
2013年11月22日に発売され、古い機種ながら今でも根強い人気のモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」。
最新モデルに比べると最大速度110Mbpsでさすがに遅いんですが、格安SIMが使えること、そして中古なら格安で買えるお手頃さが人気の理由でしょう。
そこでファーウェイ製のWi-Fiルーター「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」を格安SIM運用する前に知っておきたい、本体価格、スペック、利用者の口コミ・評価などについてまとめてみました。
目次
Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14ってどうなの?
HWD14はSIMフリー?
SIMフリーではないようです。
UQ版、au版でロックはかかっているため、au回線対応の格安SIMなら使えるものもあります。
SIMフリーロック解除方法はある?
ただし、古い機種でもあり、公式によるSIMロック解除方法は開示されていないみたいなので、素直にau回線を使うプランの格安SIMを利用するのがいいですね。
格安SIMはmineoかUQモバイルにしておこう
格安SIMを使うならauプランをサービス開始当初から導入しチエルmineoか、au系列会社のUQモバイルのどちらかがいいですね。
mineoの料金プランは毎月の通信量を選択するタイプ。
たとえば、毎月3GBプランなら3GBまでは通常の回線速度で利用できますが、3GBを超過すると速度制限によって回線が遅くなります。
速度制限が掛かっても、従量課金で通信量を買えば速度制限は解除されます。
従量課金しない場合、翌月の1日になれば速度制限は解除されます。
HWD14で使える格安SIM
実際に私が確認したわけではありませんが、「mineo(マイネオ)」のAプランでの動作確認が取れている方がネット上に多くいます。
じゃあau回線にも対応している格安SIM業者ならいけるんじゃ?と思うんですが、UQモバイルのマルチSIM(通話もできるやつ)は動かないと価格.comのレビュー欄に書かれていました。
最近も新しいモデルでは、逆に通話プランのSIMでなければ使えないパターンも出てきていますが、HWD14はデータ通信だけのSIMにしたほうがいいですね。
HWD14の本体価格(税込)
2021年1月時点の価格です。
【Amazon価格】
- ブライトシルバー 1980円~
- メタリックレッド 1979円~
【楽天価格】
- ブライトシルバー 4290円~
- メタリックレッド 4300円~
【ヤフーショッピング価格】
- ブライトシルバー 1227円~
- メタリックレッド 1336円~
【メルカリ落札価格】
- ブライトシルバー 300円~
- メタリックレッド 300円~
【ヤフオク出品価格】
- ブライトシルバー 10円~
- メタリックレッド 390円~
ヤフオクは直近で落札履歴がなかったため出品価格です。
最安を狙うならメルカリがおすすめですね。
ヤフオクは送料を含めると高くなります。
これくらいの価格ならトラブルがあっても気にせず使えます。
格安SIMやUQWiMAXのSIMプランでの運用を考えるなら、かなり安く手に入るのでコストを抑えられますね。
HWD14の口コミ評価、評判
ポジティブな口コミ評価
- 4Mくらいで安定してる
- mineoのsimカードで使える
- デザイン気に入ってる
- ノーリミットモードが使える
- バンド11,12とwimaxの41掴むみたいだから都心で普通に使う分には問題ない
ネガティブな口コミ評価
- 膨らんできた気がする
- 結構手触りでわかる程度にはふくらんできました
- 2~3GB近く誤差出ててガバガバ
- 頻繁にWi-Fi切れる
- LTEとWiMAX2+が頻繁に切り替わるようなエリアだと上手く通信できない
- IIJmio モバイルサービス タイプAでの使用はできない
口コミ評価まとめ
本体が膨らんできたのは不穏ですね(汗)
中古で安すぎる端末は危険かもしれません。
韓国製スマホで爆発した事例がありましたが、さすがにそういったトラブルはないと思いますが・・・。
ちなみにノーリミットモードは2020年3月でサービス終わるWiMAX1回線のもの。
下り最大速度が13Mbpsくらいに制限されていましたが、速度制限などがなく完全に無制限だったため、当時はお世話になりました。
ただし、いまとなっては使えない回線のため、このHWD14の強みもなくなってしまいました。
HWD14のスペック


本体カラー: ブライトシルバー、メタリックレッド
サイズ: 約62×100×15.5mm
重さ: 約140g
ディスプレイ: 2.4インチ TFT LCD
インターフェイス: マイクロUSB2.0
最大接続台数: 10台
SIM形状: MicroSIM
外部メモリ: microSDHC(最大32GB)
バッテリー容量: 3000mAh連続通信時間:
WiMAX2+ 約540分
WiMAX 約570分
4G LTE 約550分連続待受時間:
ECOモード 約950時間
クイックアクセスモード WiMAX2+ 約27時間
