
モバイルWi-Fiルーター端末の中でも最大手で一番利用者の多いWiMAX。
何かと容量オーバーしがちなスマホとの2台持ちをしている人も多いのでは?
いまの日本ではざっくり半分がiPhoneユーザー、半分がアンドロイドスマホとなっています。
で、ここではアンドロイドスマホとWiMAX端末の接続について。
たまにですが、私もWiMAXと繋がらないことがあるんですよね。
同じように何かしらの原因によってアンドロイドスマホとつながらない事態になったことがある人は結構いるんじゃないかと思います。
故障や不具合、勘違いなどその理由は様々あるものの、突然そうした状況になると焦ってしまうのも仕方ありません。
ですが落ち着いて対処法を考えれば意外と簡単に解決できます。
ですのでここではその解決方法とそうなってしまう原因について解説していきます。
目次
アンドロイドスマホとWiMAXが繋がらない原因とは?
まず何故つながらない状態になってしまうのか?ですが、以下のような原因が考えられます。
- 古いモデルのWiMAX端末を使っている
- WiMAX無印回線を使っている
- WiMAX電波が届いていない
- 通信制限にひっかかっている
- 他のWi-Fi電波が干渉している
- アンドロイドスマホ側が故障している
1つ1つ原因を見ていきましょう。
【原因その1】古いモデルのWiMAX端末を使っている

まず最初はWiMAXの端末が古くなっている可能性について。
単純に古い=劣化していることが原因で繋がらなくなっている可能性も考えられます。
またWiMAX端末側で対応しているWi-Fi規格なども最新のものには対応していません。
よって新しいアンドロイドスマホを使っている場合には不具合が起こる可能性もありえるでしょう。
また、WiMAXは定期的に回線のクオリティが上がるアップグレードを行っているんですが、古いモデルでは最新のバージョンアップを活かせない可能性が高いです。
WiMAX、というかWiMAX2+回線対応のモデルでも初期のものは最大220Mbpsだったりします。
でも今では最大1000Mbpsを超えるモデルも登場し、大きな差が開いています。
対処法は?
端末の劣化が原因なら比較的新しいモデルを中古で買い換えましょう。
いま契約しているWiMAXプロバイダで契約期間が20か月を超えているなら、最新モデルへの機種変更も選択肢に入ってきます。
(一部機種変更に非対応のプロバイダもあります)
【原因その2】WiMAX無印回線を使っている
これはまずないと思いますが、一応触れておきます。
WiMAXは現在「WiMAX2+回線」のみを使っています。
旧WiMAX無印回線は2020年3月で終了し、利用帯域をWiMAX2+に移行しました。
よって古い機種でWiMAX無印回線を利用するモードになっている場合は当然繋がりません。
対処法は?
対処法としては、もし昔の端末を使っているなら最新モデルに乗り換えましょう。
契約中のプロバイダで利用期間が20か月を超えているなら新品端末への機種変更もおすすめです。
【原因その3】WiMAX電波が届いていない

次に考えられる原因は、そもそもWiMAXの電波が届いていない可能性です。
WiMAX電波とは端末とアンドロイドスマホ間をつなぐWi-Fi電波ではなく、端末とWiMAX基地局をつないでいる電波のことです。
普及率の高さは言うまでもないWiMAXですが、それでもまだまだ電波の届かないエリアは存在します。
地方の山奥などであればもちろん、意外と対応エリアを調べてみると電波の強弱が分かれているエリアも多いのです。
また都会に住んでいてもビルの谷間や地下など特殊な条件下で使っていると、WiMAX電波が届かないこともあります。
こういった場合、端末や回線自体には問題がなくとも電波が届かなければ当然つながりせん。
対処法は?
場所を変えたり障害物が少ない開けた場所に出てみましょう。
完全な圏外でなくとも、電波の受信が弱いとアンドロイドスマホともつながってはくれません。
基本的なことですが失念しやすい要素でもあるため、一応つなげようとしている場所が悪くないかも確認してみてください。
【原因その4】通信制限にひっかかっている

