1/24、ついに発表されたWiMAX新機種「Speed Wi-Fi NEXT W06」。
(発売日は1/25)
中国ファーウェイ製で過去発売されてきた人気シリーズ「W01~W05」の最新バージョンで、ついに6モデル目となります。
なんの前触れもなしに突然発表されたのでビックリ。
今までは半月から遅くとも一週間くらい前には発表されてたんですけどね。
で、「W06」の紹介ページをみると「最大1.2Gbps」「ハイモードアンテナ」など物欲を刺激してくる魅力的なフレーズがたくさん載ってます。
ほんの2ヶ月前にライバル「WX」シリーズの新機種「WX05」が発売されたばかりなんですが、W06はそれ以上の性能なんだろうなと感じさせてくれます。
まぁ最近ファーウェイさんのイメージ良くない人もいるでしょうけどね・・・。
とりあえずそれはそれとして、私もさっそくW06への機種変更を申込んだので、届いたらレビュー追記します。
※届きました!記事最後にレビュー追記してます。
ってことで新しく登場したWiMAXモバイルルーター「W06」がどんな機種なのか徹底チェック!
デザインやスペックのほか、WiMAX公式ページに書かれてるアピールポイントが本当にスゴイのか?について調べたことをまとめました。
目次
Speed Wi-Fi NEXT W06を徹底解剖!
まずはW06の見た目から見ていきます!
W06の見た目
(4インチサイズのiPhoneSE/5/5s/5cとほぼ一緒です)
正面デザイン
これといって特徴のないものの、シンプルで旧機種よりだいぶかわいらしさのある見た目に仕上がっています。
1個前のW05がけっこう攻めたデザインなのに対して、W06は落ち着いていて万人受けを狙ってきた感じ。
W05のデザイン↓
W06はだいぶ丸くなったのがわかるかと。
個人的にはW05のが好きですねー。
背面デザイン
裏側も丸みを帯びたデザイン。
メタリックな色合いが高級感あり。
ちなみに金属製ではありません。
側面デザイン
サイドも同じく丸みを帯びてます。
個性の強いW05のほうが好きですが、W06もなかなかいい感じじゃないかと。
W06のスペック・仕様
製品名 | Speed Wi-Fi NEXT W06 |
---|---|
製造メーカー | HUAWEI(ファーウェイ/中国) |
本体色 | ブラック×ブルー ホワイト×シルバー (auショップ限定オレンジ×ブラック) |
サイズ | 幅 128mm 高 64mm 厚 11.9mm |
重さ | 約125g |
対応回線 | WiMAX2+ au 4G LTE |
下り最大速度 | 【4G LTE】 1237Mbps 【WiMAX2+】558Mbps |
上り最大速度 | 【4G LTE】 75Mbps 【WiMAX2+】30Mbps |
バッテリー容量 | 3000mAh |
充電時間 | 約120分~ |
連続通信時間 | 約540分 (WiMAX2+、スマート設定時) |
連続待受 | 約800時間 (WiMAX2+、スマート設定時) |
同時接続台数 | 16台 |
ディスプレイ | 約2.4インチ TFT LCD |
SIMカード | nano IC |
インターフェース | Type C USB3.0 |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz帯) IEEE802.11n/11g/11b(2.4GHz帯) |
同梱物 | TypeC変換コネクタ(試供品) 取扱説明書 保証書 |
スペック表で目立つのはW06のウリでもある最大速度でしょう。
その点については1つ下の項目で触れるとして、ここでは別の注目ポイントをみていきます。
旧モデルW05から進化したポイント
- バッテリー容量アップ
- 同時接続台数アップ
スペック表ではこの2点くらいですね。
1つ目のバッテリー容量は2750mAh→3000mAhに微増しました。
・・・なんですが、連続待受時間は850時間→800時間に減ってます(汗)
それだけ新機能がバッテリー消耗激しいってことでしょうね。
まぁ50時間減ったからって実用性にたいした影響はでないので問題ないでしょう。
2つ目の同時接続台数は13台→16台に増えました。
3台増えたからって特別便利になったわけではありませんが、些細なことでもパワーアップすることって大事。
ニューモデルなんだから旧機種を少しでも上回ってて欲しいですからね。
これはこれでいいんじゃないかと。
auには限定カラーあり
W06はauショップだけ特別な本体カラーが用意されています↓
一ヶ月遅れの2月下旬に発売。
W03以来となるオレンジ系カラーの登場です。
暖色カラーが好きな人は気持ちが揺らぐかも?
