
日本全国、人が住んでいるエリアのカバー率99%オーバーとアピールしているWiMAX。
タヌキやクマがでるような田舎か山間部、もしくは離島にでも住んでいないなら、たいてい繋がらないことはないはずです。
(最近は街中にも出没するようですが)
そこでWiMAXの繋がるエリア、繋がらないエリアを調べてみました。
繋がりが悪いなら電波送受信パワーアップ機能搭載モデルがおすすめ
⇒WiMAX HOME 02とWX06を徹底比較!同じNEC製ならどっちがいい?
目次
WiMAXが繋がらないエリアは?
ここでは回線がカバーしてるエリアを紹介しています。
使える電波はWiMAX2+のものとauの4G LTEの2種類あり、WiMAX(無印)はサービス終了したため割愛。
で、それぞれ電波の届く範囲が違ってます。
繋がる範囲は日本全国にどれだけ基地局(電波送受信する鉄塔とかそういうアンテナ機器)がたくさん設置されているか?によります。
WiMAXの電波は基地局から1kmぐらいが届く範囲ですが、運営会社は700~800mくらいを想定しているようです。
こちらは高い周波数帯を使っているため障害物などに邪魔されると減衰しやすく、繋がらなくなることも。
対してauの電波は低い周波数帯を使うこともあり、障害物に強くWiMAX電波より遠くまでとどくようです。
そして当然、と言うか、WiMAXよりながくサービス提供しつづけていて売り上げも大きなau回線のほうが基地局数は多くカバーエリアは広いです。
auは前身の会社も含めたら20年以上携帯事業をやってますからね。
WiMAXはまだ10年くらいのはず。
この辺は下の繋がるエリアマップを見れば一目瞭然です。
繋がらないエリアのマップ
WiMAX2+回線のみではなくて、WiMAX2+の使える端末を前提にしています。
よって「au 4G LTE」回線も含みます。
繋がるエリアマップを比較するとこんな感じですね↓

沖縄は入りきりませんでした。
私が怠惰なせいです(汗)
「なんで入ってへんねん!よっしゃ独立したろ!日本◯ね!」みたいに考えないでくださいね?
あきらかに赤くなってる部分が多くカバー範囲の広い「au 4G LTE」の方で見てみましょう。
赤いところが電波が届いている範囲(ビルの立地状況や地下などの条件により必ず繋がるとは限りません)、白いところが電波の届いてないエリアです。
パッと見た感じ、明らかに山間部なところ以外は赤くなっていますね。
日本全国の半分くらいカバーしてる感じ?
たぶんそれくらいでしょう。
というわけでWiMAXが繋がらないエリアは「au 4G LTE」マップの白いところってことになります。
WiMAX2+回線が繋がりにくいエリアは?
基本的に電波の状況しだいです。
そしてWiMAX2+の電波は壁など障害物となるものがあると届きにくくなってしまいます。
上のエリアマップでしっかり赤いエリアに入っていたとしても、周囲に基地局との間を邪魔する建物がたくさんあったり、地下だったりすればNG。
あと窓が少ない建物内も繋がりにくくなります。
ほか、赤と白の境目はそれだけ基地局からの距離がギリギリなので繋がりにくい場所です。
WiMAXが繋がるようにするには?
- 場所を変える
- パラボラアンテナみたいなものを自作して電波受信感度を上げる
- 電波受信に強い端末を選ぶ
この3つがメイン。
「UQフェムトセルを申し込む」という特殊な方法もありますが、これはauひかり契約者が光回線を利用してデータのやり取りをする小型の基地局を自宅に設置するものなので、万人向けではありません。
またそれならuaひかりだけでいいのでは?となる不思議なサービスです。
参考記事
⇒UQWiMAXのフェムトセルってどんなもの?メリットも解説!
場所を変えるのは、感度いい場所に行って使うか、引っ越す、もしくは室内なら窓際に端末を置くなどですね。
場所を変える
WiMAX電波はガラスはOKでもコンクリートには弱いので、まずはベランダ近くに置くか、いっそ雨に濡れないようにしつつベランダに置いてしまったほうがいいかもしれません。
自作アンテナを作る
アンテナ自作は100均のステンレスボウルを立てかけて、中心に端末を設置すると受信感度が良くなるはずです。
実際私が試したわけではありませんが、いろいろなサイトで紹介されているので効果はあるはず。
電波受信につい読端末を選ぶ
そしてNECプラットフォームズ社が出している電波送信・受信機能を挙げてくれる端末を選ぶのもあり。
電波受信力を向上させてくれる機器には
- 【モバイルルーター型】WX03以降のモデルのクレードル
- 【ホームルーター型】WiMAX HOME01以降のモデル
が対応しています。
モバイルルーター型モデルはクレードル側に向上機能が搭載されているので、端末だけ購入しても意味がありません。
参考記事
⇒WX06のクレードルの機能を徹底解説!
