2017年12月15日にauから発売された最新WiMAXホームルーター
「Speed Wi-Fi HOME L01s」
(HWS32)
読み方は「スピードワイファイホーム エルゼロイチエス」。
見た目はこんな感じです↓

2018年1月19日(金)からau以外のWiMAXプロバイダでも取り扱いが始まりました。
2017年2月17日にファーウェイから発売された「Speed Wi-Fi HOME L01(HWS31)」が大ヒットしてから約1年、期待のニューモデルが登場!
ただパッと見では旧機種L01と同じ見た目で機種名に「s(エス)」がついただけっぽい感じが・・・。
今回はマイナーチェンジ的な感じですね。
WiMAXについて毎日情報チェックしてますが、L01s(au版)はいつの間にか発売されていてビックリしました(汗)
auやKDDI公式サイトのお知らせページにもなかったので。
そこでここでは、旧機種「Speed Wi-Fi HOME L01」と比較しつつ、何がどう進化したのか?違いは何か?についてスペックや速度などをまとめました。
目次
「Speed Wi-Fi HOME L01s」ってどうなの?
L01sの発売日
- au版・・・2017年12月15日(金)
- UQ版・・・2018年1月12日(金)
です。
UQ版発売日はメルカリにUQ版をゲットし早々と出品していた出品者さんによると12日とのこと。
ですがUQ版はほとんどのWiMAXプロバイダで1月19日(金)から正式発売されています。
L01sのデザイン

ザ・シンプル!
和洋アジアンなどインテリアはさまざまですが、どのタイプに設置しても違和感なく溶け込んでくれるクセのないおしゃれなデザインです。
L01sの魅力・特徴
- 下り最大速度は440Mbps!
- 工事不要で持ち帰ってコンセントに繋げばすぐインターネット環境ゲット!
- どんなインテリアにも馴染むシンプルなデザイン!
- モバイルタイプより高出力なWi-Fi環境!
- 機種上部にあるNFCタッチ機能でパスワード入力なしのかんたん接続!
とauやその他WiMAXプロバイダのL01s紹介ページには書かれています。
速度はモバイルルーター型「W04/W05」が最大708Mbpsなので見劣りするものの、デザイン、自宅で使うときの快適さはL01sの方が上でしょう。
コンセント直結による電源パワーで、強力なWi-Fi電波が発信できるため家のすみずみまで繋がりやすくなります。
なんですが!
ここまでは旧機種「Speed Wi-Fi HOME L01」とまったく同じだったりします。
少なくとも各社の商品ページには、L01sだけの特徴・アピールポイントはまったくありません。
違いがさっぱりわからない・・・。
というわけで、L01sの取扱説明書などもチェックしつつ詳しく比較して違いを探してみました。
Speed Wi-Fi HOME L01sと旧機種L01を徹底比較!
デザイン比較
(左L01s/右L01)
前面デザイン

