
中国の世界トップクラスのスマホメーカー「ファーウェイ」が製造しているWiMAX2+ルーター「Speed Wi-Fi NEXT W03」。
管理人的には同時期に発売されたNECプラットフォームズ製「WX03」のほうが我が家では安定してて速いんですけど、巷では「W03」押しな人が多いようです。
まぁ使う環境の影響が大きいですからね。
我が家ではWX03の方が快適ってだけです。
ただ先日実際に買って速度計測してみたら、「W03」に搭載されているau 4G LTE回線を使うモード「ハイスピードプラスエリア」の方が速かったです。
(WX03はWiMAX2+回線のみしか使えない)
「WX03」だと最大40Mbps台しか出てなかったんですが、「W03」では100Mbpsを超えたこともあり。
実力は確かです。
悔しいけど認めざるをえないでしょう。
参考記事
⇒W03ハイスピードプラスエリアモードの実測値は?
これでau 4G LTE回線利用料がタダなら文句なしにおすすめなんですけどね(汗)
残念ながらau契約者じゃない人は月額料金に1005円上乗せされるのでご注意を。
え~、前置き長くなりましたが本題へ。
今回は「W03」を地元のWiMAX基地局正面まで行って速度を計測してきました。
WiMAX基地局なのでau 4G LTE回線には関係ないんですが、それでもいくらかは速くなるはず。
どれくらい出るものなのか?
期待を胸いっぱいに詰め込んで計測してきた結果は次のとおりです。
「W03」を使いWiMAX基地局前で計測してみました

計測結果発表の前に測定条件をおさらいしておきます。
計測時の条件・環境
- 契約中のWiMAXプロバイダ・・・BroadWiMAX
- 使用端末・・・白ロム購入の「W03」オレンジ
- 計測に使ったスマホアプリ
・Speedtest
・Speedsmart
・RBB SPEED - アプリは全部一発勝負で再計測なし
- 2016年12月31日12:00前後に計測
- 快晴、風はそれほどない状態
- 基地局が屋上に設置されているビル正面の駐車場で計測
基地局は「塔マップ」というサイトに掲載されていた情報を参考に探しています。
※追記 現在は閉鎖されてしまいました
当日の環境は上々だったので、いい結果が期待できそうですが果たして?!
では測定結果の発表です。
下り上り通信速度の計測結果

6パターンで計測し、画像上から
- ハイスピードモードのバッテリーセーブ
- ハイスピードモードのノーマル
- ハイスピードモードのハイパフォーマンス
- ハイスピードプラスエリアモードのバッテリーセーブ
- ハイスピードプラスエリアモードのノーマル
- ハイスピードプラスエリアモードのハイパフォーマンス
の順に並んでます。
が、ぶっちゃけ見づらいと思うので表にしておきます↓
あくまで証拠画像としての掲載です。
W03「ハイスピードプラスエリア」モードの測定結果(下り/上り)
アプリ | ハイパフォーマンス | ノーマル | バッテリーセーブ |
---|---|---|---|
Speedtest | 37.59/9.31 | 24.38/1.90 | 24.20/1.71 |
Speedsmart | 16.63/5.89 | 21.27/4.34 | 21.41/1.91 |
RBB SPEED | 40.91/6.88 | 21.65/3.78 | 21.55/3.62 |
平均 | 31.71Mbps/7.63Mbps | 22.43Mbps/3.34Mbps | 22.39Mbps/2.41Mbps |
順当に一番速いモード「ハイパフォーマンス」が下り・上りともに最速でした。
計測アプリによって一番遅いこともありますけど、天気も良かったので比較的安定した計測結果になったんじゃないかと。
風の強い日に計測したら全然ダメでしたからね(汗)
ただバッテリーセーブとノーマルが同じような数値では困りもの。
ノーマルを使う意味がなくなってしまいますね(汗)
ちなみにWiMAXのモード別最大速度はこうなってます↓
- ハイパフォーマンス・・・440Mbps
- ノーマル・・・220Mbps
- バッテリーセーブ・・・110Mbps
W03「ハイスピード」モードの測定結果(下り/上り)
アプリ | ハイパフォーマンス | ノーマル | バッテリーセーブ |
---|---|---|---|
Speedtest | 24.30/2.56 | 18.66/2.57 | 25.52/3.22 |
Speedsmart | 21.18/3.49 | 20.58/3.02 | 23.41/2.89 |
RBB SPEED | 22.02/3.42 | 23.26/3.17 | 26.89/3.57 |
平均 | 22.50Mbps/3.16Mbps | 20.83Mbps/2.92Mbps | 25.27Mbps/3.23Mbps |
なぜかバッテリーセーブモードが下り・上りともに最速という結果に。
電池食うわりにハイパフォーマンスもノーマルも全然とかない(汗)
燃費悪すぎですね。
数値的にはWiMAX2+が最速220Mbpsなので9分の1くらい。
もう少し頑張って欲しいところです。
まがりなりにもWiMAX基地局前で測ってるので。
ちなみに「ping」は「何それ?ウマイの?」状態なのでスルーさせてもらいました(汗)
そのうち調べよう。
※追記 ping値について調べてみました!
参考記事
⇒通信速度計測で使われてる指標「ping」って何?
まとめ
常に業界最速ルーターを製造販売してきている中国「ファーウェイ」のW03を使い、WiMAX基地局前で実測値を計測してみました。
もっと劇的に速くなると思っていただけにこの結果はガッカリですね。
期待は裏切られました。
まさかWiMAXの基地局だと思っていたものが全然違っていたとか?
もしそうだったらすみません(汗)
ただ、あってるなら「W03」はau 4G LTE回線使ってなんぼの端末と言えます。
なので、auの携帯電話を使ってない人は国産メーカー製「WX」シリーズがいいと思いますよ。
あとau 4G LTE回線で7GB超えると使い放題プラン契約してても速度制限かかるんで、安心して使えるのもこちらです。