通信制限によってつながらない可能性もあります。
契約内容にもよりますが、WiMAXは”快適な速度で”使い放題というサービスではありません。
特定の日数間に一定以上のデータ通信を行ってしまうと、一時的な通信制限が掛かるようになっています。
まず3日間で10GB以上使った場合の制限があります。
そしてライトプランを契約している人は月間7GBを超えると制限されます。
さらに3年縛りプラン以外を契約していて、au回線を併用するハイスピードプラスエリアモードで月7GBを超えたときも速度制限されます。
通信制限が掛かると本来は通信速度が落ちるだけで済みますが、場合によってはつなぐこと自体ができなくなることがあります。
とくに下2つの速度制限は128kbpsというまともに使えないレベルの制限が課されるため、アンドロイドスマホと繋がっていないかのように感じることもあります。
対処法は?
こうなってしまうとただ待つしか対処方法はありません。
3日10GB制限なら利用を控えるか、制限されない時間帯(2~18時ころ)に使いましょう。
月7GB制限のほうはあきらめましょう(汗)
ハイスピードプラスエリアモードはauショップで契約しているなら容量追加で凌げますが、WiMAXユーザーの多くはau以外で契約しているはず。
やはり翌月になるまで待つしかないですね。
そうならないよう、自分自身が何日間でどれくらいのデータ通信を行ったかを確認しておくことも大事です。
とくに動画やゲームに夢中になっていると、自覚なくヘビーユーザーになっているケーズも考えられます。
上手にデータ通信量を調節しながら使うのも賢いやり方ですし、是非実践をしてみてください。
【原因その5】他の電波が干渉している
他の電波と干渉し合っていないかも、つながらない際に考えてみるべきポイントです。
インターネットの回線は、周波数によっては互いに干渉して邪魔をし合ってしまいます。
干渉が起こると回線は混雑し、途切れ途切れになったりつながらなくなるわけです。
また特に干渉を起こしやすいスポットも存在し、無料のWi-Fiが設置されているエリアやマンションの周辺、人混みの中でも同じような状態に陥る可能性があります。
対処法は?
この場合も場所を変えれば根本的な解決にはなるでしょう。
ただ、簡単に移動できないようなら利用しているWiMAXの周波数を切り替えることをおすすめします。
周波数の切り替えは端末本体からできますし、任意のタイミングで試せます。
解説書を見なくても設定欄から探せば見つけられますし、即効性のある対処方法をして覚えておくと安心できるでしょう。
端末によって違いますが、ほとんどは「設定」→「通信設定」→「Wi-Fi設定」ページで周波数変更できるはずです。

【原因その6】アンドロイドスマホ側が故障している
最後に挙げる原因は、アンドロイドスマホ側の故障です。
アンドロイドスマホの内部には、電波を受信するための機器が内蔵されています。
普通に使用していればこの機器に不具合が起きることはほぼ考えられないのですが、何かの拍子で落としてしまったり、或いは日頃から力を入れて使用している人なら故障も起こり得ます。
つながらなくなると先入観でWiMAX側に原因があるのではと思い込んでしまいますが、アンドロイドスマホに理由があるならどれだけ場所や設定を変えても改善はされません。
何より長く使用していたり直近で強い衝撃を与えてしまった自覚のあるアンドロイドスマホなら、こうした事態に陥っても全く不思議はないでしょう。
対処法は?
修理に出すか機種変更を行うなら、携帯ショップで対応してもらいましょう。
格安SIMを使っているならスマホを買い換えましょう。
まとめ
アンドロイドスマホとWiMAXが繋がらないときの原因と対処法を解説しました。
ここで紹介した対処方法も、基本的にはその場で確認ができることばかりです。
慌てず落ち着いて上記の内容を思い返し、当てはまる部分がないか確認してみてください。
意外と簡単なところに原因があるかもしれませんよ。