中古で買い替えるときはSIMカードサイズに注意してください。
nanoSIMでなければセットできませんので。
ここからはWiMAXが繋がらないときの状況にあわせて対処法を紹介していきます。
【状況別】WiMAXが繋がらないときの対処法

急にWiMAXが繋がらなくなったときの原因と対処法
普段から利用しているWiMAX端末が急に繋がらないという時は、すぐに壊れたと思わずにいくつか対策を試してみましょう。
まずは端末側の電波アンテナが表示されているか見ます。
正常に電波を受信している場合はWiMAX端末では無く、ネット接続しようとしているモバイル機器に原因があると考えられます。
モバイル機器側でネット接続の再設定を行い、再起動して繋がるか試してみると良いです。
WiMAX端末が圏外になっている場合、WiMAXの受信エリアでは無い可能性が高いです。
一度再起動したり、場所を移動してみて電波の受信状況を再確認します。
繋がらない時は別の回線モードに切り替えてみると良いです。
WiMAX端末は複数の回線に切り替えることができ、回線によって対応エリアが異なるという特徴があります。
これでも繋がらないならWiMAX端末の電源を切って、SIMカードの状態を確認します。
SIMカードは極小のカードで金属部分が剥き出しになっています。
静電気などに注意して慎重に取り出しましょう。
乾いた布で汚れを拭き取り、向きを確認して端末に挿入します。
電源を入れて電波を受信していればモバイル機器との接続を試してみましょう。
WiMAXの電波はOKなのに繋がらない原因と対策
WiMAXが電波あるなのに繋がらない原因はいくつか考えられますが、オフィスや店舗内、マンション等での利用で繋がらなくなった場合は他の電波と干渉していることが考えられます。
この場合は2.4GHz帯から5GHz帯の通信モードに変更してみましょう。
自身がWiFiやBuluetoothで他の端末を接続しているなら、そちらの機能をオフにしてみるといいでしょう。
また、ルーターを置く場所を少し変えてみるだけで繋がりやすくなることがあります。
窓際や高い位置にルーターを設置してつなげる端末との間に何も物を置かず、本体も何も覆わないようにしましょう。
これは、対策として普段から気をつけてください。
それにルーターと利用している端末を再起動してみると直る場合もあります。
他に考えられるのは、データ使用量が3日で10ギガを超えており速度制限がかかっているケースがあります。
速度制限は、10ギガ以上の通信をした翌日18時から2時の間になります。
18時以降に繋がりにくくなったなら、データを使いすぎているのかもしれません。
データ量を確認してみるといいでしょう。
それにルーターが省電力モードに設定されているとつながりづらくなる機種もあり、初期設定に戻してみると解決されたというケースも見られます。
この他にも、利用する端末の性能が低いのが原因で、ルーターと端末を有線接続すると通信が安定し速度が上がるケースがあります。
家でWiMAXが繋がらないときの原因と対処法
WiMAXは簡単に説明すると、携帯電話の3Gと同じ通信方式です。
KDDIがサービスを提供していますが、通話機能がなくインターネット限定の通信という点で従来の3Gと差別化が図られています。
WiMAXの専用機器やこれを内蔵したパソコンなどがあれば、場所を問わずに無制限で高速回線を利用することができます。
WiMAXを利用開始するにあたっての工事も不要です。
ストレスなく動画やオンラインゲームなどを楽しめることができるWiMAXですが、家で利用している時にまれに繋がらないことがあります。
この場合に考えられる原因としては、自分の使用端末周辺の電波が混雑していることや、今自分のいる場所が電波の入りにくい場所にいることなどが考えられます。
急にネットに繋がらなくなると焦ってしまいますが、簡単な対策で繋がることも多いので慌てないようにしましょう。
このような場合の対策としては、WiMAXの端末の設置している場所を変更してみる方法が有効です。
部屋で使っている人は、窓の近くに移動させてみると繋がりやすくなりますよ。
窓の近くなら障害物も少ないですし、窓ガラスは電波を通しやすいんです。
無線LAN中継器を使ってWi-Fi電波を利用する方法でも繋がりやすくできます。
田舎でWiMAXが繋がらないときどうすればいい?