もう完全に一緒。違いを探すのはムリ!っていうか無いと思います。
背面デザイン

後ろ側には違いがあり、端子差込口が集まってる部分の色がグレーになっています。
公式サイトのスペック表にはL01sはグレー、L01はホワイトとあるんですが、グレーってココだけ?
ちなみに現物みるとグレー部分はもう少し薄めでした。その他部分はホワイトで一緒。
ほか土台部分の文字も画像ではちょっと濃い感じ?に見えるんですが、これも一緒でした。
外見上の違いはグレー部分だけですね。
※ほかL01sの箱側面もグレーになっていました。
リセットボタンの穴×1、USB端子×1、LANケーブル端子×2、アダプタ用端子×1は完全に一緒。
デザイン的には旧機種「L01」の方がホワイト一色で統一感あっていいかも。
L01sのはグレー部分がちょっと違和感。まぁ慣れでしょう。
スペック比較
比較表はかなり細かくなっています。
見るのがシンドイ人は表のすぐ下で違いだけをピックアップしているので飛ばして下さい。
L01s | L01 | |
---|---|---|
サイズ | 幅 93mm 高 180mm 奥行 93mm | 幅 93mm 高 180mm 奥行 93mm |
重さ | 約450g | 約493g |
電源 | ― | ― |
最大消費電力 | ― | ― |
au ICカード | au Nano IC Card 04 LE | au Micro IC Card(LTE) |
800MHz/2GHz | 〇/〇 | 〇/〇 |
キャリア アグリゲーション | 〇 | 〇 |
4G LTE 最大速度 | 受信370Mbps 送信37.5Mbps | 受信370Mbps 送信37.5Mbps |
WiMAX2+ 最大速度 | 受信440Mbps 送信30Mbps | 受信440Mbps 送信30Mbps |
au 世界サービス | ― | ― |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac | IEEE802.11 a/b/g/n/ac |
インターフェイス | 10Base-T 100Base-TX 1000Base-T(2ポート) | 10Base-T 100Base-TX 1000Base-T(2ポート) |
同時接続台数 | 40台 IEEE802.11 b/g/n(2.4GHz) IEEE802.11 a/n/ac(5GHz) それぞれ20台まで | 40台 IEEE802.11 b/g/n(2.4GHz) IEEE802.11 a/n/ac(5GHz) それぞれ20台まで |
対応OS Windows | 7/8.1/10 | 7/8.1/10 |
対応OS Mac OS X | v10.6/v10.7/v10.8/ v10.9/v10.10/v10.11/ v10.12/v10.13 | v10.5/v10.6/v10.7/ v10.8/v10.9/v10.10/ v10.11/v10.12 |
かんたん接続 | WPS/NFC/QRコード | WPS/NFC/QRコード |
同梱品 | ACアダプタ Ethernetケーブル (試供品) | ACアダプタ Ethernetケーブル (試供品) |
違う部分
- 重さ
- SIMカードサイズ
- 対応OSのバージョン
くらいですね。
OSバージョンはL01もソフトウェアバージョンアップで同じになってそうですし、完全に違うのは重さとSIMカードサイズだけと言えそうです。
重さが約43g軽量化されてますね。
SIMカードサイズが小さくなった分でしょう、きっと。
詳しくはわかりませんがこれだけ同じ見た目でコストかけてない感ありありなのでそこくらいしかないはず。
ほかに違う部分をL01s取扱説明書でチェックしてみると、本体底面にシールが新しく貼られているようです。

小さくてわかりずらいんですが、⑬の部分ですね。
シールの名称は「WARRANTY SEAL」。
剥がすと無償修理保証の対象外になってしまいます。
L01みたいに最初からないほうがいいかな?
でも底面だから簡単に剥がれることはないですし問題ないでしょう。
L01sのSIMロック解除は可能?格安SIMや他社のSIMは使える?
auからの発売バージョンはSIMロックされててそのままじゃ使えないんでしょう、きっと。
で、早速auへ問い合わせてみたらこんな返答が。
恐れ入りますが、Speed Wi-Fi HOME L01sはSIMロック解除の対象外のため、SIMロック解除を行うことはできません。また、他社SIMカードを利用しての動作については、弊社で確認を行っておりませんので、動作についてご案内できる情報はございません。
「SIMロック解除対象外で解除は不可」ってことはSIMロックかかってるんでしょうね。
最初からSIMフリーなので解除できない(する必要もない)って意味にはとれない感じ。
ってことは他社プロバイダのSIMカードが使えない可能性大。
WX04はVoLTE対応の格安SIMなら動作したっていう報告も多いので「SIMロック解除なしで使えるかも?」と期待したんですが、そのへんは試してみないことにはわかりません。
ちなみに2017年12月1日からau契約者しかSIMロック解除できないってルールに変更されたらしいですね。
まぁL01sは最初からSIMロック解除できないってことですが・・・。
au版L01sの中古白ロムがメルカリに出品されていたので買おうかと思ったのですが、これはL01s本体だけ買っても動かなさそうな予感が(汗)
※UQ版L01sを購入しました。WX04のnanoSIMで動作したためこちらは使いまわせるようです。
※au版L01sはグーグル検索結果にこんなものがヒット↓