ただauショップで契約するとかなり割高なのでおすすめしません。
(詳しくはページ下部のW06を扱うおすすめWiMAX業者欄にて解説)
どうしてもオレンジがいい人は、とりあえず別の色で契約しておき毎日メルカリやヤフオクをチェック!
au限定カラーが売りに出てたら買って手元のものを売りましょう。
そのほうがトータルでも安上がりです。
※2019/2 追記
2019/1/25の発売から約1ヶ月たった2月末になってようやくW06の中古がメルカリで出始めました。
初出は12000円とそれなりに高額。
ただau限定オレンジカラーはさすがにまだありませんね。
つづいて運営元がアピールしている項目をチェックしていきます。
公式が謳うW06のアピールポイントは本当にスゴイ?
UQコミュニケーションズ公式ページでは次の3点をアピールしています↓
- USB接続で下り最大1.2Gbps(新機能)
- 高性能ハイモードアンテナ搭載で受信感度・速度アップ(新機能)
- いつでもどこでも高速Wi-Fiが楽しめる
とりあえずW06で新たに搭載された新機能は上2つですね。
それぞれについて旧モデルからどう進化したのか詳しく見ていきます。
①USB接続で下り最大1.2Gbps
Wシリーズ一番の魅力といったら「WiMAX最速」を常に更新し続けてきたモデルであること。
W03→370Mbps
W04→708Mbps
W05→758Mbps
ときて、W06もその伝統を引き継ぎWiMAX初となる1Gbps超えを果たしました。
(ダウンロード最大速度1237Mbps)
USBケーブル接続必須なのがちょっと微妙ですが、Wi-Fi接続でも最大867Mbpsなので十分高速です。
1.2Gbps対応エリアについて
いまのところ東京都、埼玉県の一部エリアのみです。
(順次拡大予定)
958Mbps対応エリアについて
宮城、東京、埼玉、愛知、京都、大阪、兵庫、福岡の一部エリアで対応しています。
1Gbps超えの恩恵を受けられるのは都市部の中でもごく限られたユーザーだけですが、958Mbpsだって四捨五入すれば1Gbpsですからね。
こちらならかなり広範囲で対応しているので、たくさんのユーザーさんにメリットあります。
②高性能ハイモードアンテナ搭載で受信感度・速度アップ
W06では電波受信感度を向上させてくれるアンテナを新たに搭載。
さらにライバル機「WX」シリーズが先に搭載した「ビームフォーミング」機能もW06で採用されました。
これはWi-Fi電波を効率よくやりとりできる機能。
公式発表ではアンテナとビームフォーミングによって約2割通信速度が改善されるようです。
③いつでもどこでも高速Wi-Fiが楽しめる
これはW06ならではのものじゃありません。
というかWiMAXルーターならではのものでもなし。
なぜこれをアピールポイントに入れた?ちょっと謎。
バッテリー容量増えたんだしそっちにしたほうが良かったんじゃ?と思います。
「大容量バッテリーでいつでもどこでも長時間ネットが楽しめる!」みたいな。
というわけでW06についていろいろ見てきましたが、最新モデルだけあっていい仕上がりです。
そこでざっくりいいところ・残念なところをまとめておきます。
W06のいいところまとめ
- WiMAX最速で初の1Gbps超え
- 電波受信効率アップで約20%改善
- バッテリー容量アップ
なんといっても1Gbps超えのWiMAX最速モデルという冠が魅力的。
スマホやタブレットを接続する人にはWi-Fi電波環境がよくなる機能も大きなメリットです。
W06の残念なところまとめ
- 最大速度1.2Gbpsの対応エリアが東京、埼玉の一部のみ
- 1Gbps超えは別売のUSBケーブル利用時のみ
- 中国ファーウェイ製
- クレードルがない
- オレンジ×ブラックカラーがauショップ限定
1.2Gbps超えの最大速度に対応するエリアの少なさはネック。
ですが一段下の最大速度958Mbps対応エリアはかなり広いため魅力は十分あります。
また最速対応の環境にするには別売ケーブル必須ですが、Wi-Fi接続でも最大867Mbpsなので問題ないかと。
ただW06から台座(クレードル)がなくなりました。
テーブル上で使うときあると便利ですし、充電するときもスコッと簡単にセットできるメリットもあったんですけどね。
とりあえずW05のクレードルでも代用できるので問題ないんですが、W06以降なくなっていく方向性なら少し残念です。
あと最近ネガティブニュースの多い中国メーカー「HUAWEI(ファーウェイ)」さんの製品ってところに引っかかる人はいるでしょう。
ここダメな人は日本メーカーNEC製「WX05」にしておきましょう。
関連記事
⇒WX05の魅力を解説&レビュー!