WiMAXのメリットとしては比較的安価に利用できることですが、一方でカバーエリアが制限されます。全国で使える地域が増えたWiMAXとはいえ田舎では繋がらないケースもあります。
繋がらないあときの対策としては、契約前であれば電波の受信エリアであるかどうかを調べること。
少なくともインターネット上で公開されているエリア内であることがWiMAXを利用するさいの大前提です。
一方でエリア内であったとしても建物や周辺の環境によって通信環境が変わってくるため場所によっては繋がらないこともあります。
このため契約するさいにはレンタルなどを使って実際に利用できるかを確かめるのが無難です。
これは契約後に繋がらないといった理由で解約することができないためです。
(8日以内に違約金なしで解約できる初期契約解除制度はあり)
一方でWiMAXはモバイルルーターを使っていろんな場所で利用することができますが、田舎に行った場合に受信エリア外になれば残念ながら利用できません。
電波が届かない限り利用することができないためWiMAXを使う方法はありませんが、事前に無料で使えるWiFiスポットを探しておくと端末で通信を行うことができます。
iPhoneとWiMAXが繋がらないときの原因と対策

iPhoneとWiMAXが繋がらないときにまず試したい対策は再接続です。
Wi-FiやBluetoothによって接続している場合は、iPhoneのホーム画面を下から上にスライドさせると表示されるコントロールセンターのWi-FiやBluetoothのアイコンをタップして一旦オフにしてから数秒待ち、再びアイコンをタップしてオンにすれば再接続が行われます。
それでも繋がらない場合は電波の干渉が考えられるため、接続に使用するプロトコルを変更すれば改善される可能性があります。
最近のWiMAXルーターは2.4GHz帯と5GHz帯のデュアルバンドに対応しており、どちらかに切り替えたり同時利用する事が可能です。
もちろんiPhoneもそれらの周波数帯に対応しているため、例えば2.4GHz帯のSSIDに接続して不具合があるならば5GHz帯のSSIDにログオンし直す事で繋がる可能性があります。
また、ごく稀にアプリがネットワークを占有したままフリーズして他の通信が行えない状態に陥る事があります。
この場合はマルチタスク画面に入って起動しているアプリをすべて閉じたり、iOSを再起動してから上記の対策を実施すれば再接続が行われます。
WiMAX契約して繋がらない場合解約できる?
WiMAXでは電波が入りにくく圏外になってしまって繋がらない場合に、それを理由に解約することは不可能となっています。
契約してからすぐに解約するとなると1年目の解約違約金19000円もの料金が必要になるのでけっこうな出費に。
もしエリアチェックせず契約した場合は完全に自己責任となります。
しかしプロバイダによってはエリアに不満な場合や繋がらない場合や電波が入りにくく通信速度が遅いときなど、料金が不要で解約できるキャンペーンを行っている場合もあります。
万が一WiMAXを契約した後で繋がらない場合に解約できるプロバイダとしてとくとくBB WiMAXとBroadWiMAXの2つのプロバイダがあります。
とくとくBB WiMAXで契約した場合には契約から端末の返送までが20日以内であれば繋がらない場合に無料で解約することが可能です。
(ピンポイントエリア判定で「○」であること)
BroadWiMAXではエリア判定で通信が可能と判断されていたにも関わらず、繋がらない場合やエリアに不満がある場合には解約金なしで他の回線やプロバイダに乗り換えることが可能なキャンペーンを行っています。
(自社運営のほかのインターネット回線サービスへの乗り換え限定)
このような契約した後でも繋がらない場合や電波が入りにくく通信速度が低下する場合など、プロバイダごとに条件や細かい取り決めなどが異なりますが料金が不要で解約が可能なプロバイダもあります。
まとめ
WiMAXの対応エリアや繋がらないときのシチュエーション別対処法を紹介しました。
契約前には必ずレンタルで試して見るようにしましょう。
契約してしまった後でここで紹介した方法を試しても改善されないようなら、8日間以内であれば「初期契約解除制度」が利用できます。
それ以上経過している場合は、解約違約金を払うしかないので事前チェックは確実に!