
初めてノートパソコン用に通信端末を買ったのがたしかUSBスティック(ドングル)タイプだった記憶があります。
かなり小さかったので、ジーパンの前ポケットのとこについてるちっちゃい方のポケット(これなんのためについてるんでしょうね?)にも入るぜ!とかはしゃいでたな~・・・と懐かしい思い出がよみがえってくる個人的にも思い入れの強い端末です。
このUSBドングルタイプの機種は今もけっこうあるんですが、ここではWiMAX2+回線に対応したものに絞ってまとめてみました。
目次
WiMAX2+回線が使えるUSBスティック(ドングル)
価格.comみてみると「UQWiMAXモバイルデータ通信端末」が60機種以上でてきます。
で、この中でUSBドングルタイプのルーターは次のものがありました。
- AtermWM3200U PA-WM3200U(NEC)
- WMX-U01(IO DATA)
- UD03SS(シンセイコーポレーション)
- MW-U2510(シンセイコーポレーション)
- URoad-Stick(シンセイコーポレーション)
- Speed STICK USB U01(ファーウェイ)
- Speed STICK USB U03(ZTE)
けっこうあるように感じるかもしれませんが、上半分はWiMAX1(無印の方)しか対応していません。
2020年3月にサービスが終わったWiMAX(無印)しか対応してない機種はさすがにおすすめできないため、下3つのWiMAX2+回線に対応してるモデルをピックアップして紹介していきます。
Speed STICK USB U01(写真は私物)

見た目はWiMAX端末の中でも一番好きかもしれない。
ツヤありの真っ黒な塗装は指紋がつくのでやっかいですが、下り最大220Mbpsなのでいまでも十分使えます。
ただし、いまこれを契約できるWiMAXプロバイダは見かけません。
よって中古でゲットし、WiMAXのSIMカード(格安SIM業者のものでもいけるはず)をセットすることになるでしょう。
ただモバイルルーターやホームルータータイプの機種みたいにSIMカードスロットはないので、本体をパックリ開けてセットすることになります。
壊さないように!
使い心地に関しては、たまに通信が途切れることも。
モバイルWi-Fiルーター型モデルではそんなことはないので、やはりアンテナサイズの小ささも安定性に影響してるんだなと感じます。
(途切れる原因がアンテナサイズとは限りませんが)
Speed STICK USB U03(法人限定)

U01と似たような見た目ですが、メーカーは「ZTE」さんに代わっています。
ネイビーの本体が非常にカッコいい!
下り最大速度は370Mbpsといまでも十分戦えます。
これ欲しいんですが、現時点では残念ながらauで法人向けにしか発売されていません。
中古をずっと探してるんですが、一度もその姿を見たことはなし。
U01も最初は法人向け端末だったので、これも一般ユーザーが契約できるようになる可能性はあります。
早くそうなってほしいですね。
※2020/12追記 ヤフオクでゲットしました!
どこかで大量ゲットした方がたくさん出品していたため無事ゲットできました。
欲しい方はいますぐメルカリかヤフオクをチェックしてみてください。
10台以上同時に出品していて全く売れてなかったのできっとある・・・はず。
URoad-Stick

2015年1月9日に発売されてて、最大速度は110Mbps。
最新のWiMAX2ルーターに比べるとさすがに低スペックだなと感じます。
でもこのなかでは一番小さいサイズですし、それによる携帯性の高さは魅力的。
ですが、アマゾンには売ってませんでしたし、メルカリにも1000円くらいでしか出品されていませんでした。
いまこれに1000円出すのはちょっとな・・・って感じですね。
そもそも球数も少なく、入手しづらいと思います。
買うなら「U01」をおすすめします。
WiMAX USBドングルの価格はいくらくらい?
まずアマゾンをみてみると、少なくとも私がチェックしたタイミングでは売っていませんでした。
ヤフーショッピングや楽天市場にもなし。
けっこうレアものですね(笑)
で、メルカリを見てみるといくつか見かけました。
- URoad-Stick・・・落札価格900円~
- Speed STICK USB U01・・・落札価格1000円~
- Speed STICK USB U03・・・なし
買うならU01にしておきましょう。
なおU01をWi-Fiルーターとして使えるようにする機器「Triprouter(トリプルーター)」とセットで売られていることが多く、その場合はもっと高くなります。
※全社で取り扱い終了しました
ドングルタイプが契約できるWiMAX2+プロバイダは?
- UQ WiMAX
- Broad WiMAX
- DiS mobile WiMAX2+
- EDION
- KT WiMAX
- ワイヤレスゲート Wi-Fi + WiMAX2+
- YAMADA Air Mobile WiMAX
- 3WiMAX
- hi-ho WiMAX
- カシモWiMAX
など
いまWiMAX業界には30社くらいプロバイダがあるんですが、販売歴を確認できたものだけではこれだけ。
昔は普通に契約できたんですが、さすがに古いモデルなので無理ですね。
※追記
USBタイプのWiMAX機種「Speed USB STICK U01/U03」の詳細を記事にしました。
U01の詳細はこちらの記事で使ってみた感想をまとめてます。
⇒Speed USB STICK U01をレビュー!
U03はこちらで。
⇒Speed USB STICK U03の価格やスペックまとめ
一応ここでも解説!
Speed USB STICKシリーズをレビュー
Speed USB STICK U01
【スペックや特徴】
Speed USB STICK U01は、auが法人向けに提供しているUSBで直接繋げるタイプのWiMAX端末です。
直接USBに差し込むため電源がいらないのがメリットです。
回線を合体させるキャリアアグリゲーション対応で下り最大220Mbpsなので「URoad-Stick」より速度が倍になっています。
パソコンのUSB端子に差し込むとすぐにインターネットにつながるのも一緒。
USBを新規で差し込んだ時には認識に時間かかったりしますが、そういった設定がないので初心者に優しいのも魅力。
回線速度は普通に使用する分には全く困らないくらいの回線速度です。
すごく速いわけではないですがストレスが溜まるほどの遅さでもないので気になる事もなくインターネットを利用することができます。
【価格や買う方法】
Speed USB STICK U01単品での販売はされていません。
管理人はメルカリで出品されているものを購入しました。
Speed USB STICK U03

