
WiMAXをプロバイダで契約すると、業者によって毎月3500~4500円くらいの料金になります。
戸建て向け光回線(約5000円少々)より多少安いくらいですね。
マンションプランだとやや高いくらいでしょう。
ただこれでも高いと感じる人はいるんじゃないでしょうか。
スマホなんて最近急激に普及してきた格安SIMにすれば1000円以下でも使えますからね。
いまはありませんが、「0 SIM」という月500MB未満のデータ通信量ならタダっていうサービスもあったくらいです。
当然通信環境は最低レベルでしたが・・・。
で、WiMAXなんですが、実はWiMAXルーターも格安SIMを利用することができるんです。
ただし、どんな格安SIMでも、またどんなWiMAXルーターでも使えるわけじゃありません。
そこでどの業者の格安SIMなら快適にWiMAXルーターが使えるのか?について調べてみました。
目次
WiMAXで使う格安SIMはどこがいい?
今ある格安SIMって9割以上ドコモ回線のもの。
でも快適に使える格安SIMはau回線を利用したもののみです。
au回線を使ってる代表的な格安SIM
- mineoのauプラン
- UQモバイル
- フィーモ
- IIJmioのauプラン
など
UQモバイルはWiMAXを運営しているUQコミュニケーションズのもの。
回線の安定感が最大の強みですね。
mineo はドコモ回線のとau回線のバージョンがあるのでauプランの方を選びましょう。
格安SIMとしてはトップクラスにユーザー満足度の高い業者です。
フィーモは mineo 系列ですが、料金プランなどいろいろmineoに劣るので、候補からはずしてもいいでしょう。
IIJmioは業界トップクラスの格安SIM業者。
ただauプランについては後発組です。
細かく言うと他にもあるんですが、メインどころはこれだけ。
(※追記 BIGLOBEがauの買収されauプラン開始しました!)
この中なら mineo が評判がいいため、WiMAX2+で使うつもりなら mineo 選んでおけば外さないでしょう。
稼働実績がトップクラスに多いmineo
初期からauプランを扱っていることもあり、ネット上にもWiMAXルーターで試している先人たちが多いのも特徴。
私もmineoのSIMを利用し動作チェックできています。
多くの端末で実際に動作確認されている可能性が高い業者なのも安心材料ですね。
つづいてmineoの格安SIMが使えるモバイルWi-Fiルーターを見ていきます。
mineoのSIMが使えるWiMAXモバイルWi-Fiルーター
【NEC製品】
- Speed Wi-Fi NEXT WX06
- Speed Wi-Fi NEXT WX05
- Speed Wi-Fi NEXT WX04
- Speed Wi-Fi NEXT WX03
- Speed Wi-Fi NEXT WX02
- Speed Wi-Fi NEXT WX01
- Wi-Fi WALKER WiMAX2+ NAD11
- WiMAX HOME 02
- WiMAX HOME 01
【Huawei製品】
- Speed Wi-Fi NEXT W06
- Speed Wi-Fi NEXT W05
- Speed Wi-Fi NEXT W04
- Speed Wi-Fi NEXT W03
- Speed Wi-Fi NEXT W02
- Speed Wi-Fi NEXT W01
- Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD15
- Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14
- Speed Wi-Fi HOME L02
- Speed Wi-Fi HOME L01s
- Speed Wi-Fi HOME L01
ほぼ全機種で動作確認が取れています。
私が実際に確認したわけではないんですが、新しい機種も試した人によると動くようです。
あと、解約した端末をもってるならいいのですが、なければAmazonなどで買う必要があります。
安いと2000~3000円しないくらい。
メルカリやヤフオクも忘れずチェックすべし!
たまに掘り出し物が出てくるんでこまめに確認しましょう!
というわけで、mineoのSIMカードと端末が揃えば晴れて格安で使えるWiMAXルーターとなります。
SIMサイズとタイプに注意!
