
いまやインターネットはなくてはならない当たり前のものになりました。
時代は令和になりましたが、平成で一番インパクトが有ったのはインターネットの普及だったのでは?と思います。
そんなインターネット環境をワイヤレス回線で提供してくれるWiMAX(ワイマックス)。
運営会社「UQコミュニケーションズ」の発表では、契約者数が3000万件を突破しています。
(UQモバイルユーザーも含みますが2500万件以上はあるでしょう)
単純計算で、日本国民の5人に1人がWiMAXユーザーってことになりますね。
ただスマホなどで使われている4G LTE回線の電波に比べると、高い周波数帯を使っているWiMAX電波は障害物に弱いという弱点も。
せっかく期待したのにいざ使ってみたら繋がらない、安定しないなどガッカリしてしまう人も一定数いるのが事実です。
となると解約することになるわけですが、「解約したのにまだ請求が?!」なんてトラブルに発展してしまう人もいるようです。
そこでWiMAXを解約したのに請求がきたときチェックしたいポイントをまとめました。
目次
解約したのに請求が?!
WiMAX解約時に知っておきたいポイント
注意したいポイントは3つ
WiMAXを契約していて解約をした後に請求が来ることがあれば、疑うべきポイントは
- 解約が正常に行われていない(契約プロバイダのミスなど)
- その月までの分の請求が来ている
- 何らかしらの残金が残っている
の3つが考えられます。
1.解約が正常に行われていない(契約プロバイダのミスなど)
1の場合は、直接契約しているWiMAXのプロバイダ(回線業者)へ連絡をして解約が正常にされているか?を確かめましょう。
とくに解約後も回線が使える状態なら、少しでも早く対応してもらいましょう。
WiMAX業者(プロバイダと呼ばれる)では、日割り計算を採用しているところも多いので、ムダに出費を増やさないようにしたいですね。
いつまでも請求が続き、実は回線が停止さていなかった、なんてこともあるようなので、今すぐプロバイダへ電話して早急に対応してもらう必要があります。
2.その月までの分の請求が来ている
2の場合は、WiMAXを使った分の料金はきちんと支払いましょう。
単にユーザー側の勘違いなので仕方ないですね。
WiMAXプロバイダは当月締め→翌月払いが一般的なので、解約した月では完全に終わりません。
3.何らかしらの残金が残っている
3の場合は、これまでの残債を確認して、機種代の残金が残っていないかを確認しましょう。
WiMAXプロバイダによって端末0円販売しているところだとよくあるパターンで、実際は分割払い契約になっていてその分を毎月割引することで実質0円にしてることもあります。
もし残っていないなら、契約解除が正常に行われていない可能性があるので確認しましょう。
対策としては、ありきたりですが事前にしっかり解約方法を確認しておくことですね。
またインターネット、電話などで契約解除することができますが使えなくなったかどうか?もきちんと確かめるようにしましょう。
使えている状態だと料金が発生しますし、後ほど通信業者といざこざが起きた場合に何で使っていたのですか?となったら説明ができない恐れもあります。
ほか料金が未払となっているなら、すべての料金を払い終える必要があります。
他にもよくある思わぬ請求をピックアップ

国民生活センターや消費者庁などへの問い合わせ件数はかなり多いようですが、昔に比べればインターネット回線契約でのトラブルは減ってきている印象です。
消費者をだますような不当な広告や契約方法にメスが入れられていることも大きいですね。
ただWiMAXやスマホ・固定回線などインターネットが関わる通信契約では、利用規約をちゃんと読まないことによるトラブルも多く発生しているようです。
手軽な反面、適当に契約してしまうユーザーさんも多いです。
利用規約なんて文字も小さいですし、とくにお年寄りが契約するとなるときちんと読む人なんてほとんどいないのではないでしょうか。
WiMAXでは、毎月の基本料金以外にもいろいろな料金が発生、または発生する可能性があるので気をつけてください。
WiMAXのハイスピードプラスエリアモード利用による料金請求
WiMAXでは機種によってWiMAX回線とau回線に対応していますが、3年縛りプラン以外を契約している状態でau回線を利用(ハイスピードプラスエリアモード)すると有料(月1005円)になります。
これを知らずに快適だからと気楽に切り替えて使っていると余分に請求されている!と勘違いしてしまいます。
※追記
2019/10~、UQWiMAXや電気屋がやっているWiMAXプロバイダでは2年プランが主流になっています。
それら業者で契約している人はとくにハイスピードプラスエリアモードの扱いに気を付けましょう。
初期契約解除制度を使っても発生する費用あり
クーリングオフ制度の回線契約版とも言える「初期契約解除制度」を使うと、解約違約金なしで契約解除できます。
ただし初期費用3000円などの費用まではなくなりません。
プロバイダにより特殊な違約金が設定されていることもあり
ほとんどのWiMAXプロバイダでは、契約1年未満の解約で19000円、2年未満なら14000円、3年目以降は9500円という違約金が発生します。
そしてこれを覚悟の上で解約したとしても、プロバイダによっては別の違約金を設定しているところもあるんです。
たとえばBroadWiMAXというプロバイダでは、通常違約金のほか、割引額の多い特別プラン契約時の場合だけ9500円別途違約金が発生します。
SIMカードの返却忘れ
契約したWiMAXプロバイダによりますが、解約後SIMカードと機種本体を指定期限まで返却しなかった場合、契約続行となり料金を請求される恐れがあります。
解約すればなにかしら案内があるはず。
きちんと確認して見落としのないように手続きを済ませましょう。
解約申込み後の注意点

