
2016年12月2日に発売されてからネット上でも購入した人たちのレビューが増えているWiMAX2+端末「Speed Wi-Fi NEXT WX03」。
私もこれを契約しています。
参考記事
⇒「WX03」を申し込みました!
少し前に発売された「W03」より新しいんだからこっちのほうがいいのは当然でしょ?と思う人もいるかもしれませんね。
でも決定的に違う部分があるので、それについて触れつつ2機種のメリットを比較しどちらがいいの~解説していきます。
WX03とW03を比較してみた
まずはスペックの比較から。
スペック比較
WX03 | W03 | |
---|---|---|
メーカー | NECプラットフォーム | ファーウェイ |
本体カラー | ディープブルー ホワイトゴールド | オレンジ ホワイト |
発売日 | 2016/12/2 | 2016/6/4 |
サイズ | 幅 99mm 高さ 62mm 厚さ 13.2mm | 幅 120mm 高さ 62mm 厚さ 11.4mm |
重さ | 約110g | 約127g |
対応回線 | WiMAX2+ | WiMAX2+ au 4G LTE |
下り最大速度 | 440Mbps | 370Mbps |
上り最大速度 | 30Mbps | 25Mbps |
バッテリー容量 | 2890mAh | 3000mAh |
使える時間 WiMAX2+回線 (Wi-Fi接続) | ハイパフォーマンス 約440分 ノーマル 約600分 エコモード 約740分 | ハイパフォーマンス 約570分 ノーマル 約610分 バッテリーセーブ 約730分 |
使える時間 au 4G LTE回線 (Wi-Fi接続) | なし | ハイパフォーマンス 約350分 ノーマル 約430分 バッテリーセーブ 約680分 |
使える時間 WiMAX2+ (Bluetooth接続) | ハイパフォーマンス 約580分 ノーマル 約900分 エコモード 約990分 | なし |
連続待受時間 | 約1100時間 | 約1040時間 |
速度や持ち時間などモバイルWi-Fiルーターで大事な部分はWX03が上回っています。
「WX03」のほうが新しい端末だからと言って、すべてに優れてるわけじゃないんですよね。
それぞれ相手にはない特徴があります。
そこでまずは個々の特徴をみていきましょう。
WX03の特徴&こちらを選ぶメリットは?

最大速度はこちらが上
「WX03」で一番プッシュされてるのが下り最大440Mbpsという速度。
「W03」より70Mbps高速です。
よほど田舎じゃなければ対応エリアに入ってると思います。
私の住んでいるような地方都市でも問題ありません。
ただしあくまで理論値なので、あまり気にしないほうがいい部分です。
UQ WiMAXが運営管理するWiMAX電波を送受信している基地局が目の前にあるなら400Mbps超えも期待できるんですけどね。
バッテリー関連もやや有利
スマホと連携させると、バッテリーが少なくなったら通知してくれる機能もあり。
カバンに入れっぱなしで使う人にはありがたい機能だと思います。
なおWi-Fi接続時のバッテリー持ちは「W03」に多少劣ってますが、Bluetooth接続にすればこちらが上です。
ちなみにWi-Fiは遠くまで電波が届き、Bluetoothは近距離用です。
あまりWiMAX端末から距離を置いて使う人もいないと思いますし、普段はBluetooth接続がいいですね。
最大の特徴は専用クレードルにあり
「WX03」最大のメリットはクレードルにあります。
これの専用クレードルには拡張アンテナがついてて、WiMAX電波の受信性能が上がります。
受信性能が上がるってことは、それだけ安定性があがるわけですし、安定性が上がれば通信速度もあがります。
クレードルを外出時持ち歩くことってあまりないと思いますけど、自宅で使うのがメインなら「WX03」+クレードルセットの方が安定して使えるでしょう。
コンセントのあるカフェで使うならクレードルを持ち歩くのもありかもしれませんね。
W03の特徴&こちらを選ぶメリットは?

au 4G LTE回線が使える
au 4G LTE回線に対応しているのが一番のポイント。
通常この回線で一回でもネット接続すると約1005円余分に料金かかってしまうんですが、2016年11月からau携帯を契約してると無料で使えるようになりました。
(契約プランによる)
これになってからこの端末の売上も上がってます。
au 4G LTE回線はWiMAX2+回線より対応エリアも広く繋がりやすいので、au契約者は断然こちらがおすすめです。
Wi-Fi接続時のバッテリー持ちはこちらが上
また「WX03」と比較して、Wi-Fi接続でWiMAX2+回線利用時のバッテリーの持ちが約130分長いのもメリット。
メインはこの回線を使うことになると思うので、外で使うのがメインならこちらが有利です。
au 4G LTE回線併用モードには大きな落とし穴も・・・
ネックなのは使い放題なギガ放題プラン選んでも、au 4G LTE回線を使うモード(ハイスピードプラスエリア)で月7GB超えると速度制限されてしまうんですよね。
通常モード(ハイスピードモード)側まで制限されるんです。
これではギガ放題プランを契約した意味がない(汗)
たしかにau 4G LTE回線は快適ですけど、WiMAX最大のメリットはデータ使い放題プランがあることだと思います。
となると管理人的には「WX03」がおすすめです。
どっちがいい?
これまでの解説で答えは出ていますが、改めてまとめておきます。
WX03がおすすめの人
- いままでアンテナの経つ本数が少なかった人
- 自宅メインで使う人
- 国産メーカーがいい人
NECプラットフォームズ製のWX03。
国産メーカー信仰は薄れてきているとはいえ、まだ日本製に安心感を感じる人はいるはず。
そういった人はこちらですね。
また専用クレードルをベット購入できる人はこちらが安定性も速度も上がる可能性大です。
W03がおすすめの人
- WiMAX回線だけでは不安定な人
- 月7GBまでで十分な人
W03はau回線にも対応。
WiMAX回線の通信環境がイマイチならこちらがいいです。
ただしau回線を使うモードは月7GBオーバーで速度制限されるので要注意です。
まとめ
WiMAXルーター2機種、WX03とW03をさまざまな面から比較してみました。
それぞれ得意とするポイントはありますが、総合的に見て「WX03」がおすすめと判断しました。
このモデルを買う人は、ぜひ専用クレードルも購入しておきましょう。
快適性がアップしますよ。