
2019年10月から、本体なしのSIMカードだけで契約できるプランが「UQ WiMAX」に登場しました。
今までは新品端末とセットでしか契約できなかったので、中古ってあまり需要がなかったんだと思います。
買取ショップの価格も安かったですし。
ところがこの仕組みに変わってからというもの、以前買取不可だったモデルに査定額がついてたり、全体的に買取価格が上昇したように感じます。
中古需要が活性化したら、押し入れにしまってある旧モデルを売れるかもしれませんね。
で、ここでは中古を買う場合に絞って、おすすめWiMAX機種をスペックと価格の面で比較しつつ紹介していきます。
いまのところUQWiMAX限定ですが、SIMだけで契約する予定がある人は参考にしてください。
目次
おすすめのWiMAX中古ルーターは?
WiMAXのおすすめ機種といっても、その人の目的・状況によって変わります。
もし格安SIMで運営したいと思っているなら、使える機種でなければダメなのでこちらの記事を読んで頂ければ。
過去記事
⇒WiMAXは格安SIMで使える?対応端末は?
いままではWiMAX機種を買う=WiMAX2+プロバイダで機種と一緒に契約するって人がほとんどでした。
が、今はSIMだけの契約のできるようになり、機種間のスペックも数値ほど大きな差は感じられません。
よって価格とスペックの両方で満足度の高い中古端末を選びましょう。
で、今発売されているWiMAX2+機種は次のとおりです。
- W06
- L02(設置タイプ)
- WiMAX HOME 01(設置タイプ)
- WX05
- W05
- L01s(設置タイプ)
- WX04
- W04
- L01(設置タイプ)
- WX03
- novas Home+CA(設置タイプ)
- W03
- W02
- WX02
- URoad-Home2+(設置タイプ)
- WX01
- W01
- SPEED USB Stick U01(USB接続タイプ)
- URoad-Stick(USB接続タイプ)
- HWD15
- NAD11
- HWD14
(発売日順)
ただしプロバイダごとに扱っている機種は違っていて、「WXシリーズ」と「Wシリーズ」以外はてんでバラバラな状況です。
この中でWiMAX2+プロバイダで選べる機種は最新モデルと一世代前くらいまでですが、それもすべてのプロバイダで扱っているわけではありません。
ただ古すぎる機種はさすがに低スペックで、現在の通信技術に対応してないことが多いです。
また、最新機種も中古で買えますが、1万円ほどすることも多いのでコスパ的におすすめできません。
おすすめ中古モデルをピックアップ!
設置タイプがいい人へのおすすめ機種

設置タイプがいいなら「L01」がバランスいいですね。
もう1つ古い「novas Home+CA」が下り最大220Mbpsなのに対し、L01は440Mbpsと倍。
中古価格も4000円以下なので月額通信量1か月分くらいで買えます。
設置タイプはコンセントから直接電源供給されて動くものなので、バッテリー劣化の心配もありません。
数年は安定して使えるのも魅力です。
USB接続タイプがいい人へのおすすめ

超コンパクトサイズのWiMAX機種。
パソコンのUSB端子に差し込んで使うタイプがいいなら「SPEED USB Stick U01」です。
有線接続な分、安定性は高いでしょう。
ただコンパクトサイズな分、アンテナも小さくなるため外部との電波のやり取りは不安定になりがち。
これを選ぶなら次の紹介する持ち運びタイプをおすすめします。
なとこのモデルを中古購入するときは、たいてい「Triprouter」という機器とセットになっています。
メルカリでは1000円台で売っていたので、USBタイプが好きならかなり安く手に入るのはメリットですね。
持ち運びタイプがいい人へのおすすめ
持ち運びできるタイプがいいなら「WXシリーズ」「Wシリーズ」それぞれのモデルの1~2世代前くらいから選ぶのがおすすめ。
それ以上古いとスペックが低すぎますし、新しすぎると価格が高すぎます。
旧モデルなら1000円くらいでも買えないことはありませんが、動画視聴したいなどデータ通信量が多めになるならおすすめしません。
