
WiMAX端末で人気機種を出し続けている中国メーカー「ファーウェイ(HUAWEI)」がモバイルルーターとホームルーターの2機種を同時に発売!
そこで、WiMAX2+ルーター2モデル
- Speed Wi-Fi NEXT W04(携帯型)
- Speed Wi-Fi HOME L01(固定設置型)
はSIMカード使いまわせるのか、LTE回線対応状況、デザイン、スペックなどを比較してみました。
そもそもタイプが違うものですが、どちらにするか迷っている方は参考にしてください。
目次
Speed Wi-Fi NEXT W04 と Speed Wi-Fi Home L01を比較
2機種のSIMカードは使いまわせる?
どちらもmicroSIMカードで同じサイズです。
また、端末限定でしか使えなくするSIMロック制限もないため、普通に抜き差しして使いまわせます。
もしW04を契約したけど自宅用のWi-Fiホームルーターが欲しいなら、中古L01を買ってSIMカードを入れ替えれば使えます。
これから中古端末だけを買って運用する予定の人は、WiMAXプロバイダでSIMのみ契約するならmicroSIMかnanoSIM+変換アダプタを(数百円で買えます)、格安SIMならau回線プランで同様のサイズのカードを選びましょう。
2モデルともau 4G LTE回線に対応
WiMAXではWiMAX2+回線とau 4G LTE回線に対応する端末がでていますが、W04とL01は両機種とも対応しています。
au 4G LTE回線を使うモード(ハイスピードプラスエリアモード)は別料金がかかるため注意が必要ですが、3年プランを契約しているなら気兼ねなく使えます。
ハイスピードプラスエリアモード利用時の注意点
このモードを使い月間7GBをオーバーすると速度制限対象になってしまいます。
そのため、ファーウェイのスマホアプリやW04本体の通信量をこまめにチェックするなど対策も忘れずに。
アプリで通知設定しておいた方が気づきやすいのでお勧めです。
容量オーバーしてしまうと翌月になるまで制限解除されません。
たとえギガ放題プランを契約していて、通常モード「ハイスピードモード」に戻したとしても、です。
楽天アンリミットを使いたい人向けの話

ちょっと特殊な話ですが、auが使っているLTEバンドを選択できるアプリがでています。
Band固定アプリ「W04 L01 LTEBand」というものがあります。
W04 L01と名前に入っていますが、別のWiMAX端末でも使えます。
そしてこれ、いまなら楽天アンリミットの使い放題プランを契約しているSIMカードをWiMAX端末に挿入して使うときに利用できたりするんです。
当然公式推奨のものではないため自己責任とはなりますが、楽天アンリミットの使い放題はBand3だけで接続することで利用可能なので、アプリを利用すればW04やL01で楽天回線を使い放題にできるわけですね。
ただし当然ながら楽天回線が繋がるエリア限定となります。
W04とL01のデザイン比較
画像の見た目と実際のサイズは全然違いますのでご注意下さい。
表のデザイン

どっちもおしゃれでいい感じ。
「W04」は一番長いところが13cmなので4インチサイズのiPhoneより微妙に大きいくらいのサイズ感。
色はグリーン/ホワイトの2色展開です。
auロゴはちょっとわかりにくいんですが、黒い部分左上にうっすらあります。
「L01」は小型の空気清浄機や加湿器みたいな印象のデザイン。
どんな色とも相性のいいホワイトなので和洋どっちの部屋に置いても違和感なさそうですね。
auロゴは上面にはいってます。
ちなみにロゴはau以外で契約すると「UQ」ロゴになっています。
裏面のデザイン

