海外でも使えるモバイルルーター「SG800」が登場しました!

早速「SG800」で検索してみると、同じ商品名(型番?)のものがヒット↓

ギターやプリンタ、はたまた接着剤まで数多くの商品で使われている名前らしい・・・。
もちろん今回紹介するモバイルルーターとは何の関係もございません。
モバイルルーターの「SG800」はイスラエルの会社Simgo社が製造していて、日本では熊本モバイル株式会社が代理店として販売しています。
熊本モバイルは格安SIMとかスマホを販売する会社のようです。
イスラエルはセキュリティ技術が高い国ってイメージあるんでついでに調べてみたら、軍とか諜報関係出身者がセキュリティ会社を立ち上げまくっててその数なんと400社以上あるんだそうですよ。
まぁそれはいいとして、今回登場した「Simgo」社はモバイルルーター分野で世界最先端の技術力があるとか。
イスラエルはこういうインターネット関連についてなんかいろいろスゴい感じなんですね(語彙力なし)。
ではSimgo製モバイルルーター「SG800」がどんな機種なのか?スペックや価格、対応バンドなどを見ていきます。
目次
Simgo「SG800」ってどうなの?
SG800のデザイン

携帯ゲーム機みたいな見た目してますね。
ディスプレイ表示が昔のゲームみたいで余計そう思えます。
カッコ良さやおしゃれさは感じませんが、無骨な感じが好みの人もいるはず。
個人的には微妙です・・・。
SG800の特徴
2018年3月2日に発売された「SG800」には次の特徴があります。
- 日本と海外で使える
- 海外利用時に手続き必要なし(自動で設定)
- 海外では1日512MBまで利用可能
- 海外の利用料は4つのエリア別に違う
- 国内は月額3980円(税別)で無制限・使い放題
日本では約4000円/月で使い放題、海外も機種本体を持っていって電源オンすれば勝手に現地の電波を使ってネット接続してくれるめっちゃお手軽なモバイルルーター。
本体だけ買えば別で格安SIM契約する必要なしってのは面倒くさくなくていいですね。
格安SIM向けのSIMフリーモバイルルーターもたくさんでてますけど、月10GBプランでも2500円くらいかかります。
それを思うと約4000円で使い放題は魅力的。
海外利用時は代理店の熊本モバイルが、現地通信事業者に利用料払う感じなんでしょうね。
1日512MBまでだとあまり派手に使えませんけど、旅行先でグーグルマップ使うくらいなら十分でしょう。
海外での利用料についてはページ下の方で料金表を掲載しているのでそちらをご覧ください。
SG800のスペック
メーカー | simgo |
---|---|
本体カラー | ブラック |
サイズ | 幅 100mm 高 70mm 厚 15mm |
重さ | 約120g |
対応バンド | 3G(UMTS) 1/2/4/5/8 4G(FDD-LTE) 1/2/3/4/5/7/8/17/19/28A |
最大速度 | 3G 下り42Mbps 4G 下り150Mbps |
WiFiネットワーク | IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz) |
最大同時接続台数 | 5台 |
バッテリー | 2800mAh(リチウムイオン電池) |
連続待受時間 | 8時間 (スタンバイ状態は約100時間) |
充電時間 | 2.5時間 (1.5時間で80%充電) |
インターフェース | microUSB |
スペック面にこれといって特徴的なものはなし、というか低スペックさが目につきます。
本体画像をみるとサイズ大きめに思えましたが、面積的にはWiMAXの「Speed Wi-Fi NEXT W05」や、Y!mobile「Pocket WiFi 603HW」とほぼ一緒です。