機種を売るときのポイント
解約後機種を売る人もいると思いますが、きちんと通信できなくなってから機種を手放すようにしましょう。
もしすぐ機種を手放してしまうと、本当に契約が解除されているのかどうなのか判別がつかなくなります。
年に何機種が発売されるため、少しでも早く売りに出したほうが高値が付きやすいのは事実ですが、通信が切れるまでは待ったほうがいいですね。
WiMAX端末にもスマートフォンと同じように、通話できないデータ専用の電話番号が一台一台のSIMに割り当てられています。
そのSIMが入った端末で通信可能なら解除できてない可能性が高いです。
通信状況の確認方法
通信できなくなったことを確認するには、本体が正しく圏外になっているかどうかチェックしましょう。
モバイルタイプであれば「圏外」表示が出ます。
ホームルータータイプであれば、ランプと管理画面から確かめられます。
これらを確認して圏外になっていれば契約解除されていると言えるでしょう。
それで料金請求されたなら、すぐに契約しているWiMAXプロバイダに連絡してください。
すぐにサポートセンターへ問い合わせる
契約しているWiMAXプロバイダのサポートへすぐ電話しましょう。
プロバイダによっては公式ページにてチャット形式のやりとりができるサービスを提供しているところも増えてきているので活用しましょう。
主なプロバイダの問い合わせ先はこちらの記事でまとめています↓
関連記事⇒WiMAXプロバイダの問い合わせ先一覧
よくわからない請求がきたらやりたいことまとめ
- トライアル期間中であれば、期日までに機器を返却しているかどうかを確認
- 本体が間違いなく通信できなくなっていること、圏外になっていることを確認
- プロバイダのWEBサイトから確認してみる
- 電話して正しく契約解除処理されているか照会してもらう
- 機種や契約上の残金があるかないか、機器の返送が必要か確認する
- これまで使った分の滞納がないか確認
- 違約金があるか確認
SIMカードは通常返却する必要はなく契約者がしっかりと処分するようにしましょう。
違約金は発生してしまうこともありますが、必ず払う必要があると認識しておきましょう。
「利用規約・重要事項説明を読んでおくこと」
WEB申し込みでは申込みボタンの手前で必ず同意を求められる重要事項説明について。
UQWiMAXの重要事項説明に関する同意欄

これさえ読んでおけばトラブルは避けられるはずですが、たぶん99%に人は読まないのでは?
私も読んだことありません(汗)
WiMAX申し込み時、店頭で小さな字で数ページある規約なんて読んでられませんし、WEB申込時は「利用規約を承諾する」にチェックだけして読まずに申し込んでいることでしょう。
私も一度あるプロバイダへ「この料金おかしくないですか?」と問い合わせたら「利用規格読まれましたよね?」といわれて返答できなくなりました(笑)。
読んでないけど承諾するにチェックして申し込んでるのでぐうの音も出ず・・・。
というわけで、規約を全部読む必要はないので、契約の解除に関する項目だけはきっちり読んでおきましょう。
ページ半分もないはずなので、それくらいならサクッと読めると思いますよ。
まとめ
WiMAXを解約した後に請求がきた場合の原因と対処法を紹介しました。
3つのパターンがあるため、状況にあった項目を参考に対応してください。
また、契約時は面倒くさがらずきちんと規約を確認するようにしたいですね。