WiMAXモバイルルーター「WXシリーズ」の最新モデル「Speed Wi-Fi NEXT WX06」

が登場しました!
このシリーズはいつも年末に新型が発売されているのに、今回はかなり時期がずれ込んでます。
もう発売されないのかと思いました(汗)
きっと遅れた分、魅力的な機能が盛り込まれているはず。
個人的にずっと愛用してきたシリーズなので今回も期待に応えてくれるでしょう!
で、さっそく機種変更で申し込もうとしたら、まだ端末ラインナップに選択肢はなし。
発売日の1月30日(木)まではできなさそうです。
ってなわけで、ようやく登場した「WX06」の新機能やスペック、他機種との比較もしつつ「買い!」と言える理由を徹底解説していきます!
目次
WiMAX WX06が買いと言える理由
まずはデザインからチェック!
ちょっとスタイリッシュになったWX06
前面デザイン

背面デザイン

ちょっとだけスタイリッシュな感じに。
ちなみに旧モデルWX05のデザイン↓


WX06はロゴがなくなってスッキリしました。
なんとなくWX06の方が小さく見えるかもしれませんが、スペック表の数値をみると完全に同じサイズです。
つづいてWX06で進化したポイントを見ていきます↓
WX06の強みはこの4つ!
- WiMAXハイパワー機能搭載
- クレードル利用でWX06本体だけより約60%も受信力アップ
- 2.4GHzと5GHzが同時利用可能に
- 2.4GHzと5GHzで快適な方に自動で切換え
- データ通信量の視認性アップ
それぞれの詳しく解説していきます。
1.WiMAXハイパワー機能搭載

前のモデル「WX05」から引き続き搭載された「WiMAXハイパワー」機能。
これは電波出力をブーストしてくれる機能です。
電波が強くなる=遠くまで届く&繋がりやすくなる可能性アップってことです。
また、繋がりやすくなるってことは電波の送信エラーが減る=通信速度アップも見込めるわけです。
いままでこの機能を搭載していない他のモデルを使っていてWi-Fi環境が不安定だった人は買い換える価値ありと言えるでしょう。
2.クレードル利用でWX06本体だけより約60%も受信力アップ
①のWiMAXハイパワーで送信力アップしただけでは効果は半減。
通信環境を良くするためには電波受信力も大事な要素です。
WX06では専用クレードル(充電やLANケーブルを接続できる台座)に4本のアンテナを搭載。
セットで使うことで電波が弱い場所での受信力が約60%アップ!(公式の実験環境によるデータ)
さすがに「6割アップ」は良い数値を出すために多少配慮してるんじゃないかと勝手に疑ってますが、受信アンテナが4本に増えてるんだから受信力が上がることは間違いないでしょう。
無線タイプのネット回線サービスであるWiMAXでは、光回線など固定回線サービスより安定性がネックになります。
でもWX06の強みである①と②が揃えば通信環境の安定性アップを期待できます。
3.2.4GHzと5GHzが同時利用可能に
WiMAX”モバイル”ルーターで初となる機能がこれ。
そもそも2.4GHzと5GHzってなんやねん?って人もいると思うのでサクッと解説しておくと、Wi-Fi電波の周波数のことです。
Wi-Fiってなんやねん?ってところからの人は、ここでは説明しきれないのでグーグルさんに聞いてみてください(汗)
で、WiMAX2+端末はすべて「2.4GHz」と「5GHz」のWi-Fi電波に対応しています。
ただ2つ同時に使うことはできませんでした。
それがWX06では可能になったわけです。
メリットですが、WX06にスマホやタブレット・パソコンなど同時に複数台つなげるとき、接続する側の端末を使い場所によって2.4GHzのほうが速いかったり5GHzが速い場合もあります。
(たいてい5GHzのほうが速くなりますが)
Wi-Fiは同じ周波数で電波を発している機器があると、干渉しあって通信が失敗してしまうこともあるんです。
また電波法の都合で5GHzの電波は外で使えないことになっているため、リビングとベランダなど室内外で同時にWX06を使うときも役立ちます。
あまりそんなシチュエーションはないと思いますが、同時に使えるメリットは少なからずあるわけです。
4.2.4GHzと5GHzで快適な方に自動で切換え
③の2.4GHzと5GHzが同時に使えるようになったことで、WX06のソフトウェア上で臨機応変に2つを切り替えられる「バンドステアリング機」が搭載されました。
片方しか使えないと切り替えられませんからね。
で、設定でこの機能をオンにしておけば、2.4GHzと5GHzで快適に使えるほうを自動切換えしてくれます。
多少バッテリー消耗は増えそうですけど、使わない理由が思い浮かばない魅力的な機能です。
5.データ通信量の視認性アップ