以上、残念なポイントもいくつかありますが、速度アップと電波受信能力アップで通信環境はかなり改善されるでしょう。
これから新規契約や機種変するなら、安定性も速度も向上したW06は最有力候補です。
W06で使えるクレードルはある?
クレードルがなくなってしまったW06。
ないならないで問題ないのですが、充電するときにスッと端子を挿入できるスムーズさ、デスク上での見栄えの面で不便さもあります。
そこでW06の旧モデル用クレードルを試してみた結果、W04とW05用のものなら違和感なくセットできました。
※2019/2時点のアマゾン価格はW04用3121円、W05用は3721円でした
LANケーブル接続はできませんでしたが充電は可能なので、台座が欲しい人はどちらかを買えばOK。
個人的にはW04用のほうが500円以上安く見た目がスマート&コンパクトでおすすめです。
ライバル機種WX05とはどっちがいい?
契約するときWiMAXプロバイダページにいくと、たいていW06の横にWX05↓が並んでるはず。
同じ携帯するタイプの機種なので気になる人も多いと思います。
そこで簡単にW06とWX05を比較してみました。
似たような機能が搭載されているので、ハッキリ違う部分をピックアップしています。
W06の方が優れているポイント
- 最大速度が倍以上
- クレードル無しでWi-Fi電波のやりとりを効率化
WX05が優れているポイント
- 電波”送信”パワーが強い
- サイズが小さい
W06最大の強みは下り速度の速さです。
WX05は最大440Mbpsなので倍以上の差あり。
またWX05もWi-Fi電波を効率化できるんですが、別途クレードルという機器(約4000円)を買わなければいけません。
W06なら単体でOKなのもメリットです。
対してWX05は「WiMAXハイパワー」という、電波送信能力を上げる機能で通信環境を約2割改善する効果が期待できます。
電波射出パワーが上がるってことは、それだけ遠くまで届くことになるので、アンテナ本数が微妙だったユーザーさんは多少改善される可能性あり。
サイズが小さいのも携帯機器としては強みでしょう。
どっちがいい?
通信速度が速い=通信環境も改善される可能性大なので、最大速度対応エリア(※)に住んでいる人はW06がおすすめです。
※1.2Gbps=東京・埼玉の一部エリア
※958Mbps=宮城・東京・埼玉・愛知・京都・大阪・兵庫・福岡の一部エリア
それ以外の方や、いままで使っていたWiMAXルーターの安定感がなかった人はWX05がいいですね。
W06を安く契約できるプロバイダ
別記事にて比較しているのでそちらをご覧ください。
こちら
⇒Speed Wi-Fi NEXT W06の料金比較 最安はここ!
W06が到着したのでレビュー
最初箱から出すとき早速落っことしました(汗)
表面がめっちゃスベスベで羨ましくなる肌触り。
触ってて気持ちいいけど、外で持つときは気を遣いそうです。
操作性は大きな画面で押し間違いすることもなく快適そのもの。
力士ほど極太な指なら厳しいかもですが一般人なら余裕でしょう。
で、早速W06一番のウリでもある速度を測ってみたら・・・イマイチ(汗)
ウチではWX05のほうが10Mbpsほど速いですね。
地方都市に住んでるので、W06の最大速度が全然楽しめない(汗)
ってことで地方都市住まいの人はWX05をおすすめします。
関連記事
⇒WX05はここがいい!機能・スペックを徹底解説!
最大速度対応エリアに住んでるならW06がいいと思います。
あとですね、W06ってクレードルがないんで有線接続できないと思ってたら、USBがケーブルで繋げます。
だたクレードルに台座としての役割を望んでいるなら、W05やW04のクレードルを買うことになります。
ちゃんと充電できますし、違和感もなくていい感じ↓
ちなみにLANケーブルで繋いでみたら認識してくれませんでした。
ですよねー(汗)
W07以降もクレードルがなくなるとしたらちょっと残念です。
まとめ
ファーウェイの人気シリーズ最新機種「Speed Wi-Fi NEXT W06」を徹底解説しました。
ついにWiMAXも1Gbps超えの時代に突入!めでたい!
当初は2018年中に達成の予定でわずかにずれ込んだものの、現在モバイルルーター業界では最速です。
ただ春にはドコモが1.3Gbps超えモデルを出すみたいですけどね(汗)
まぁそれはいいとして、W06はWiMAXの弱点をカバーしつつ正当進化したモデル。
これからWiMAXを契約する宮城・東京・埼玉・愛知・京都・大阪・兵庫・福岡住まいの人には最有力候補と言えるでしょう。
それ以外の人はWX05をおすすめします。