020年9月30日から始まった5G対応エリア。
記事投稿時点ではごく一部のみしか対応していません。
確認は公式サイトで
⇒楽天モバイル対応エリア
※2021年2月時点の5G対応エリア↓
北海道
- 札幌市白石区南郷通15丁目南付近
埼玉県
- さいたま市大宮区桜木町1丁目付近
- さいたま市中央区新都心付近
東京都
- 世田谷区瀬田1丁目付近
- 世田谷区瀬田2丁目付近
- 世田谷区瀬田3丁目付近
- 世田谷区瀬田4丁目付近
- 世田谷区上野毛1丁目付近
- 世田谷区上野毛2丁目付近
- 世田谷区上野毛3丁目付近
- 世田谷区上野毛4丁目付近
- 世田谷区玉川1丁目付近
- 世田谷区玉川2丁目付近
- 世田谷区中町1丁目付近
- 世田谷区野毛2丁目付近
- 世田谷区野毛3丁目付近
- 板橋区板橋3丁目付近
神奈川県
- 横浜市西区浅間台付近
大阪府
- 大阪市北区堂山町付近
- 大阪市北区曾根崎1丁目付近
兵庫県
- 神戸市兵庫区御崎町1丁目付近
パートナー回線エリア(月間5GBまで)
こちらは無制限ではないので気を付けてください。
パートナー回線とはどんなもの?
公式Q&Aページより抜粋↓

au回線を借りて対応しているエリアのことですね。
MVNO時代の楽天モバイルはdocomoプランがメインでしたが、第4のキャリアに名乗りを上げたことで不評を買ってしまったのか、docomo回線は使っていないようです。
ソフトバンク回線のプランはもともとないため、こちらもパートナー回線にはなっていません。
一番基地局数も多く運営歴も長いdocomoが対応エリアの広さはトップですが、3キャリアで大きな差は感じられないくらいになっています。
よってau回線だけでも十分ですね。
もし楽天自社回線のエリア内で電波がうまくつながらない場所であればau回線が繋がるため、快適性は落ちるとしても通話やネットに繋がらない心配はないと言えるでしょう。
楽天自社回線・パートナー回線エリアを見分ける方法
Android版「my 楽天モバイル」アプリ上で判別可能です。
iPhoneユーザー向けのiOS版アプリもリリースされていますが、iOS版では対応していないようなので注意してください。
今後に期待しましょう。
無制限で使える楽天自社回線だけを使いたいときどうすればいい?
楽天自社回線対応エリアにいるなら、無制限で使える楽天回線で使いたいと思う人が多いのではないでしょうか。
そのためには楽天アンリミットで使う電波を使わなければいけません。
楽天自社回線はバンド3という周波数帯で繋がっているため、このバンドだけをピンポイントで接続してもらわないと無制限になりません。
手っ取り早いのは楽天アンリミット契約を端末セットで購入すること。
WiFiルーター「楽天 WiFi Pocket」なら格安で契約できるので簡単です。
参考記事
⇒楽天 WiFi Pocket 楽天モバイルの独自Wi-Fiルーターは買い?
もしくは楽天スマホをゲットしてテザリングで接続しましょう。
また、それ以外の方法もあります↓
バンド3だけに接続するための方法
WN-CS300FR端末を利用
WN-CS300FRという使うバンドを設定できるWi-Fiルーターを利用します↓

関連記事
⇒【WN-CS300FR】SIMフリーホームルーターを徹底解説!
ただし、これはホームルーターなので外出先でも使いたい人はNGです。
一部のWiMAX旧機種を利用
ファーウェイ製の旧モデル「W05」をうまく設定することで楽天バンド3だけを使えるようにします。
旧機種だけに中古が安く買えるのもメリット。
やり方は
- W05をゲット
- 楽天モバイルのプロファイルを設定
- アプリ「W04 L01 LTEBand」をインストール
- 接続バンドを3のみに設定
となります。
楽天のプロファイル設定
- プロファイル名・・・好きな名称を設定
- APN・・・rakuten.jp
- ユーザー名・・・空欄
- パスワード・・・空欄
- 認証タイプ・・・CHAP
- IPタイプ・・・IPv4 & IPv6
メーカー非公式のため、トラブルが起こっても自己責任となることだけはご理解ください。
まとめ
楽天アンリミットの対応エリアについて紹介しました。
現時点での楽天アンリミットの魅力は、低料金&無制限で使えるところにあります。
そして無制限で使うためには楽天自社回線に接続することになります。
簡単なのは楽天モバイルで販売しているWi-Fiルーター「楽天 WiFi Pocket」を買うか、スマホでテザリングすることです。
もしくはここで紹介した楽天以外の端末を使う方法を試すことになります。
興味ある方は自己責任ですがチャレンジしてみてくださいね。