過去モデルはすべて数字でしかデータ通信量がわかりませんでした。
が、WX06ではグラフでも表示され、パッと見でどれくらい使っているかわかります。
上の画像なら3日10GB制限のほうが4割弱、月間7GBのほうは3割弱ですね。
WX06のスペック(WX05と比較)
端末名 | WX06 | WX05 |
---|---|---|
製造元 | NECプラットフォームズ株式会社 | 左と同じ |
通信方式 | WiMAX 2+、4G LTE | 左と同じ |
最大通信速度ハイスピードモード | 下り最大440Mbps/上り最大30Mbps | 左と同じ |
最大通信速度ハイスピードプラスエリアモード | 下り最大440Mbps/上り最大75Mbps | 左と同じ |
Wi-Fi規格 | IEEE802.11ac/11n/11a(5GHz帯)、11n/11g/11b(2.4GHz帯) | 左と同じ |
サイズ | 幅 111mm 高 62mm 厚 13.3mm | 左と同じ |
重さ | 約127g | 約128g |
ディスプレイ | カラーLCD | 2.4インチ カラーLCD |
バッテリ-容量 | 3200mAh | 左と同じ |
充電時間 | 約160分(別売のTypeC共通ACアダプタ01U使用時) | 左と同じ |
本体カラー | ライムグリーン クラウドホワイト | ソニックレッド ピュアホワイト |
最大同時接続数 | Wi-Fi 16台 USB 1台 Bluetoothも対応 (台数表記なし) | Wi-Fi 10台 USB 1台 Bluetooth 3台 |
連続通信時間 ハイスピードモード | NORMAL(バランス) 約690分 | 左と同じ |
HI-P(速度優先) 約500分 | 約490分 | |
ECO(電池優先) 約840分 | 左と同じ | |
連続通信時間 ハイスピード プラスエリアモード | NORMAL(バランス) 約630分 | 左と同じ |
HI-P(速度優先) 約490分 | 約480分 | |
ECO(電池優先) 約800分 | 左と同じ | |
連続待受時間(静止時) | 休止状態 約700時間 ウェイティング時 約45時間 | 休止状態 約700時間 ウェイティング時 約50時間 |
インターフェイス | USB2.0 TypeC×1 | 左と同じ |
Bluetooth | Ver4.0 | 左と同じ |
SIMサイズ | nanoSIM | 左と同じ |
同梱物 | USB2.0 TypeC-A変換ケーブル | 左と同じ |
色の違い、若干軽くなったこと以外にも細かな差があります。
WX05より良くなった部分
同じバッテリー容量ですが、HI-P(ハイパフォーマンスモード/速度優先)のバッテリー持ちが10分だけ向上しました。
なぜかウェイティング時の持ち時間が5時間減ってますが(汗)
また同時接続台数が6台増え、かなりゆとりができました。
ここは微妙かも?旧モデルWX05と比較して残念なポイント
ここまで良い部分ばかり紹介してきましたが、最新モデルだからってすべてパワーアップしているわけではありません。
旧モデルWX05と比較して残念なところもあります。
最大速度は旧モデルから進化なし
1個前のモデル「WX05」が最大440Mbpsだったんですが、WX06もそのまま据え置きでした。
ライバルメーカー「ファーウェイ」のWシリーズがWiMAX2+回線とau 4G LTE回線を合体させて最大1Gbpsを超えているのに比べるとかなり劣っているように見えてしまいます。
さすがにWX06では対応してくれるんじゃ?と期待していただけに残念です。
ディスプレイサイズが小さくなった
具体的な画面サイズは公式サイトに書かれていませんでしたが、本体画像を見るとあきらかにディスプレイサイズが小さくなっています。
画面内で設定など操作することになるので、多少視認性・操作性が下がっているかもしれません。
WX06のWiMAXハイパワーはWi-Fi限定?
WX05のWiMAXハイパワー機能は
- WiMAX基地局⇔WX06
- WX06⇔スマホ/タブレット/パソコンなど
の2つの電波に対して出力を強化してくれるものでした。
ただですね、WX06のWiMAXハイパワーは②だけのようです。
商品ページの解説でも基地局⇔端末間の電波については触れておらず、Wi-Fi環境だけにとどまっています。
(WX05のページは触れている)
そこでUQの端末サポートに問い合わせてみた結果、「Wi-Fi電波の出力を上げるだけ」と言ってました。
残念ながら基地局に向けた電波出力アップ機能はなさそうです。
ただ、その分専用クレードルの受信力を上げているので、電波受信はスムーズに。
ネット環境はダウンロード速度こそ大事なので、この点はプラマイゼロと言えるでしょう。
WX06を買うならどこがいい?
扱っているプロバイダはこれだけ↓
- GMOとくとくBB
- BroadWiMAX
- UQ WiMAX
- BIGLOBE
- カシモWiMAX
- KT WiMAX
- BIC WiMAX
- ワイヤレスゲート
- Smafi WiMAX
- So-net
- Tikiモバイル
など
今後多くのWiMAXプロバイダで扱われると思いますが、料金の安さなら業界トップのキャッシュバックキャンペーンを展開している「GMOとくとくBB」です。
高額キャッシュバック+クレードル無料で、2位以下のプロバイダに大きな差をつけています。
専用クレードルをセット購入すると他社より少し安く買えるのも魅力です。
対応エリア・キャッシュバック額をチェック!
⇒GMOとくとくBB WiMAX公式
※上のリンク経由で申し込むと通常ページよりキャッシュバック1000円アップ!
WX06中古価格情報
2019年10月よりSIMカード単体での契約もできるようになりました。
よって新品を定価で買うより中古を狙って言ったほうがコストを抑えられます。
ただWX06のような新しいモデルはすぐ市場にはでてきません。
・・・と思ったら、2日後にメルカリに出品されていました(汗)
出品価格は12000円だったため、定価の15000円より3000円安いですね。
今後球数は増えていくと思いますが、しばらくは1万円少々が相場になりそうです。
なお、W06をWX06と偽って高値で出品している例も見かけたので間違えないよう気を付けてください。
まとめ
NECプラットフォームズの最新WiMAXモバイルルーター「Speed Wi-Fi NEXT WX06」についてまとめました。
速度面で驚くほどの進化はありませんでしたが、安定性を高めたモデルになっています。
WiMAXのような無線回線の弱点でもある安定性に強みがあるモデルなので、アンテナを搭載したクレードル(別売)とのセット購入がいいですね。