- WX04~
- W05~
- WiMAX HOME 01~
- Speed Wi-Fi HOME L01s~
この4つのシリーズで、上記ナンバリングモデル以降の端末はSIMカードのサイズはnanoサイズとなっています。
(これより前はmicroSIMサイズ)
そして上記モデルの場合、mineoで契約するSIMのタイプは「au VoLTE対応SIM」を選びましょう。
いわゆる通話SIMですね。
データ通信のみのSIMでは動かないようになっているようです。
料金が高くなってしまうのがネックですが、それでもWiMAXプロバイダで契約するよりは安く使えます。
mineoで選べる料金プラン

格安SIM業界全体から見ると十分安い料金設定です。
ただですね、mineo って契約できるデータ通信量が最大30GB(月5900円/データ通信だけのプラン)なんですよね。
私の場合毎日2GBくらい通信で使うのでこれでは足りない(汗)
これをオーバーすると128kbpsに制限されて激遅回線になってしまいます。
よってmineo+WiMAXルーターをおすすめできるのは、最大でも月のデータ通信量が30GBで収まる人まで。
このパターンに当てはまるなら月5900円で使えます。
WiMAXプロバイダで普通に7GBプラン契約すると安いところでも月2700円くらいしますからね。
50GB÷7GB≒7回線分×2700円=18900円が5900円で使える、と考えるとだいぶ安い。
20GB以上のプランはおすすめしません
かなり割高になります。
WiMAXには月7GBプランのほか「ギガ放題」プランもあります。
こちらは安いところなら3500円(税別)くらいになるので、mineoの20GBプランより安い料金で使い放題となります。
というわけで、mineoで運用するなら月10GBプラン(2520円)までですね。
あまり通信量を使わない人向けと言えます。
mineoSIMを使うときの注意点と設定方法
WiMAXルーターは一部UQ版とau版があります。
それぞれSIMロックがかかっているため、格安SIMのドコモ回線/ソフトバンク回線を使うプランではSIMロックを解除しないと使えません。
(端末にもよる)
そしてmineoのSIMを使うときにも注意点があり、プランA(au回線対応)のSIMしか快適に使えない端末があること。
詳細は上の項目で触れましたが、nanoSIMサイズの端末が該当します。
ハードウェア的には、これらい注意しておけば良いでしょう。
つづいてAPN(アクセスポイント)の設定が必要になります。
APNの設定方法
APNの設定方法は機種によって異なりますが、端末側で出来る場合は設定画面から該当する項目を選ぶ事で設定できます。
ブラウザでルーターにアクセスして設定する場合には、説明書などに記載されている指定のURLをブラウザのアドレスバーに入力してエンターキーを押せば、設定画面にアクセスできます。
mineoを使う時に設定するべきAPNの項目は、
- APN
- ユーザー
- パスワード
- 認証タイプ
- IPタイプ
の5つです。
正しく設定が出来ていれば、WiMAXルーターでmineoSIMを使えるようになります。
WiMAXのサービスを使わなくなって、モバイルルーターが余った時の活用法としておすすめです。
mineoの速度や速度制限は?
WiMAXルーターと格安SIMを組み合わせて通信料金を節約できるという話を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
そんな中、auのネットワークを使用できる格安SIM「mineo」が今注目を集めています。
なお、mineoは旧WiMAXに未対応なため、必ずWiMAX2+ルーターの準備が必要な点には注意が必要です。
そんなmineoの通信速度は、お昼時にやや重くなる傾向が調査会社の測定結果で確認されています。
一方で、一番遅いタイミングでもWiMAX2+回線で接続すれば10Mbps以上出ています。
このレベルの速度が確保できていれば通常用途で使用する限り大きな問題を感じることはまずありません。
そのため、混雑時にはWiMAX2+を使い、普段はmineoを使うよう切り替えていけば比較的快適な通信環境をキープできるはず
mineoDプランのSIMでも使える?
一応使えます。
ただあくまで一応ってだけですね。
docomo回線が使っている周波数帯(バンドとも言う)はほとんどauやWiMAX回線と被っていません。
当然WiMAX端末側も余計な回線に対応させる必要もないですし、わざわざライバルメーカーの回線で使えるようにするメリットもありません。
とはいえ対応バンド1だけは全社共通なので、これが繋がるエリアなら一応は使えると言えます。
まとめ
WiMAX端末を格安SIMで使う方法について紹介しました。
数百社ある格安SIMブランドのなかでもmineoはイチ推しです。
私も利用中ですが、混雑するお昼や夜間以外は快適です。
混雑する時間帯に気持ちよく使えないなら意味がないかもしれませんが、そこは「格安」なので我慢のしどころ。
全時間帯で快適さが欲しいなら、WiMAXプロバイダで契約するしかないですね。