WXシリーズとWシリーズ比較
ほかのスペック項目は微妙に違いますが気にするほどの差ではありません。
対応回線について
古い機種で使える「WiMAX(無印)」は2018年3月でサービス終了し、全部WiMAX2+へ割り当てられるのでスルーでいいかと。
一応完全に速度制限がない&WiMAX2+でつながらないところで繋がることがあるため全く使えないわけではありませんが・・・。
au 4G LTE回線は一回でも接続すると月額料金が1005円増えます
。au 4G LTEしか繋がらないエリアもあるので、その場合はちょっとお高い利用料払うしかないんですが、無制限プランで契約しても月7GB制限が適用されるので注意。
それならdocomo、ワイモバイル、ソフトバンクのWi-Fiルーターも選択肢に加えたほうがいいですね。
なお2017年に3年縛りでau 4G LTEが無料で使えるプランも登場。
使いたい人はおすすめのプランです。
下り最大速度について
「Wシリーズ」の新しめな機種は最大速度速めですが、対応エリアが限定されているので気をつけましょう。
【W06の公式発表】
下り最大1237Mbpsはハイスピードプラスエリアモード時のみとなります。宮城、東京、埼玉、愛知、京都、大阪、神戸、福岡の一部エリアで提供します。【W05の公式発表】
下り最大758Mbpsはハイスピードプラスエリアモード時のみとなります。東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県の一部エリアで提供します。【W04の公式発表】
下り最大708Mbpsはハイスピードプラスエリアモード時のみとなります。東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、京都府、兵庫県の一部エリアで提供します。【W03の公式発表】
東京都渋谷駅周辺エリアから提供を開始し、愛知県名古屋駅周辺、大阪府梅田駅周辺、山手線 主要駅周辺などへ拡大予定です。なお、駅構内ではご利用いただけない場合があります。(UQ公式サイトより)
まだ対応エリアが狭いので、最初からないものと考えておいたほうがいいですね。
となるとどっちも一緒の最大440Mbpsとなります。
製造メーカーについて
私の周りにもいるんですが、日本製にこだわるタイプなら「WXシリーズ」がおすすめです。
で、どっちがおすすめなの?
日本製へのこだわりがなければどっちでもいい!という結論です(汗)
少なくとも我が家の環境ではどれも大きな差はありませんでした。
その中で一番おすすめなのは「WX03/WX04」をクレードルセットで使うこと。
拡張アンテナという特殊機能が付いてるのでより快適に使えました。
ちなみに格安SIMも使えます。
参考データとして、最近のモバイルWi-Fiルーター売上げランキングでは「WXシリーズ」より「Wシリーズ」の方が売れているのでおすすめ。
中古で買える現行モデル一覧(発売日の新しい順)
中古を買う際の参考にしてください。
W06の特徴
下り最大1237Mbps、ビームフォーミング対応、クレードルなし、USBケーブル接続対応が大きな特徴です。
丸みを帯びた長方形デザインで、ブルーとホワイトの2色用意されています。
最大速度対応エリアは都市部の中でも一部のみのため、基本的に440Mbpsと考えていたほうがいいです。
L02の特徴
下り最大1000Mbps、ビームフォーミング対応。
ホワイト一色のみ。
W06と同じく、最大速度対応エリアは都市部の中でも一部のみのため、基本的に440Mbpsと考えていたほうがいいです。
WiMAX HOME 01の特徴
NECプラットフォームズ社が初めて発売したWiMAXホームルーター。
下り最大440Mbpsと標準的なスペックですが、WiMAXハイパワー機能搭載で安定性が高くなっています。
本体サイズの小ささ、消費電力の低さも魅力ですね。
WX05の特徴
NECプラットフォームズ社製のモバイル型端末。
下り最大440MbpsでライバルWシリーズより劣りますが、拡張アンテナ搭載のクレードル、WiMAXハイパワー機能搭載で安定性ではこちらが上。
都市部以外に住んでいる人はW06よりこちらをおすすめします。
W05の特徴