このリンクをクリックしてもなぜかページを開けなかったんですが、レビュアーさんによるとBIGLOBEの格安SIM(docomo回線プラン)で動いたっぽいですね。
SIMロックとはいったい・・・。BIGLOBEがau系列になったから?
ただ対応バンドがほぼ対応していないのでつながったところで快適には使えないでしょう。
他の有志による確認情報がでたらまた追記したいと思います。
ちなみにL01sを契約してついてきたnanoSIMカードをL01やW04、WX03など旧モデル(microSIMサイズ)に変換アダプタを使って挿入しても動かないようです。
あくまで同じサイズのSIMカードを採用しているモデル(WX04やW05)だけ。
この点は気をつけて下さい。
L01sの契約方法は?
auで契約する人はオンラインショップでは買えないようです。
auショップ店頭での契約となります。
これはL01も一緒です。
ただWiMAXプロバイダ各社ではネットで申込可能。
auより安いのでL01sを契約するならこちらがお得です。
選べる料金プランは?
- 2年プラン
- 3年プラン(LTEオプション無料)
※それぞれプロバイダにより選べないこともあり
2つともデータ無制限の「ギガ放題」、月間7GBまでの「ライトプラン」から選べます。
WiMAXのメリットは無制限プランにこそありますし、料金もライトプランと大きく違いません。
さらに家で使うことになるL01sは月間7GBでは全然足りないはず。
そこでギガ放題プランを最安で契約可能なプロバイダを比較し3年プランの総合計料金でランキングを作成しました。
ちょっと通信状況悪いな、と思ったときに便利なau回線併用モード。
3年プランは本来1005円/月必要なこのモードが無料で使えます。
ってことでL01sの契約は3年プランがおすすめです。
で、回線環境や速度はどのプロバイダも一緒なので、とにかく安いところで契約するのがお得です。
L01sを購入予定の人はぜひ参考にして下さい。
ちなみにauショップ、家電量販店系プロバイダは料金がかなり高くなるので最初から除外してあります。
WiMAXプロバイダのL01s料金比較
- 初期費用3000円
- 端末発送月(0ヶ月目)の月額
- ユニバーサルサービス料(2~3円/月)
- 各プロバイダのオプション料
- 税金
は含んでいません。
順位 | プロバイダ | 3年プラン 料金総額 (平均月額) | 2年プラン 料金総額 (平均月額) | 特典 | 基本月額(3年目~) |
---|---|---|---|---|---|
販売終了 | カシモWiMAX | - | 受付終了 | 月額割引 | - |
販売終了 | UQ WiMAX | - | 受付終了 | キャッシュバック | - |
販売終了 | So-net | - | - | 月額割引 | - |
販売終了 | GMOとくとくBB キャッシュバックコース | - | 受付終了 | キャッシュバック | - |
販売終了 | @nifty | - | なし | キャッシュバック | - |
販売終了 | Broad WiMAX | - | なし | 月額割引 | - |
販売終了 | DTI WiMAX | - | 受付終了 | 月額割引 | - |
3年プランのトータル料金で順位付けしてあります
では各プロバイダの特徴を簡単に解説!
※2019年5月にてここでピックアップしているWiMAXプロバイダでのL01sの販売は終了しました
-位
カシモWiMAX

ほんのわずかならがSo-netのほうが安いため、こちらを選ぶメリットは特にありません。
が、たった48円の差なら、インスピレーションで決めても問題ないレベルです。
カシモに興味が湧いた方は公式サイトをチェックしてみてください。
詳細はこちら
⇒カシモWiMAX
※以下プロバイダは販売終了しました
-位
UQ WiMAX

料金が圧倒的に高いため選ぶメリットはありません。
-位
So-netモバイルWiMAX2+

ここは2年プランも一応用意されているプロバイダさん。
なんですが、2年プランはなぜか電話でしか受け付けてくれません。
さらに月額料金もアホかっ!ってツッコみたくなるほど高くなっていて、3年目からの基本料金のほうが安くなっている不思議な内容。
あまりやる気が感じられず、2年プランは契約して欲しくないようです。
2年プランを契約するメリットは全くありません。
3年プランなら2位にランクインしていますが、1位に比べると差額がかなりあるので選ぶメリットはないでしょう。
3年プラン&月額割引特典の最安プロバイダはここです。
キャッシュバックはすぐもらえず手続きも必要なので、面倒に感じる人はこちらがおすすめですね。
-位
GMOとくとくBB WiMAX2+
(キャッシュバック)
キャッシュバックに強いプロバイダ

業界最高額のキャッシュバックと2年プランも選べるのが魅力のプロバイダ。
ここはキャッシュバックに強いプロバイダさんなんですが、機種別に金額が違いL01sは若干低め。
それでもL01sを契約するなら最安です。
-位
@nifty WiMAX