同時接続台数5台はほかのモバイルルーターに比べて貧弱ですが、5台あれば十分でしょう。
最大速度も150Mbpsあれば十分なんですが、docomoやWiMAXルーターが1000Mbps以上、Y!mobileも900Mbps以上なので見劣りするのは仕方ないですね。
まぁSG800はこれ1台持って入れば海外でも手軽に使えることが最大のアピールポイントなので問題ないでしょう。
SG800の対応バンド
海外は現地の通信サービスしだいなので割愛します。
ここでは国内のdocomo、au、SoftBank回線の対応状況をみていきます。
SG800の対応バンド
=1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 17 / 19 / 28A
docomoの対応バンド
主要バンドは【1、3、19】の3つ。
3つともしっかりカバーされているので、日本国内では快適に使えますね。
とりあえずdocomoが完璧なら不自由しないでしょう。
auの対応バンド
主要バンドは【1、18、26】の3つ。18と26はどっちか対応していればOKです。
au回線で対応するのは1だけなのでイマイチ、っていうか快適には使えないでしょう。
SoftBank(Y!mobile)の対応バンド
主要バンドは【1、3、8】の3つ。
3つとも対応しているのでSoftBank回線も快適に使えるようです。
SIMカードの入れ替えて使えるか不明なので、日本のキャリア回線の対応状況を調べても関係ないかもしれませんが一応チェックしてみました。
とりあえず日本国内でSG800を使うときはソフトバンク回線を利用するようです。
熊本モバイルが扱っている格安SIMにはdocomoとauの2プラン用意されているんですが、それ使うわけじゃないんですね。
SG800の販売店と本体価格
いまのところ売ってるのはビックカメラ系店舗だけみたいですね。
- ビックカメラ
- コジマ電気
- ソフマップ
そのうちほかのお店でも販売されるようですが、アマゾン、楽天などでも売ってる様子はなし。
欲しい方は系列の家電量販店へ行きましょう。
価格は全店24800円(税込26784円)でしたが、ビックカメラだけは10%ポイントバックでかなりお得感あり。
買ってから使うまでの流れ
本体を手に入れたら、熊本モバイルの申込みページ「https://simgomobile-km.jp/app/」へアクセス、個人情報などを入力します。
支払い方法はクレジットカードのみ。
それから約1週間くらいで開通の連絡があり使えるようになります。
買ってすぐ使えるわけじゃないんですね。
海外旅行で持っていくつもりなら、少し早めに購入して開通処理しておかないと悲しい思いをすることになりそうです。
利用料金
日本国内の料金
3980円(税抜)/月
契約した月は日割り計算なしの満額請求です。
データ無制限ですが、ソフトバンク回線利用とのことでベストエフォート方式です。
混雑すればそれに応じて遅くなるため、昼休み時間帯や夜の速度低下は仕方ないでしょう。
海外の料金&対応国
エリア | 料金(税別) | 対応する国 |
---|---|---|
エリアA アジア | 630円/日 | インドネシア / 韓国 / シンガポール / タイ / 台湾 / 中国 / フィリピン / ベトナム / 香港 / マレーシア |
エリアB ヨーロッパ | 630円/日 | アイスランド / アイルランド / アゾレス諸島 / アルバニア / イギリス / イタリア / ウクライナ / エストニア / オーストリア / オランダ / キプロス / ギリシア / グアドループ / クロアチア / コソボ / サンマリノ / ジブラルタル / スイス / スウェーデン / スペイン / スロバキア / スロベニア / チェコ / デンマーク / ドイツ / トルコ / ノルウェー / バチカン / ハンガリー / フィンランド / フランス / ブルガリア / ベルギー / ポーランド / ポルトガル / マヨット島 / マルタ / マルティニーク / マン島 / モナコ / ラトビア / リトアニア / リヒテンシュタイン / ルーマニア / ルクセンブルグ / レユニオン / ロシア |
エリアC 南北アメリカ アジア一部 | 900円/日 | アメリカ(ハワイ/グアム/サイパン除く) / カナダ / メキシコ / グアドループ / 仏領ギアナ / ブラジル / マカオ / ブルネイ / カンボジア / バングラデシュ / インド / ネパール / パキスタン / スリランカ |
エリアD その他 | 1180円/日 | オーストラリア / ニュージーランド / イスラエル / バーレーン / オマーン / ヨルダン / UAE / サウジアラビア / カタール / エジプト / イラク / 南アフリカ |
1日512MBまでで、繋がるかどうかは現地通信サービスの電波状況しだいです。
危険なのでイスラエルに行く人はほぼいないと思いますが、機種製造元の会社があるだけにきちんと対応していますね。
人気観光地「ハワイ、グアム、サイパン」で使えないのはちょっと残念かもしれない。
まぁ世界中から観光客がわんさか来る場所なので、フリーWi-Fiスポットは充実してますし、それらでやりくりしましょう。
初期費用
初期費用は利用規約にかかれてないため0円のはず。
端末の故障・紛失時は弁済金20000円(税別)となっています。
問い合わせ先
ほかに何かわからないこと、聞きたいことがある人は熊本モバイルへ直接問い合わせましょう。
【熊本モバイル株式会社 問い合わせ先】
電話:0120-914-947(平日10:00~17:00)
SG800の無料レンタルサービスに申し込んでみた
下記サービスに申し込んでみました。
レターパックで本体が届き、電源オン→スマホでWi-FiネットワークID・パスワードを設定すればすぐ繋がりました。
日本国内で夕方測った実測値は10Mbpsくらい。
海外でも同じくらいの速度でした。
動画もストレスなく観られるレベルです。
詳細はこちら
⇒レンタル料0円!使う分だけチャージするレンタルWiFi
似たような機種「G3000」とは何が違う?
国内・海外で使えるモバイルルーターにはすでに「G WiFi G3000」というものが発売されています。
こっちはAmazonでも売ってて、価格は「SG800」より安い19000円前後。
G3000の見た目

並べてみると一目瞭然!SG800とほぼ一緒のデザインです。

ただ料金体系が違います。
G3000はプリペイドカードみたいな仕組みになっていて、データ容量(パケット)を先に買ってその分使う流れ。使用期限は1ヶ月間です。
国内利用時は
- 3GB=1480円
- 5GB=2280円
- 10GB=3480円
- 100GB=3980円
の4段階から選べます。
海外では1日あたり
- 300MB=580~980円
- 500MB=680~1280円
で国によって変わります。
海外旅行メインの人は使いたいときだけパケット代を支払えばいいので「G3000」のほうが節約可能。
日本国内メインで使う人は「SG800」のほうが余分な手間がかからずデータ無制限で使えます。
G3000の詳細はこちらの記事でまとめています。
⇒GWiFiルーター「G3000」ってどうなの?
まとめ
日本国内や海外で手軽に使えるモバイルルーター「simgo SG800」を紹介しました。
電源オンでサクッと海外でもネットにつながる利便性が魅力です。
私もフィリピンへ行ったときに使ってみましたが、しっかり繋がってくれました。
使った場所での速度は10Mbps以上出ていたのでストレスを感じず。
なかなか良いルーターだと思います。