下り最大758Mbpsで、スポーティーなデザインが特徴的なモデル。
その他これといった特徴はありませんが、ユーザーの評判も高くよく売れたモデルです。
同時期発売のWX04が初期不良を抱えていたこともあり、こちらに支持が集まったようです。
WX04の特徴
Speed Wi-Fi NEXT WX04はau 4G LTEに対応した機種の中では初の日本製の端末です。
これまでの多くのWiMAX2+ルーターは基本的には利用エリアに応じてハイスピードエリアモードやハイスピードプラスエリアモードが切り替えられていましたが、この機種ではワンタイムHS+Aボタンを搭載。
ユーザーが意図的に操作をしてハイスピードプラスエリアモードへ一時的に切り替える機能が搭載されました。
ハイスピードプラスエリアモードを一度でも利用すればその月に別途オプション料金が発生しますが、ユーザーの側でコントロールできるのは非常にありがたい機能です。
初期不良があったため、中古購入したらソフトウェアアップデートをすぐ実施しましょう。
W04の特徴
W04の特徴は、最大通信速度が708Mbpsになったこと、めずらしい縦型のスティック状デザインにあります。
旧機種では最大通信速度が370Mbpsだったことを考えると大幅に向上しています。
本体カラーはグリーンとホワイトの2色あり。
いまでも十分速い速度なので、中古購入するにはちょうどいいスペック&価格帯と言えるでしょう。
最大速度は都市部しか対応していませんが、それ以外でも最大440Mbpsなので快適に使えるでしょう。
L01の特徴(ホームルーター型)
自宅で固定回線としてWi-Fiを導入したい!そんな方にぴったりなWiMAX2+機種 L01。
上でおすすめ中古機種としても取り上げましたが、デザインもよく、スペックも今でも十分通用します。
シンプルなデザインが人気で、WiMAXホームルーターを広めた第一人者ともいえるモデルですね。
一見するとルーターに見えないどんなインテリアにもなじむ外観は世代を超えて好まれるスタイリッシュなデザインといえるでしょう。
中古価格、スペック、見た目など文句なしにおすすめのモデルです。
WX03の特徴
Speed Wi-FI NEXT WX03はあらゆる面で旧モデルからパワーアップしています。
WiMAX2+の2回線を1本に束ねるキャリアアグリゲーションにより下り最大440Mbpsを実現しました。
また専用のスマホアプリを使えば、リモート操作で各種設定が行えるだけではなくWX03本体に内蔵されているバッテリー残量や電源の切り忘れをお知らせ機能により通知できるようになりました。
また別売りのクレードルはギガビット対応の有線LAN端子やACアダプターの増設だけではなく、3直交偏波対応の拡張アンテナが備えられ、屋外と比較して電波が届き難い屋内でもWiMAX2+の電波をしっかり捉え快適なモバイルデータ通信を実現します。
中古を買うならWX04をおすすめしますが、こちらのほうが価格は安いですし、安定感もあるかもしれません。
(個人の感想です)
novas Home+CAの特徴(ホームルーター型)
novas Home+CAの代表的な特徴はいかにもWi-Fiルーターといったデザイン。
2本の大きなアンテナは安定感を得るのに役立ってくれるはず。
下り最大速度は220Mbpsと一昔前な感じを受けます。
アンテナが飛び出ているデザインは好き嫌い分かれるところですが、ホームルータータイプを選ぶならスペックで上回るL01が断然おすすめです。
W03の特徴
Speed Wi-Fi NEXT W03の最大の特徴は対応エリアに応じてWiMAX2+の下り最大110Mbpsと下り最大220Mbpsが使い分けられるのに加えて、下り最大150Mbpsのau 4G LTEをマルチキャリアアグリゲーションで1本に束ねて下り最大370Mbpsを実現していること。
とはいえ、いまとなっては遅く感じてしまいます。
カラーはオレンジとホワイトの2色から選べます。
これを選ぶならW04がおすすめです。
これより古い機種を使っていて買い換えるのであればW03もありですね。
W02の特徴
W02はWiMAX2+とau4G LTE回線が使用でき、最大速度は220Mbps。