【スペックや特徴】
Speed USB STICK U03は、2016年に発売されたZTE製のデータ通信端末です。
基本スペックは、まずサイズが約32×95×12.9mm、重量が約41g、インターフェイスはUSB 2.0 High Speedです。
受信速度は、WiMAX 2+のキャリアアグリゲーションでは最大220Mbps、4G LTEのキャリアアグリゲーションでは最大225Mbps、WiMAX 2+と4G LTEのキャリアアグリゲーションを利用すると最大370Mbpsです。
送信速度はWiMAX 2+の場合最大15Mbps、4G LTEの場合最大25Mbpsとなっています。
速度以外の特徴として、2軸回転式のUSBコネクタが挙げられます。
パソコンの横に取り付けた時、上に曲げて横幅を減らし横に回転させて他のUSBポートとの間をあけることができます。
また、LTE国際ローミング(LTE / UMTS)に対応し、海外でも高速データ通信を利用することができるのも魅力的です。
【価格や買う方法】
現状au公式サイトの法人向け契約のみとなっています。
U03の価格は2年契約の料金プランで月月の利用料金が4000円前後となり、お得なプランも用意されています。
契約方法はKDDIの取り扱い店舗またはインターネット上の専用フォームからも契約が可能です。
管理人も探していますがなかなか中古市場にはでてきません。
もし手に入れられるならUSBドングルタイプではWiMAX最強機種なのでおすすめですね。
USBドングル機種を使うメリットは?

WiMAXルーターの接続方法で一般的なのはWi-Fi接続ですがケーブルでつなげる機種もあります。
その接続方法でよく用いられるLANケーブルの接続口は、タブレットなどの情報端末にはあまり搭載されてません。
しかしUSB接続の端子を搭載している機種は珍しくないです。
無線より安全
WiMAXルーターとUSBで接続して通信を可能にすることにより、無線と比べてセキュリティを向上させられます。
無線通信はケーブルの通信と比べて、悪意のある第三者にデータを盗まれる可能性が高いです。
そのためプライベートはもちろんですが、ビジネスでは無線のリスクを減らすにこしたことはありません。
もちろん情報端末とUSBで接続したところで完全に安全になるわけではないです。
しかし僅かにでもセキュリティが向上するのは好ましいことです。
無線より安定感がある
さらに、通信が安定しやすくなることも期待できます。
Wi-Fi接続している場合はさまざまな要因によって途切れる可能性があるんですが、これならその心配はありません。
端末が壊れていない限り。
WiMAXから先の通信が良好であっても、情報端末との通信が不安定だと意味がありませんからね。
まず情報端末との安定した通信を確立することが何より大切です。
LAN端子がない端末でも使える
あまりそんな端末はないと思いますが、LAN端子がなくてもUSB端子さえあるなら繋がられます。
いまどきのデスクトップやノートパソコンは必ずUSB端子がついてますし、差し込むだけでお手軽にネット環境が整います。
バッテリー残量を気にしなくていい
ドングル端末側にはバッテリーが搭載されていません。
完全にセットした端末側に依存するので、本体のバッテリー残量は気にしなくてよくなります。
まぁパソコンなどのバッテリーを使うのでそっちは気にしなきゃいけませんけどね。
まとめ
WiMAXでもめずらしいスティック(ドングル)タイプの端末に注目して紹介しました。
サイズの小ささに比例してスペックも低めですが、携帯性の高さ、バッテリーを気にせず使える気楽さなどはメリットです。
いまから手に入れるなら「U01」がおすすめ。
ノートパソコン専用ドングルとして1つ持っておくと便利です。