
ファーウェイに人気WiMAX2+ルーター「Speed Wi-Fi NEXT W03」では、
- ハイスピードモード(WiMAX2+回線)
- ハイスピードプラスエリアモード(au 4G LTE回線)
の2つのモードを選べるようになっています。
そしてさらに速度やバッテリー消費量が異なる3つのモード
- ノーマルモード
- ハイパフォーマンスモード
- バッテリーセーブモード
も選べます。
そこでここでは「ハイスピードモード」に注目し、実際に速度を計測してみました。
端末選びの際の参考データとしてお役立てください。
目次
ハイスピードモードの実測値はどれくらい?
速度を公開する場目に3つのモードについて簡単に解説しておきます。
ハイパフォーマンス・ノーマル・バッテリーセーブモードの違いは?
ハイパフォーマンスモード
WiMAXのW03のハイパフォーマンスは速い速度でインターネットが使えるようになる機能で、速度が向上する代わりにバッテリーの消費が激しくなります。
動画の視聴やアプリのダウンロードなどの速い速度でインターネットを利用したい場合などに最適なモードです。
ハイパフォーマンスモードでの通信速度は下りで最大220Mbpsで、大容量のアプリやソフトのダウンロードや高画質な動画の視聴にも耐えられます。
ノーマルモード
ノーマルモードではバッテリーの残量や消費量に自動で対応してキャリアアグリケーションをオフにするので、通常は速い通信速度でインターネットを利用してバッテリー残量が少なくなると自動で省電力モードに移行します。
基本的にはノーマルモードにしておけば高速な通信と省電力を両立できます。
バッテリーセーブモード
バッテリーセーブモードは動画の視聴やWebサイトの閲覧が可能な通信を保ちつつ、バッテリーの消費を抑えて長時間使用できるようにする機能です。
外出先などの充電ができない場所ではバッテリーセーブモードが便利です。
バッテリーの消費を抑える分インターネットを利用する際の速度や安定性には欠けますが、それでも動画の視聴なども十分な速度が出るので問題ありません。
では、ここからはハイスピードモードにて、ノーマル/ハイパフォーマンス/バッテリーセーブモード別に通信速度を計測し比較してみた結果を公開していきます。
W03を3つのモード別に速度計測した結果は?
計測条件
測定では自宅のデスクトップパソコンへクレードルを介して有線接続し、次の4サイトを利用して実測値を計測しています。
- ブロードバンドスピードテスト
- RBB SPEED TEST
- ラピッドネット
- Radish Network Speed Testing
全部やり直しなし、恨みっこなしの一発計測のみ。
また、天気は晴れ、風も強くない年末の平日昼~夕方にかけて測定しています。
果たしてネーミング通りの数値が出るのか?!
結果は次のとおりです。
W03(ハイスピード)のノーマル/ハイパフォーマンス/バッテリーセーブ別計測結果

年末の忙しい時期に(私は忙しくない)昼間っからまったり計測。
15:00はど忘れしました(汗)
まぁみんながおやつ食べるような時間なので回線が混雑することもないでしょう。
下り通信速度
12/29 測定時間 | ノーマル | ハイ パフォーマンス | バッテリー セーブ |
---|---|---|---|
14:00頃 | 19.4 | 21.5 | 8.98 |
16:00頃 | 25.95 | 20.47 | 10.23 |
17:00頃 | 22.13 | 20.62 | 10.29 |
18:00頃 | 29.44 | 26.72 | 9.66 |
平均 | 24.24Mbps | 22.33Mbps | 9.80Mbps |
ノーマルがハイパフォーマンスを上回りました。
ノーマル強し!
まぁ普通が一番ってことですね。
日本では目立ったり、抜きん出た存在になると叩かれるものです。
WiMAXにおいても同じことが言えるんでしょう(適当)
上り通信速度
12/29 測定時間 | ノーマル | ハイ パフォーマンス | バッテリー セーブ |
---|---|---|---|
14:00頃 | 3.15 | 2.76 | 1.47 |
16:00頃 | 4.13 | 3 | 1.96 |
17:00頃 | 3.57 | 3.64 | 2.15 |
18:00頃 | 4.05 | 3.99 | 1.01 |
平均 | 3.72Mbps | 3.35Mbps | 1.65Mbps |
下りに続いて上り速度もノーマル強し!
ハイパフォーマンスモードは意味がないですね(汗)
完敗です。
普通・安定こそ正義ってことでしょうか。
仕事なら公務員が一番ってのと同じですね。
(個人の印象です)
ちなみにバッテリーセーブモードでもこれだけ速度出てれば動画視聴に問題ないですし、使ってて何のストレスも感じませんでした。
外出先ならこれでも良さそう。
ハイパフォーマンスモードは安定性に欠ける
前にハイパフォーマンスモードで計測したときもいまいちな結果だったんですよね。
速いときは速い。
でも、どうやら安定性にかけるモードのようです。
ハマったときはハイなパフォーマンス出してくれるんでしょうけど、トリッキーな動きされても困ります。
漫才動画見ててボケたところで動画止まったらシンドすぎですもんね。
ボケ役の相方がつまらんヤツみたいに見えてしまいます。
で、ツッコミは間が悪すぎ!みたいな。
そんなん哀れすぎですわ。
というわけで、お笑い動画見るときにハイパフォーマンスモードはやめましょう!
そんな結論が出たところで締めとさせていただきます。
まとめ
WiMAX2+回線だけを使う通信モード「ハイスピードモード」の速度を、W03という端末を使って計測してみました。
ワイヤレス回線の通信環境は日本全国で場所によって全く違ってくるため、この結果は参考程度にしかなりませんが、場合によっては一番性能を発揮できるモードだからと言って速いワケじゃないことが分かったと思います。
自宅で常に充電しながら使える状況なら構いませんが、外出時などはバッテリーもセーブしなきゃいけないこともありますし、そこそこ速度も欲しいなど状況に合わせて3つのモードを使い分けていきましょう。