いまから中古で買うにはさすがに古くおすすめしませんが、安さで選ぶならこれでも十分使えます。
WX02の特徴
WX02はNECプラットフォームズから発売されている人気モデルでした。
このころまではライバルのファーウェイより売れていました。
主な特徴は、他製品よりも遥かに軽量に作られている点。
本体の質量は95gと非常に軽く、持ち運びの邪魔になりません。
サイズもコンパクトで、とにかく小さな機種が欲しいという方に最適です。
本体色が3種類も用意されていて、特にマゼンタは他ではあまり見ない華やかな色合い。
自分らしさを表現できる色の製品が欲しいという声に応えてくれるでしょう。
またWiMAX無印回線に対応しているのも特徴。
ただこの回線は2020年3月でサービス終了するのでないモノと考えておきましょう。
中古購入するならWX03以降のモデルをおすすめしますが、安く買いたいならこれでもまだ活躍してくれます。
URoad-Home2+の特徴
ホワイトのみで下り最大110Mbpsとさすがに低スペックすぎておすすめできません。
本体から突き出した2本のアンテナユニットが昔ながらといったデザインですね。
中古で買うとしてもおすすめしません。
U01の特徴
USB型で個人が買える最新モデルがこれ。
デザインもカッコいいと思いますし、最大速度も220Mbpsとまだ大丈夫なレベル。
USBタイプが欲しい人はこのモデルがおすすめです。
WX01の特徴
WX01は世界で初めて登場した4×4MIMO対応のルーターです。
2015年当時にはかなりのスピードアップでした。
古い端末となっていますがブルートゥース接続ができ、軽量かつコンパクトと先進的な要素を盛り込んでいるのが特徴です。
WiMAX無印回線にも対応していて、下り速度は控えめの13.3Mbpsですがノーリミットモードを搭載しているため通信速度制限なしに使えます。
いくら中古が安いと言っても、これより新しいモデルを選んでおきましょう。
W01の特徴
Speed Wi-Fi NEXT W01の最大の特徴はマルチキャリアアグリゲーションにあります。
WiMAX2+の2回線を1本に束ねて下り最大220Mbpsを実現するキャリアアグリゲーションに対応したモデルです。
当時は驚くほどの早さでしたが、いまとなっては低スペック。
中古で買うならもっと新しいモデルにしましょう。
URoad-Stickの特徴
WiMAX2+が提供している機種の中でもURoad-Stickはめずらしいスティック型の端末です。
まるでUSBメモリを思わせるような見た目とは裏腹にその内部にはWiMAX2+と接続するためのテクノロジーが満載されています。
伝送速度は下り最大110Mbpsとさすがに古め。
本体カラーはホワイトのみとなっています。
車内Wi-Fiように買うのもありですが、そのためにWiMAX契約するのもコスパ悪いのでおすすめしません。
同タイプのU01を選びましょう。
HWD15の特徴
HWD15は従来のWiMAXとWiMAX2+に加えてau 4G LTEにも対応し3つのネットワークを使い分けられるのが特徴です。
大容量バッテリーを搭載し連続通信時間は11時間となり朝から晩までフルに稼動させることが可能です。
またスマホ給電にも対応しスマホのバッテリーが無くなった際にはHWD15がモバイルバッテリーとしても使えます。
最新機種にはない機能も搭載されていますが、さすがに今選ぶようなモデルでもありません。
NAD11の特徴
NAD11はWiMAX2+の下り最大110Mbpsに対応しているNECプラットフォームズ社製の機種です。
旧WiMAXを活用することが可能なのでノーリミットモードが使えるという利点がありますが、「au 4G LTE」には対応していません。
重量は約81gと軽めで本体の色はホワイト・ブラック・レッドの三種類から。
バッテリー容量は2100mAhでバッテリー交換を行うこともでき、Wi-Fi使用時の最大接続台数は10台となっています。
こちらもさすがに古いのでおすすめしません。
HWD14の特徴
古いモバイルルーターの中には、最新機種よりも汎用性の高い製品があります。
ほぼHWD15と同じ性能です。
というわけで、古い中でもさらに古いこのモデルを選ぶ理由はありません。