裏面はとくに感情を揺さぶられるデザインでもないですね。
W04はつや消しカラーで表面の鮮やかさとは対照的に落ち着いた感じ。
L01はシンプルにまとまっています。
W04とL01のスペック比較
Speed Wi-Fi NEXT W04 | Speed Wi-Fi HOME L01 | |
---|---|---|
タイプ | 携帯型 | 固定設置型 |
本体カラー | グリーン/ホワイト | ホワイト |
サイズ | 幅 53mm 高さ 130mm 厚さ 14.2mm | 幅 93mm 高さ 180mm 奥行 93mm |
重量 | 約140g | 約493g |
充電時間 | 約120分 | - |
バッテリー容量 | 2750mAh | コンセントから AC100V-240V 消費電力24W |
連続通信時間 | 約540分 | - |
連続待受時間 | 約850時間 | - |
ディスプレイ | 約2.4インチ TFT LCD | - |
au ICカード | au Micro IC Card | au Micro IC Card |
対応回線 | WiMAX2+ au 4G LTE | WiMAX2+ au 4G LTE |
最大通信速度 (下り/上り) | 【au 4G LTE& WiMAX2+(CA)】 708Mbps 【au 4G LTE(CA)】 225Mbps 【au 4G LTE】 150Mbps/25Mbps 【WiMAX2+(CA)】 440Mbps/30Mbps 【WiMAX2+】 110Mbps/15Mbps ※CA=キャリアアグリゲーション | 【au 4G LTE(CA)】 225Mbps 【au 4G LTE】 150Mbps/25Mbps 【WiMAX2+(CA)】 440Mbps/30Mbps 【WiMAX2+】 110Mbps/15Mbps ※CA=キャリアアグリゲーション |
au世界サービス | ○(LTE/UMTS) | × |
Bluetooth | Ver 4.1 | - |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE802.11a/b/g/n/ac |
インターフェイス | USB 3.0(USB Type C) | 10Base-T 100Base-TX 1000Base-T |
最大接続台数 | Wi-Fi 10台 Bluetooth 3台 | 40台 (2.4GHz×20台/5GHz×20台) ※ほか有線LAN用端子×2個あり |
対応OS | 【Windows】 Vista/7/8/8.1/10 【Mac OS X】 v10.6/v10.7/v10.8/v10.9/ v10.10/v10.11/v10.12 | 【Windows】 Vista/7/8/8.1/10 【Mac OS X】 v10.5/v10.6/v10.7/v10.8/v10.9/ v10.10/v10.11/v10.12 |
同じ時期に同じメーカーから発売されるだけあって、速度や対応回線は同じ。
「W04」が優れているポイントは、携帯性、Bluetooth接続が使えることくらいですね。
au 4G LTE&WiMAX2+のキャリアアグリゲーション通信はそこまで必要性は感じないですし、au世界サービス対応も活用できる人なんてそんなにいないはず。
「L01」が優れているポイントはたくさんの端末をつなげられること。
職場などであまり大量に接続するとあっという間に速度制限されてしまいそうですが、2017年2月からの3日10GB制限に変わり、制限される時間帯は18時~2時頃までの約8時間。
それ以外の時間帯に使うなら制限関係ないのでいいんじゃないかと。
で、どっちがいいの?
W04が合ってる人
- 外で使いたい
- 自宅では自分しか使わない
- 今までもモバイルWi-Fiルーターを使っていた
「L01」も電源確保できる場所で使うなら携帯できないことはありませんが、まぁ現実的じゃないですね。
外で使う可能性が少しでもあるならW04一択です。
また何色にも染まる無個性な白が嫌い、新しいものを買ったら見せびらかしたい、といった特殊な人は目立つグリーンが用意されてる「W04」が最適。
L01が合ってる人
- つなげる台数がめっちゃ多い
- 家族みんなで使いたい
- インテリアにこだわりがある
- Wi-Fi環境が安定してるほうがいい
- 自宅でしかネットを使う予定がない
- 今までホームルーターを使っていた
具体的な受信感度やWi-Fi送受信スペックは発表されていませんけど、携帯型と同じなら発売する意味がないので室内での安定感を求める人は「L01」がいいでしょう。
そもそも電源が違うので電波出力も違ってきますし、アンテナサイスも異なります。
その分安定感がアップするのは間違いないでしょう。
ほか、インテリアを気にする人もこっちがいいですね。
※追記
W04は2017年9月から最大速度が708Mbpsにアップしました。
とはいえ、対応エリアは東京・名古屋・大阪の一部のみ。
現実的には最大440Mbpsと考えて問題ありません。
まとめ
ファーウェイ製のWiMAXルーター「W04」と「L01」の2機種を比較してみました。
SIMカードは同じサイズなので使いまわせます。
タイプが全然違うモデルなので、もちどちらか片方を契約中でもう片方も使ってみたい人は中古でゲットしましょう。
いまなら比較的安く手に入りますし、まだ現役で十分活躍してくれるスペックは持ち合わせています。
また、格安SIMサービスでも使えるので、通信料を安くしたい人は検討してみてください。