キャッシュバック金額は1位に届かず。
2年プランはありません。
3年プランも他社の方が安いため選ぶメリットはありません。
-位
BroadWiMAX
月額割引でずっと安い!
3年プラン専用で、1位とは料金面で差があります。
となるとここを選ぶ理由はなさそうですが、1つだけ気をつけたいのはキャッシュバック特典のデメリット。
- 現金の受取時期は1年以上先
- 約1年後に送られてくる案内メールどおり手続きしないと権利喪失
- 実際に支払う月額料金は基本料金なので高い
ランキング表の平均月額はあくまでキャッシュバック込みのもの。
BroadWiMAX3年プランの月額割引特典をやってるプロバイダでは最安です。
ここは契約月からずっと支払金額が安い、キャッシュバック権利喪失のリスクがない、面倒な手続きがいらないといったメリットがあります。
また3年目からの月額は業界最安料金に。
一度契約したら解約できる月まで面倒ごとなく使えるほうがいい人はここが最適です。
L01sの取扱説明書・マニュアル
製造メーカーファーウェイ社の公式ページにて各種PDFファイルがダウンロードできます。
契約前にもっと詳しく知りたい人はゲットしておきましょう!
ダウンロード元ページ
⇒http://consumer.huawei.com/jp/support/home-internet/speed-Wi-Fi-HOME-L01s/
- FAQ
- 取扱説明書
- ご利用にあたっての注意事項
- 初めてガイド
の4種類あり。
FAQでは最初のQで表記が旧機種L01の型番「HWD31」になってますね(汗)。ファーウェイ側も混乱してたり?

L01s本体だけ欲しい人向けに、中古価格を調べてみました。
L01sの中古・白ロム価格は?
発売当初はメルカリなど個人取引の市場にはぼちぼち出てきていたものの、楽天市場など大手サイトでは「L01s」で検索してもヒットしませんでした。
ちなみにメルカリで始めて出品されたL01sの価格は8888円でした。

それから数ヶ月たち、ぞくぞくと増えていってます。
数が多すぎるのか、4000円くらいで買えるようになってきました。だいぶ値崩れしている感じ。
過去のWiMAXシリーズをみても、UQ版とau版ならUQ版の方が価格が高い傾向があります。
ので、中古L01sを狙っているならUQ版を推します。
ちなみにL01sの新品価格は公式に決められていないようですが、au版は28080円、UQ版は一部のWiMAXプロバイダによると20000円となっています。
で、結局旧機種L01から何が進化したの?
ここまでL01sとの違いをいろいろピックアップしてきましたが、何かしら性能がアップした、新機能が搭載された、といった進化はなし。
単にSIMカードサイズがmicroSIMからnanoSIMサイズに変更されただけのようです。
ひょっとして「Speed Wi-Fi HOME L01s」の「s」はスモール(small)の「s」だったりして?
でも意外と合ってる気がします。
ただ今後はL01sで採用されているnanoSIMサイズがメインになっていくので、将来性を考えるならL01よりL01sを選んでおいたほうがいいですね。
また人気のあるプロバイダはL01の在庫が消化できたようで、ほぼほぼL01sのみの扱いに切り替わっています。
よって今から旧モデルL01を契約するのは、安いプロバイダの選択肢も少なくおすすめできません。
まとめ
auからいつの間には発売されていたWiMAXホームルーターの新機種「Speed Wi-Fi HOME L01s」を紹介しました。
2017年に発売されて圧倒的人気を獲得した「Speed Wi-Fi HOME L01」の後継モデルなので売れるのは間違いなし。
というかすでに売れてます。
ただこれといってスペックや機能が進化したわけではありませんでした。
もちろん今後のソフトウェアバージョンアップで差が出ないとも限りませんが、普通の格安SIMで使えなくなるなど地味な制限はあり。
VoLTE対応のものでないと使えないよう制限がかかっているようです。
とはいえ自宅で使うWiMAXルーターとしては最有力候補。
光回線などのように工事も必要ないのも魅力。
新生活シーズンのお供におすすめな一台です。
ライバルメーカー「NECプラットフォームズ」からもホームルータータイプが登場しました!
実測を測ったらL01s超えしたおすすめ機種です。
現在我が家のエース機として活躍中!
ここまで読んでL01sに気持ちが傾いてた人も一度どんなルーターかチェックしてみてください↓