クイックアクセスモード WiMAX 約29時間
クイックアクセスモード 4G LTE 約31時間満充電時間:
ACアダプター 約170分
ワイヤレス充電台 約250分
microUSB 約450分最大通信速度:
WiMAX2+ 下り110Mbps/上り10Mbps
WiMAX 下り40Mbps/上り15.4Mbps(機器が対応してるだけで40Mはもうありません)
4G LTE 下り75Mbps/上り25MbpsWi-Fi規格:
LAN IEEE802.11b/g/n
WAN IEEE802.11a/b/g/n(5GHz対応)対応OS:
Windows XP (SP3)/Vista/7/8/8.1/10
Mac OS X 10.5/10.6/10.7/10.8/10.9/10.10
HWD14のクレードル価格と役割・できること
HWD14には専用のクレードルが用意されています。
クレードル価格はたいだい2000円後半で販売されていて、比較的入手し易いです。
HWD14のクレードルがあると出来ることは、端末の充電や端末の設置、有線LAN接続が可能になるなど。
とくに有線LANが使った場合、デスクトップパソコンのネット回線としても使えるため固定回線代わりにもなります。
HWD14は3つの回線モードを搭載しており、電波状況に応じて使い分けが出来るようになっており、ユーザーがHWD14を使ってオンラインサービスを使う時に、出来るだけ通信速度を落としたくない時に重宝します。
クレードルとこの3つの回線モードを併用する事で、デスクトップパソコンやノートパソコンなどといった端末で有線LANを使った固定回線のような使い方が行えます。
HWD14のクレードルは、この端末を充電し易いように立てかけたり、ルーターとして使えたりしますので、高速な回線を導入する予定であれば、光回線導入時に行われる工事が不要になりますので導入がし易いといったメリットがあります。
HWD14が圏外になったときの対処法


HWD14に限りませんが、WiMAXルーターが突然圏外になってしまった場合どう対処すればいいのか?について。
場所を変えてみる
理由はいろいろ考えられますが、メンテナンス中であったり、電波が届きにくい場所に立っている場合も考えられます。
基地局から電波が発信される際に電波は目当ての目的地までまっすぐに進みます。
そのためその間に障害物があることで電波が届きにくい場合が考えられます。
つまり最も簡単な対処法は電波が届きそうな場所に移動してみること。
建物の中には鉄筋コンクリート製で壁のようになって電波が届きにくいスポットもあります。
そのため一度場所を変えてみることをお勧めします。
端末を再起動してみる
そのほかにはWiMAXを再起動するという方法も。
この方法はポケットWi-Fiだけに限らず、多くの機械で故障したと思った際の共通の対処方法となります。
再起動する際の方法としては、ルーターの電源を長押しして切り、パソコンやスマートフォンで無線通信していた際は通信を一端切断するようにしてリセットした状態にしておいてください。
その後、数分待ってからもう一度ルーターの電源を入れてスマートフォンなどで電波状況を確認して見てください。
もし良ければ、電波状況が改善されているはずです。
このように圏外になってしまったら故障かどうかを考える前に電波が届きにくい場所にいるかメンテナンス中かということを考慮したうえで確認しましょう。
いまHWD14を買うメリットは?
WiMAX端末はご家庭で手軽にインターネットを利用できる手段として人気が高いです。
ただし古い端末を使っている人は注意が必要です。
2020年3月までならWiMAX無印回線が使えた
2020年3月に既存のWiMAX回線が停波して使えなくなってしまいました。
WiMAX回線は月間通信量無制限で利用できるという特徴があり、これが停波するとHWD14などの古いWiMAX端末に大きな影響を与えます。
HWD14はWiMAX、WiMAX2+、LTEの3種類の回線を切り替えて使えるメリットがあります。
WiMAX回線が停波してしまうとこのメリットが失われてしまいます。
最新の機種はWiMAX2+とLTEの2種類しか使えませんが、速度と繋がりやすさの面で従来の端末を凌駕しています。
はっきり言ってWiMAX停波後もHWD14などの古い端末を使うメリットはほとんど無いと言えます。
端末価格が安い
メリットを1つ挙げるとすれば、古い端末は中古で安く入手できるということです。
最低限の性能で十分という人なら買っても良いかもしれません。
とはいえ、バッテリー交換できませんし、いまから買うならもう少し当たらしいモデルを選びましょう。
同じファーウェイ製品なら「W03」以降で安く買えそうなモデルを選ぶことをお勧めします。
まとめ
はじめてWiMAX2+回線に対応した記念すべきモデル「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」について紹介しました。
古いだけあって安く手に入りますし、格安SIM運用もできるモデルの1つです。
WiMAXを格安で使いたいなら、mineoのようなauプランのSIMと中古のHWD14でも十分使えるでしょう。